大地丙太郎監督の「カンフーくん」の話と漫画原作の映画の難しさについて
- kanata0954
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そんなわけで、試写を観たあと俺の脳裏には「ああ、俺が監督やりたかった。名乗り出れば良かった」だった。 確かにその時はそう思った。 でも! 実はここからが今の考察になるのね。 あの時、俺が監督をやらせてもらっていたら、もっとクソな映画になった可能性は高いのだ?
2015-09-05 00:13:45それは昨今、舞台「こどものおもちゃ」をやったことで見出せて来たことなんだ。 ぶたこちゃはいろんな経緯で実現出来た。アニメを監督した俺が舞台を演出するというコトが出来たのだ。 そして、大地の耳に入ってくる評判からは成功したのではないかと思っているのですね。
2015-09-05 00:17:15原作の漫画の再現がだいぶ出来たのではないかと思っているのです。 こちらの話はまた別に考察もあって、再現度に拘ったりしたわけでもなかったのだけど、なんか上手く行った。 一番大きいのは演出協力にBQMAPの奥村直義さんがいてくれたコトだと思う。 直義さんが95%仕切ってくれた。
2015-09-05 00:21:19その上で、俺が「こどちゃ」はこうなんだよねと、少しだけ味付けをした形だった訳です。 そして、舞台という空間。これがまた再現をするのに適してる条件なのかもしれないと思うのです。 舞台というのはたくさんの想像をお客さんにしてもらう空間なんだと思う。 玲くんのドアギャグもそうだし。
2015-09-05 00:24:14同じステージが羽山家になったり倉田家になったりする。 でも、映画は? もしかしてそれが難しい媒体なのではないかな?ドラマも同じく。 漫画原作が(このさいアニメの話はこっちに置いといて)舞台化で成功した例はあるけど、映画ではなにがある? なにがある?
2015-09-05 00:28:20いやあるよという人もいるとは思うけど、俺は思いつかない。 あ「るろうに」の1本目と「アフロ田中」は面白かったな。 原作再現が出来てたのかはちょっとわからないけど。 映画って、実写って、いろんな現実的なものがたくさん写っちゃうじゃない。 「こどちゃ」の教室の荒れシーンを…
2015-09-05 00:31:52映画でやったらどんな感じになる? 想像するとヤケに生々しい絵しか浮かばないの。 つまり、それほど漫画の実写化というのは難しいのではないかとおもうのですよ。 いや、方法は絶対あるとは思うけど。
2015-09-05 00:33:54「カンフーくん」で、大地が書いた脚本は「マンガ」だったんです。 「カンフーくん」は「マンガ」の実写化だったんです。 そこんところの認識が、なかったか、あるいはわかっていたけどやりようがわからなかったか、どっちかなんだと思うのです。
2015-09-05 00:35:56大地が「カンフーくん」を自分で演出してもアレと同じか、もっとクソになったのではないかと思うのは、自分で作ってみた「め江戸かふぇ」で思い知ったのです。 それなりの評価もいただいてはいるけど、アレは思った通りに出来てない仕事でした。悔しくて仕方がない。
2015-09-05 00:38:38だから大地も「カンフーくん」の監督に対して「クソ」なんて絶対に言えないの。 とっても難しいことをやろうとしてくれていて、時間のなさとかいろんな条件でああなってしまった。 なんか書いてた悔しくなって来た。 もう一度最初の言葉に戻りたい。
2015-09-05 00:40:42もう一度最初の言葉に戻りたい。 プロデューサーが「今の映画に風穴をあけたい」と言ってくれた言葉を。 でもそうならなかった。 そうならなかった。 悔しいね。 プロデューサーのこの言葉は本気だったと思ってるもん。
2015-09-05 00:42:37話はそろそろ終わりです。 たまたま「カンフーくん」のことを思い出すことになってしまったけど、なんかコレが糧になればいいなと思う。 黒ホッピー二杯目になってしまった。 そして0時45ふんになってしまった。 帰らねば。
2015-09-05 00:46:14あ、ひとつ付け足し。 あの小学生の潜入捜査官の設定は元々アニメでやりたくて企画してたモノを入れ込んだの。 いつかちゃんとそっちが主の話でアニメでやりたいなあ〜。
2015-09-05 01:21:32