【CW】100万SPの男(4)
@cw_now ──ブルガンディア滅亡の背景には、鬼神の如き働きを見せた傭兵の力があるという。その一節から、ヴァイデンブルクとエーヴェンシュタットの戦いを思い出す。 pic.twitter.com/6tYKMYLvtA
2015-10-25 18:27:18@cw_now 読み進めながら、オレはまるで自分がその戦場に傭兵として参じ、ブルガンディアと戦っているような錯覚を覚えていた。 pic.twitter.com/nbP2pcpfZT
2015-10-25 18:27:57@cw_now 最早勝敗は決したと思える状況でもなお、書物の中の傭兵はブルガンディアを脅威と見ていたようであったし──事実、亡びゆく国の兵士たちはずっと目に光を宿していた。彼らには、抗するための術があった。 pic.twitter.com/0orkZ91yOR
2015-10-25 18:38:10@cw_now ブルガンディア聖八騎士と呼ばれる精鋭中の精鋭。近隣諸国に無敵を謳われ恐れられた八人の武神に、果たして傭兵はたったひとりで挑んだという。 pic.twitter.com/YTPN0xSukJ
2015-10-25 18:39:32@cw_now 傭兵と聖八騎士の戦いがどのような結末を迎えたかは定かではない。傭兵の名は伝わっていないし、この戦い以降いかなる史書にも聖八騎士の名は存在しないからだ。かくして、ブルガンディアは亡んだ。 pic.twitter.com/jQj6RHdePg
2015-10-25 18:47:13@cw_now 気がつけば、読み終わったはずの本はどのページも真っ白で読み返すことができず──オレの目の前には、怨念渦巻く瘴気を湛えた靄が現れていた。 (呼ばれている) 直感的にそう思う。オレは靄に導かれるように手を伸ばした。 pic.twitter.com/kkzsQPduFb
2015-10-25 18:53:22@cw_now 次の瞬間、オレは「その地」に立っていた。鉄風雷火の渦巻く戦場、350年の時を経た怨念によって造られた、聖八騎士最後の戦場へ。 (かの傭兵、無銘の英雄の追体験をしろ、ってことか) 掌に汗が浮かぶ。 pic.twitter.com/1AZ3nPA8V5
2015-10-25 18:55:15@cw_now 八騎士は壮絶なまでの憎悪と殺意をオレに向ける。人違いだ、ということはできないだろう。なぜならオレは導かれ、進むことを選んだからだ。怨念を受け止めることを選択したのは自分だからだ。 pic.twitter.com/FSVtiil1ul
2015-10-25 18:56:37@cw_now 「終われるはずがない」と、聖八騎士の長が言う。終われなかったのだろう。だからこそ。 「終わらせに来たんだ」 そう言って剣を抜くオレを見て、八騎士は鴇の声を挙げた。 pic.twitter.com/xt16b97Wxd
2015-10-25 18:58:50@cw_now かつてのブルガンディア滅亡を再現する戦いは終わった。350年間の恩讐もまた、戦いの炎の中に投げ込まれて燃え尽きたのである。 所持金:8842SP(報酬なし、アイテム:アロンダイト取得) pic.twitter.com/2vjtTAzrkU
2015-10-25 19:59:42目標金額まで残り40000SP。
果たしてあといくつの冒険で達成するのか?
さあラストスパートだ!
====⇒『100万SPの男(5)』につづく。