『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブルfeatスカル MOVIE大戦CORE』

の感想と東映に関する考察。
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伊賀電 @herobridge

映画「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)」を見てきた。タイトルだけでもお腹いっぱいでキワもの感満載だが、登場週は興業1位だ。日本人の幼稚化を憂える人もいるだろう。こんなお祭り映画ごときが。しかし、…続く。

2010-12-29 14:39:39
伊賀電 @herobridge

これは凄まじい映画だ。つくづく東映という会社はおそろしい。この映画は紛れもなくファミリーピクチャーだ。現に劇場にいた子どもたちは興奮気味に感想を口にしていた。ストーリーは二本立てで新旧2番組の仮面ライダーの活躍をそれぞれ描き、さらにその2作品が交錯した3つ目のストーリーがつづく。

2010-12-29 14:46:42
伊賀電 @herobridge

こんなものが映画になるのか?というほどのイベントだらけで子どもは当然大喜びする。しかし、すごいのはその点ではない。その中で、役者たちは事も無げに大人な芝居をしている。それは全く子どもに媚びる芝居ではない。脚本も演出も見事なまでに練り上げられている。どこからどう見ても「映画」だ

2010-12-29 14:51:16
伊賀電 @herobridge

こんな事が成立している映画を僕は今まで見た事がない。このレベルの高さは尋常ではない。そしてこれは紛れもなく仮面ライダーがこの10年絶えず行ってきたイノベーションの結果なのだ。この10年、仮面ライダーは常に挑戦し続けてきた。そしてそれが単発に終わらず、その成果を蓄積してきた。

2010-12-29 14:55:54
伊賀電 @herobridge

今回の映画はその結晶だ。これは一個人が到達できる境地ではない。もちろん、白倉プロデューサーの戦略があったことは間違いないが、彼も含めて、様々な人材がそれぞれやりたい事を存分にやれている環境。これが東映のおそろしさだ。

2010-12-29 15:00:14
伊賀電 @herobridge

今回の映画は昨年のスタイルの踏襲である。普通であれば二匹目のドジョウ、陳腐化して当然である。しかし、昨年より明らかにレベルが上がっている。これは、かなり早い段階から相当先を見て作っているからだろう。正直、仮面ライダーディケイドで全ライダーを共演させたとき東映もここまでかと思った。

2010-12-29 15:03:55
伊賀電 @herobridge

しかし、彼らはもっとずっと先を見ていたという事だ。仮面ライダーは今後10年も革新を続けるだろう。次は世界進出にちがいない。すでにアメリカでは「KAMEN RIDER」というタイトルで放映している。もう「MASKED RIDER」ではないのだ。このムーブメントの行く先を見届けたい。

2010-12-29 15:09:11
伊賀電 @herobridge

あ、それから吉川晃司が抜群にかっこよかった! 同世代として負けてらんないね!まあ、勝てないんだけどさ。

2010-12-29 15:19:45