- EntkKnights
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ケイ「チッ、私としたことが尾けられているのに気付かないとは……」 ボードウィン「はっはは!やるようになったじゃねぇかランス!」 ランスロット「でも、話聞いた甲斐があったぜッ!それ、俺が何とかする!」 ケイ「えっ」
2015-04-11 21:50:19女性「あっ、あそこ!見て見て!ランスロット卿よ!」 町娘「きゃー!なんて幸運なのかしら!……って、あら?隣にいるのは……」 ケイ「……あの;;;」 ランスロット「ほら!俺も一緒にいれば、全く問題ナシ!行こうぜッ!」
2015-04-11 23:07:41町民「どっちが誘ったんでしょう?異色の二人が揃って歩いてる……」 商人「ランスロット卿がいるなら手ぇ出せないよな」 ケイ「(彼は、自分の人気を分かっててこんな事を……嫌味ですか)」 ランスロット「ケイ!お勧めの飲み屋があるんだ!行かないか!?」 ケイ「(いや、ただの天然ですね)」
2015-04-12 01:56:09ランスロット「あの店で俺の平服買うんだよな……あ、彼処でよくガウェインが林檎買っててさ!此処には昼間に大道芸人が……」 ケイ「(あんなに楽しそうに話して……はぁ、調子狂います)」 ランスロット「聞いてるか?次はあっちだぜッ!」 ケイ「(私は何故こんな事をしているんでしたっけ?)」
2015-04-12 02:02:02フローレンス「え、なんでランスとケイが一緒に街歩いてるんだい!?デート!?;;;」 部下「そんな訳ないでしょう!!;;;ケイ卿の護衛にランスロット卿がいるだけですって!も、もう少しよく見たいです……!」 フローレンス「こらこら、自分が諜報員であること忘れてないかい?❤︎」
2015-04-12 02:09:47男「ランスロット卿じゃねぇか!今日も飛びっきりのスイーツどうだい?……って、ケイ卿……!」 ケイ「……(ジロリ」 ランスロット「威嚇するなよ!;;;おっちゃん、いつもの二つ包んでくれ!ケイにも味わってもらいたいからさ!」 男「あいよ!」 ケイ「……」
2015-04-12 02:15:26ランスロット「そういえば、ケイは視察の為に街を歩いてるんだよなッ!護衛の俺が引っ張り回してごめんな?」 ケイ「貴方、もう少し早く謝りなさい。ゴホン……それもありますが、目的はもう一つありますよ。ほら、護衛の癖に置いて行かれないようにして下さい」
2015-04-12 02:26:56ランスロット「此処は……!」 ケイ「そう、戦没者たちの眠る墓地ですよ。長らく訪れていませんでしたので、随分と期を空けてしまいました」 ランスロット「……そっか。じゃあ、俺も祈っていこうかな。彼らの冥福を」 ケイ「……勝手になさい」
2015-04-12 02:33:45ケイ「……」 ランスロット『……ケイ』 ケイ「何ですか、祈りの最中ですよ」 ランスロット『……見直した、ありがとな』 ケイ「……ッ!?(バッ」
2015-04-12 02:37:26ランスロット「……!?急に血相変えてどうしたんだよ?祈りは終わったのか?」 ケイ「え、ええ……今、貴方がまるで別人のように感じて……取り憑かれでもしたのですか?いや、まさか……」 ランスロット「……?」 ケイ「……何でもありません、行きましょう」
2015-04-12 02:39:36ランスロット「お墓参りなら普通に来れば良いのに。こんなに隠れなくたって……」 ケイ「私の指示や命令で亡くなった方もいるのです。民から見れば、私の姿を見たくない方も多いでしょう。無駄に彼らの気分を害することもありません。まあ、何をしても嫌われるのは宰相として必然ですよ」
2015-04-12 02:46:16ケイ「言っておきますが、貴方が何を言おうが私は気にしません」 ランスロット「ぐッ……じゃあ、何も言わないでおく」 ケイ「どうせ励ましの言葉でも考えていたのでしょう?」 ランスロット「当たり前だッ!騎士仲間だし、何よりケイの元気がないとアーサーが落ち込む!」 ケイ「貴方という人は」
2015-04-12 02:52:15ランスロット「よっし!暗い空気吹き飛ばす為にも、俺オススメの酒場へ行こう!飲むぞー!(ワクワク」 ケイ「本気だったのですか!?というか、飲むのですか!?今から!」 ランスロット「うん、今から!目指せ朝まで!」 ケイ「元気有り余りすぎですよ、貴方はー!!」
2015-04-12 03:01:52ガウェイン「で、早々に酔ったのか……この弱い酒で」 ランスロット「……zzZ」 ケイ「御苦労様です。やはり回収役には貴方が適任かと。……それで、ランスに関して一つ気になることが」 ガウェイン「何だ?」 ケイ「……いえ、何でもありません」 ガウェイン「……」
2015-04-12 03:06:20ベディヴィア「どうしたの、ランスロット卿」 ランスロット「二日酔い……うぅ」 ベディヴィア「あー、残念ながらそれは神の力でもどうにもならないね。でも……えいっ!」 ランスロット「おっと、いきなり攻撃するなよ」 ベディヴィア「一応不意打ちにも反応できるし、問題ないね」
2015-04-12 19:32:22グィネヴィア「私たちがもし小さな子供でしたら、おままごとでもしていたのかもしれませんね。私がお母さんで、アーサー様がお父さんで」 アーサー「そうだな」 グィネヴィア「ケイ義兄さんが伯父さんで」 ケイ「ん゛ッ!?」 グィネヴィア「ランスが番犬ですね♪」 ランスロット「わん!」
2015-04-13 00:05:47ランスロット「王様と王妃様の命なら!俺はいくら犬と呼ばれようと構わないからなッ!」 アーサー「待て早まるなランス!お前は人としての尊厳を持て!;;;」 グィネヴィア「よしよし♪(ナデナデ」 ランスロット「……ッ!///(キュン」 ケイ「この状況を止められる方を誰か!!;;;」
2015-04-13 00:19:29ボードウィン「おいおい、アーサーとケイが胃痛MAXになるからそろそろ止めとけ;;;」 ルーカン「胃薬、飲む?」 ケイ「ええ、戴きます……」 グィネヴィア「ふふふっ♪つい楽しくなってしまいました」 ガウェイン「今度は家族構成をよく考え直そうか」 アーサー「もういいっての!;;;」
2015-04-13 00:29:41ランスロット「他の奴からどれだけ"犬"だと罵られようと関係ない。どうせ勝てない奴らの負け惜しみだろ?だったら聞く価値ないよなッ!けど、アーサーのことを悪く言ってみろ。お前らの言う"犬"が、喉笛を噛み千切って肉を引き裂いて喰い殺すからな。おっと、こう思うのは俺だけじゃないんだぜ?」
2015-04-13 00:40:19ガウェイン「何?ランスロット卿が脅迫まがいの発言をしてきた、と?それは申し訳ない、俺からも注意しておこう。だが、彼は意味なくそんな事をする男ではない。……失礼だが、貴方がたは王様に関して何らかの言葉を発したのか?……そうか、ならば、お前たちの敵はランスだけだと思わない方が良いな」
2015-04-14 02:08:06敵兵「最強の騎士か……奇襲でも仕掛けたら一矢報いることは可能かもしれんな」 敵兵「隊長!あ、あれは!」 敵兵「ひッ!化け物……!」 アクアシャシス「貴方達みたいな雑魚を、ランス様に近づけると思って?雑魚は雑魚らしく、私の凍てつく棺がお似合いですよ……!ふふ、あはは」
2015-04-15 03:10:30アクアシャシス「ランス様、彼らを送り届けました……」 ランスロット『御苦労だった、アクア。はははッ!本当に悲鳴も上げさせずに片付けた。流石、俺の精霊だ』 アクアシャシス「ランス様……!///貴方の命ならば忠実に果たしてみせます」 ランスロット『良い子だな(ニィッ』
2015-04-15 03:15:23ボードウィン「ん、おぉ……お前さんか。あんまり彼方の人集りには寄らない方が良いぜ。何でも、森で"溺死体"が見つかったみたいだ。装備からして他国の兵士らしいが、泉や湖から離れた位置で見つかるたぁ……こりゃ何かあったな。察しが付く部分もあるが……」
2015-04-15 11:06:16【K】広々としたホールを音色が彩っています。奏でられる旋律、それに合わせて翻るドレス、靴の音。まるでそう仕掛けられたようにクルクルと踊り続ける人々を眺める王と王妃。私はその隣にいました。とは言え、護衛のように身を固く強張らせる訳でもなく、置物か何かのようにただ突っ立っていました。
2015-04-16 23:19:14【G】誘いを受けた女性たちと一通り踊り終わった後、その輪をすり抜けてホールの端へと逃れる。ふとテーブルの方に目を移すと、ディナダンとトリスタン、パーシヴァルがルーカンの料理を美味しそうに頬張っていた。お前たちは食い気か。そう思いつつ俺も口に運ぶ。林檎のコンフォートが……美味い。
2015-04-16 23:37:55