安保法制で、米軍が参加していない戦争に日本が参加する可能性はあるのか

あくまでも法律上の話と、集団的自衛権の範囲、 また外交というものはドライな部分だけでなく情緒的部分も重要という話
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扶桑委員会 @fussoo_moe

アメリカはそんな日本と同盟関係を結んできたんだけど、国際環境の変化とアメリカの国内事情の変化により、世界中の安全保障環境からアメリカが手を引き始めてるので、そのついでに日本も捨てられかねないという恐怖がある。

2015-09-18 20:48:45
扶桑委員会 @fussoo_moe

もしアメリカに捨てられたとき、日本が集団的自衛権を持たずに他国と安全保障環境を構築できるかというと、その見込みは極めて薄い。なぜなら、その国が攻撃されても日本は何もしてくれないから。組むメリットがない。

2015-09-18 20:51:49
扶桑委員会 @fussoo_moe

現状、アメリカとの同盟関係は維持しているので、今のうちにとりあえずアメリカとの武力行使を含む集団的自衛権だけは確立しておこう、というのが今回の法案の目的の一部だと当委員会は思っている。

2015-09-18 20:53:12
扶桑委員会 @fussoo_moe

また、武力行使し得るのが対アメリカだけだと、朝鮮半島・台湾・南沙諸島での紛争に効果はないんじゃないか、という意見もあると思うが、軍事的には後方支援だけでも十分に意義がある。

2015-09-18 20:56:19
扶桑委員会 @fussoo_moe

日本が後方支援の一部を負担すれば、その分他国の軍隊は他の任務にリソースを割り振れるし、相手国は対日本との戦争を想定して兵力のリソースを割り振らざるを得なくなるかもしれない。戦力がそこにあるというだけで一定の効果はあり得る。

2015-09-18 20:58:58
扶桑委員会 @fussoo_moe

また、後方支援している日本を攻撃した場合、場合によっては存立危機事態となって必要最小限度の反撃を受けるかもしれないし、日本の国内世論が激高して本格的に参戦する可能性もあるかもしれない、というプレッシャーを相手国に与えられるかもしれない。

2015-09-18 21:00:46
扶桑委員会 @fussoo_moe

(今回の法律ではまさに戦闘が起きている地域や敵戦力の脅威化にある地域では活動しないことになってるからそもそも攻撃される蓋然性は低いけど)

2015-09-18 21:02:26
扶桑委員会 @fussoo_moe

かもしれないの部分は当委員会の妄想が多分に入ってるんで話半分でいいんだけど、後方支援にリソースを一部食われなくなる、というのは実際のメリットで、決して小さくはない。

2015-09-18 21:02:54
扶桑委員会 @fussoo_moe

例えばテロ特措法で日本は多国籍軍艦艇に対し洋上で燃料補給任務を行ったけど、あれはそれなりに諸外国で評価されていたようだ。つまり、安全な地域での後方支援でもそれなりに意義がある。

2015-09-18 21:03:55
扶桑委員会 @fussoo_moe

また、"強い米軍の影で安全に戦闘参加する"というのは今回の安保法制が想定するケースの多くはそうだが、勝利が確約されている戦争に参加する意義がないというのは極論だし、国際社会に「うちらもがんばってますよ」という顔見せ程度の参加でも十分意義がある。

2015-09-18 21:06:23
扶桑委員会 @fussoo_moe

ていうか例えばイラク戦争にはアメリカ以外の国、イギリス、オーストラリア、ポーランドが空爆とかで参加してて、その論が正しければ彼らの戦争参加は意義がなかったって事になるんだけどそれはそれでそれらの国を馬鹿にしすぎじゃないですかね。

2015-09-18 21:09:36
扶桑委員会 @fussoo_moe

そういう情緒的な部分以外でも、米軍が優勢であってもその後方支援を一部肩代わりすればその分だけ前方に戦力を投射でき、数的優勢をより確保することにより戦局をより有利に進め、結果的に犠牲をより少なくも出来るのだから、十分数値的にも意義はある。

2015-09-18 21:10:56
扶桑委員会 @fussoo_moe

我が国の同盟国であるアメリカや諸外国の兵士の犠牲をより少なくするために参戦する、というのは我が国が参戦するための必然性とはなり得ない、と言われるならそれはそれでいいけど。外交ってそんなドライなもんじゃないと思うんだよねぇ。

2015-09-18 21:13:11
扶桑委員会 @fussoo_moe

そもそも今拮抗あるいは劣勢で、我が国が参戦することで天秤が傾くような場合ならば参戦の必然性があるかっていうと疑問だし。無い場合も多分あるでしょ。負けるかもしれないなら参戦しないで中立保って戦後勝った側にすり寄ったっていいわけだし。

2015-09-18 21:16:11
扶桑委員会 @fussoo_moe

そもそも我が国が参加して天秤が傾くのが確定的に明らかな場面って多分無い。法律ガン無視して全力武力行使できたとしても、戦争は不確実性が多すぎる。ましてやこの法律では後方支援限定だし、そうなったらほぼないんじゃないか。

2015-09-18 21:17:56
扶桑委員会 @fussoo_moe

え、そういう状況だからこそ参戦する意義がある?負けたらどうするんだよ日本が土壇場で相手側ついてこちらが余計に出血したって勝った側が認識したらどんな目に遭うかわかんないぞ(´・ω・`)

2015-09-18 21:20:10
扶桑委員会 @fussoo_moe

結局我が国にとって何らかの利益(有形・無形含む)になるかどうかが参戦の理由であるべきであって、あえて言えばそれが必然性なんじゃないかな。

2015-09-18 21:21:42
扶桑委員会 @fussoo_moe

で、我が国が参戦することで諸外国の軍隊の犠牲をより少なくする、戦局をより有利にしてより早期に戦争を終結させる、というのは参戦の理由、あえて言えば必然性になり得るよね、というのが当委員会の考え。天秤が傾くかどうかはむしろ理由としては弱いかな。

2015-09-18 21:23:16
扶桑委員会 @fussoo_moe

というかそもそも防衛出動でさえ、防衛目的で自衛隊を出動させることが「できる」って書かれてるからね法律には。自国防衛のための反撃でさえ「必然」じゃ無いんだよね。

2015-09-18 21:25:23
扶桑委員会 @fussoo_moe

つまり自国防衛においてさえそれはそのときの政権の判断に拠るのだから、例えそれが存立危機だろうが重要影響事態だろうが、必然性なんてそもそもあり得ない、とも言える。そういうレベルで判断するような事柄ではなく、有り体に言えば「高度に政治的な判断」で可否を決めるものなんじゃないかな。

2015-09-18 21:27:47
扶桑委員会 @fussoo_moe

で、今回の法律はこれまでできなかったことをできるようにすることで、政府により多くの選択肢を与えるための法律、とも言える。行使するかどうかは時の政権次第、と。で、政権というのは我々国民が選ぶものであるから、この法律をどのように運用するかは国民次第、とも言える。

2015-09-18 21:29:17
扶桑委員会 @fussoo_moe

ということで結局国民次第ですよ的なことでお茶を濁してチャンチャン。以上で連投終わります。

2015-09-18 21:29:36