【「KANO」宣伝スタッフトーク】「映画があなたに見られるまで」 2015/9/23 MUJIキャナルシティ博多【アジアフォーカス福岡国際映画祭・関連企画】

映画「KANO ~1931海の向こうの甲子園~」の宣伝スタッフ、渡辺尊俊さん、江口洋子さんをゲストに招いたトークイベントのレポート。 台湾やアジア圏のエンターテイメント事情など話題は多岐にわたりましたが、「KANO」の話を中心にまとめました。 渡辺さんの会社・メリーサングローバルエンタテインメント http://merry-sun.com/ 続きを読む
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やや矢野屋 @yayayanoya

渡辺さん「台湾や他のアジアの国にいると、日本で当たり前なことが出来ない。そこにビジネスチャンスが生まれる。逆の場合もあって、台湾の美味しいものが日本で食べられない。日本で食べられてもいい。映画や音楽もそう。台湾の良いものが、日本ではまだ知られていない。」

2015-09-24 21:49:32
やや矢野屋 @yayayanoya

江口さんから「今夏の台湾映画でオススメ作品」として「私の少女時代」(正式タイトルではないけど)の紹介。1990年代に高校生だった人の話。「あの頃、君を追いかけた」の女性版という趣。当時高校生だった30~40代や、今高校生の子達がこぞって観に行って、すごく盛り上がっているそう。

2015-09-24 22:08:35
やや矢野屋 @yayayanoya

渡辺さんは、ご自身の会社が関わったホラー映画「ザ・ブライド」の紹介。日本のホラー映画プロデューサー一瀬隆重さんと台湾の若い監督さんがコラボレート。音の付け方や心霊写真的なゾクゾク感に日本のテイストがある。台湾でヒットしていて、魏さんも「最後のどんでん返しが良い」と褒めてくれた。

2015-09-24 22:17:33
やや矢野屋 @yayayanoya

話が盛り上がって時間が押し押しになってしまいましたが、最後の第3部で「KANO」について。江口さんは足掛け三年、クランクイン前から関わってこられたそう。台湾の選手達は野球経験のある子からオーディション、日本ではタレント事務所に野球経験のある子をピックアップしてもらった。

2015-09-24 22:21:44
やや矢野屋 @yayayanoya

渡辺さん「台湾で『KANO』がヒットしてるといっても、日本国内では誰も話題にしていない。元から台湾に興味がある人か、旅行に行った人くらい。業界的には知られていない状態だった。」

2015-09-24 22:24:11
やや矢野屋 @yayayanoya

渡辺さん「魏プロデューサーは、それまでの台湾映画のような単館系ではなく、シネコンでたくさんの日本の人達に『KANO』を観てもらいたいという気持ちがあった。そこで配給のショウゲートさんと一緒に頑張って、全国100館規模の興行となった。」

2015-09-24 22:29:10
やや矢野屋 @yayayanoya

江口さん「『KANO』の観客として想定していたのは高校野球ファン、プロ野球ファン、統治時代に台湾に住んでいた人や、その子供世代。実際の客層もシニア世代が多かった。『アジア映画ではない』という捉え方をされていた。」(邦画と同じ感覚で受け止めていた、ということ?)

2015-09-24 22:36:52
やや矢野屋 @yayayanoya

「KANO」、地方での公開はまだ続いているし、関東だけでもあと3回映画祭での上映が予定されている。公開からずいぶん経つのに、有り難いことだ。(これは江口さんだったかな?すみません記憶あやふやです)

2015-09-24 22:33:16
やや矢野屋 @yayayanoya

江口さん「松山では、近藤監督の教えを受けたかつての球児達が『自分たちの先生が映画になった』ということで、本当に熱心にサポートしてくれた。」

2015-09-24 22:39:54
やや矢野屋 @yayayanoya

(続き)「『KANO』を制作した会社・果子電影が作ったリストバンドがまだたくさんあるので、これを有効活用してほしいという話があった時、教え子さん達を通じて少年野球チームにプレゼントした。何と愛媛県知事まで来てくれて、知事さんから子供達に贈呈してもらった。」

2015-09-24 22:42:15
やや矢野屋 @yayayanoya

渡辺さんから「こないだカフェ(特有種商行)行ってきましたよ、魏さんいました(笑)」江口さん「あのカフェはまさに宝の山ですね、『セデック・バレ』や『KANO』の台本や絵コンテ、各種資料が自由に閲覧できます。魏さんもよく行くそうなので、会えるかも。」

2015-09-24 22:49:31
やや矢野屋 @yayayanoya

そしてここで、「KANO」は「カノ」「カノー」発音どっちでもいいよ、というお話。江口さん「嘉義農林の略だから『かのう』と読んでます」渡辺さん「台湾の人は『カノ』と読むんですよね」

2015-09-24 22:54:57
やや矢野屋 @yayayanoya

宣伝ポスターには「カノ」と書いてあるという件からサブタイトルの話へ。「1931 海の向こうの甲子園」、あれを考えるのも宣伝の仕事です、と渡辺さん。

2015-09-24 22:57:12
やや矢野屋 @yayayanoya

「KANO」だけだと、いったい何の映画か分からない。「1931」で「歴史物」、「海の向こう」で「海外の話」、「甲子園」で「野球」と、ネタをすべて押さえてある。日本のお客さんにタイトルで内容を知らせるのも、宣伝の大事な仕事。(渡辺さん談)

2015-09-24 23:00:38
やや矢野屋 @yayayanoya

主な内容としてはこれくらいでしょうか。あとはアジアフォーカス国際映画祭に関することなどでした。今年度の福岡観客賞を受賞した香港映画『Little Big Master』、素晴らしいそうです!公開されたら是非ご覧になって下さいとのことでした。

2015-09-24 23:07:45