【「KANO」宣伝スタッフトーク】「映画があなたに見られるまで」 2015/9/23 MUJIキャナルシティ博多【アジアフォーカス福岡国際映画祭・関連企画】
- yayayanoya
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アジアフォーカスの合間に無印良品での関連企画に参加。パネラー3人共フレンドリーな方々で、楽しい映画話のひとときでした。 印象的だった言葉は、宣伝文句に困ったら『衝撃のラスト』。 お土産にKANOメダルとKANO野球カードを貰いました。 pic.twitter.com/N2jCaXzGCh
2015-09-23 20:51:19トークイベント、台湾や「KANO」のお話をたっぷり伺いました。カードセットとコイン、缶バッジもいただいてしまいました。ありがとうございます! #KANO1931 pic.twitter.com/KlMTearE78
2015-09-23 17:15:04トークの内容については帰宅してからゆっくり書かせていただくとして、とりあえず。「KANO」の読み方は「カノ」「カノー」のどちらでも良いそうです。魏プロデューサーがおっしゃってたとのこと(・∀・) #KANO1931
2015-09-23 17:22:24スタッフの方はリアルタイム検索などでいつもツイートをチェックしていらっしゃるとのこと。さっきのもご覧になっているのでしょうか。
2015-09-23 17:30:44本日のイベントは「アジアフォーカス福岡国際映画祭」関連企画 映画があなたに見られるまで muji.net/mt/events/even… ゲスト:渡辺尊俊さん(メリーサングローバルエンタテインメント代表)江口洋子さん(映画コーディネーター)モデレーター:三好剛平さん(LOVEFM)
2015-09-23 22:33:20まずはゲストの自己紹介から。江口さんは元はラジオ局でアジアの音楽番組を制作、台湾の気持ちよさにハマってしばらく台湾で暮らし、その時培ったネットワークを使って映画コーディネーターやライターなどのお仕事をなさっている。台湾の制作者と配給会社の仲立ち的な位置。
2015-09-23 22:38:40渡辺さんはご家族の仕事で小中学時代を台湾で過ごし、その後日本で映画配給会社に入社。でも昔は「台湾にはもう行きたくない」と思っていたとのこと。渡辺さんがいらした時代は日本人への扱いが厳しく、卵投げつけられたりロケット花火向けられたりしたこともあったとか。
2015-09-23 22:42:15でも、映画宣伝の仕事で台湾を再訪した時、「あのモワッとした湿気、熱気に感動」なさったそう。現在は台湾に本社、日本に支社のある会社を設立して、台湾と日本のエンターテイメントで新しい試みにもチャレンジ中。
2015-09-23 22:47:31江口さんが台湾でネットワークを築けたのは、台湾(中華圏)と日本の取材方法の違いも大きい。あちらは結構エゲツナイというか、ゴシップネタをどんどん突いていく。だから、作品のことを尋ねる日本流の江口さんの取材はあちらのスタッフや俳優さんに感動されるとか。
2015-09-23 22:54:21映画が作られる時は、「メッセージを伝えたい作家的立場」「こんな観客に見せたいというプロデューサー的立場」それぞれあるけど、「熱い思い」がスタート地点にある。必ず誰かがそれを持っている。配給や宣伝に関わるスタッフの仕事は、その「熱い思い」を観客に伝えること。
2015-09-23 22:59:30例えば、魏徳聖さんの場合は、まず「セデック・バレ」を作りたいという熱い思いがあった。(ここで司会の三好さんが「セデック・バレの説明した方がいいですか?」と尋ねられたけど、お客さんみんな知ってましたw説明時間節約w)
2015-09-23 23:02:48また、魏さんは「セデック・バレ」制作のために徹底して調査を行った。その中で、霧社事件とほんの半年しか違わない嘉義農林の快挙を発見し、それをまた素晴らしい映画に仕上げた。
2015-09-23 23:09:56魏さんは自宅を抵当に入れ、約500万円で5分ほどの「セデック・バレ」デモ映像を制作、それをあちこちに見せて回って制作費を集めたそう。そこにまず魏さんの熱い思いがあった。
2015-09-23 23:06:20ここで、渡辺さんが手掛けてこられた作品を例に挙げながら、宣伝プロデューサーのお仕事紹介。全部が全部「好きな作品」ではないけれど、その作品の中で「一番いい」と思ったものを伝えていくこと。どんな映画にも「熱い思い」、引っかかりどころがある。そのために制作側のいろんな人に話を聞く。
2015-09-23 23:25:08メディアによって、コアな受け取り手の層によって表現や出し方を変えることも。例えば「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」の情報には、出会わない人は1回も出会わない。しかしコアなターゲット層には一日のうち何回も届く。そういう戦略をとっている。狙い撃ち。
2015-09-23 23:29:27渡辺さん「本当に困ったら『衝撃のラスト!』で(笑)」三好さん「僕、『ある殺人者の記録』そのコピーに惹かれて観ました、マジ衝撃のラストでした(笑)でもそのコピーがなかったら確実にその映画観てないです」コピー「衝撃のラスト」すごい!
2015-09-23 23:32:54渡辺さん曰く、今、映画の一番いいお客さんは「映画館に来る人」。映画館で予告編を見た映画を見にいく。それと本屋さんのお客さん。(「本屋で流れているPVを観て、映画館に足を運ぶ」ということかな?もしくは原作本に添えられたPOPを見て、とか?)
2015-09-23 23:37:13江口さん「手作りのポップなど、手作りの思いはお客に届く。映画館は俳優や監督のメッセージが欲しい、しかしお金のない配給や制作だと厳しい。台湾映画『モンガに散る』は(江口さんが)俳優の事務所に連絡してムービーメッセージを撮影し、それを予告と併せて映画館にかけてもらった。」
2015-09-23 23:43:45渡辺さん「自分は台湾映画ファンではなかったが、『モンガに散る』は観た。映画ファンだったし、たまたまネットのランキングで『今、勢いのある映画』として紹介されていたから。コアターゲットの周辺、一周外の人が何に引っかかるかはわからない」
2015-09-23 23:48:189/23のトークイベントレポ。第2部は「台湾で働くこと」というテーマで、最近の台湾映画・エンタメ事情や、アジア圏でのビジネスチャンスについてお話がありました。
2015-09-24 21:32:36アジア圏の映画やポップミュージックについては、好きな人が自分で調べたり活動したりするうちにそれが仕事になり「日本での第一人者」となっていくのだけど、「他に人がいないから」という部分もあるとのこと。(江口さん談)それと、後継者がいないそう。第一人者がホントに一人きり、みたいな。
2015-09-24 21:37:03台湾では映画館にチラシを置いてない。渡辺さんは「そういう映画文化なんだな」と思っていたそうだけど、「チラシは映画の良いところを伝えるものだから、台湾にもあった方がいい。これってビジネスチャンスなんじゃないか?」
2015-09-24 21:40:51渡辺さん「2泊3日の旅行くらいでは気付かないこと、しばらく住んだり何度も行ったり来たりするウチに見えてくるものがある。台湾にはウォシュレットがない。3日くらいだと我慢しちゃうけど、ずっといたらウォシュレットが欲しくなる(笑)」
2015-09-24 21:46:10