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奥州藤原氏史跡巡り(平泉外編)※随時更新

奥州藤原氏関連遺跡のうち平泉以外の場所にある遺跡を紹介します。奥州藤原氏botの史跡担当の基衡が乳母子の佐藤季春と各地を訪ねています。               ※現在(2015年12月)時間的な関係からアップが追い付いていません。刀剣展示会に合わせて一関博物館はあげましたが、その他の場所は気長にお待ちください。
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一関市博物館

一関市博物館

所在地:岩手県一関市厳美町字沖野々215番地1
開館時間:9:00~17:00
HP:http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/

※2015年9月に開催された刀剣展示会合わせの内容となっています

奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「一関市博物館で21日に刀剣の展示会があるらしいなぁ」 季春「なんでもいま若い娘たちの間で日本刀が人気らしいですから。日本刀の源流ってとこで舞草刀を見に一関市博物館を訪れる者も多くなっていると聞きますし、その関係でしょう」 museum.city.ichinoseki.iwate.jp/news/article.p…

2015-09-20 14:18:48
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「へえ~、若い女が刀ねぇ。よくわかんねぇ世相だが……ま、当日は一関の博物館にたくさん人も来そうだし、あそこは史跡ってわけじゃねぇが、史跡紹介担当の俺らが一つ事前案内でもしといてやろうぜ。刀以外の展示も含めてな」

2015-09-20 14:20:12
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「というわけで、基衡様とやってきました一関市博物館。まずは『舞草刀と刀剣』という常設展示もある刀の展示から紹介しましょう。21日の展示会はいつもとは違った様子になるやもしれませぬが…」 ※写真はすべて五月上旬の撮影。撮影許可済み museum.city.ichinoseki.iwate.jp/index.html

2015-09-20 14:30:34
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「そもそもの話をしますと、平安時代、陸奥国には舞草という名高い刀鍛冶集団がおり、諸説ありますが彼らの作った刀がその後の日本刀の原形になったとも言われています。彼らは平泉の東、今の一関市舞草地区の観音山にある舞草神社周辺にいたと言われ、藤原家とも縁深い人々でした」

2015-09-20 14:34:10
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「さて、まずはこいつ、『太刀 銘 友安(ともやす)』。鎌倉時代初期の作だ。長さ69.2cm、反り1.4cm。腰反りが強く先端部の幅が著しく細い小峰というこの時代の刀の特徴を備えている」 pic.twitter.com/Bc10TJMiGA

2015-09-20 14:36:34
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「この刀の刀文(焼き入れで入る文様)は丁字型、鋩子(切っ先の焼き入れ文様)は尖り形で、飛焼き(刀文の文様が地にも入る)が交り、金筋(刃中に現れる輝く線状文様)と砂流し(砂を掃いたような文様)も入るというなかなか凝った美しい刀だ」 pic.twitter.com/rauLRDNr9T

2015-09-20 14:39:00
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「続いて『太刀 銘 宝寿』。“宝寿”の銘を持つ刀は舞草鍛冶の手による刀です。鎌倉末期の作で長さ81.3cm、反り2.8cm。中段に焼き入れが入り、下半が直刃(焼き入れの文様が直線)となっています。」 pic.twitter.com/cy4fgbVRMO

2015-09-20 14:41:30
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「これは『脇差 銘 宝寿』。貞治三年(1364)の作で長さ32.0cm、反り0.5cm。大き目の互(ぐ)の目(高さが揃った波状の丸い文様)の刀文で、地に綾杉肌(波状の文様)が入るなど奥州舞草の特徴を備える」 pic.twitter.com/oE5ffVbyiK

2015-09-20 14:44:14
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「写真はこれしか無いのだが、21日に展示される他の刀も紹介するぜ。まずは『太刀 銘 舞草』。実は“舞草”の在銘がある刀で現存するものは残念ながら鎌倉時代後期のこの刀が最古のものとなっている。長さ72.7cm、反り2.1cm」

2015-09-20 14:45:21
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「『太刀 銘 山城大堟藤原国包』。江戸時代で一番の柾目鍛直刀の作り手と言われる国包の作で長さ73.2cm、反り1.2cm。鎬が高く反りは浅く、柾目肌の地に地沸(焼き入れでつく輝く鱗のような文様で)が微塵についています」 ※微塵につく=びっしりつく

2015-09-20 14:50:28
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「さて刀の予習はここまでにして、一関博市物館は『舞草刀と刀剣』コーナーの他に一関出身の大槻玄沢に関する『玄沢と蘭学』、近代的国語辞典を作った大槻文彦の『文彦と言海』、『一関と和算』コーナーもあるのでそちらもこの機会に見ていただきたいですね」

2015-09-20 14:53:03
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「特に『骨寺村荘園』ブースだな。骨寺村は俺の親父が中尊寺の運営のために寺領とした荘園で、300年に渡って中尊寺を支えてきた。今では本寺地区と言い、景観の綺麗な場所なんだが、ぶっちゃけ自力で行くのは大変だ。ここでざっと歴史を見とくのもいいだろうさ」

2015-09-20 14:56:48
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「そして実はこれが隠れ真打だと思う。『松川二十五菩薩』。博物館では『木造来迎(らいごう)阿弥陀及菩薩像』と紹介されている。12世紀の作でおそらく俺達とも何か関係のある仏像なんだろうな」 pic.twitter.com/7Nrs4BnP5i

2015-09-20 14:59:07
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「おそらく経年劣化によるものでしょうが、頭部はすべて欠けています。しかし残る下半身は腰や足の動きが非常に優美であり、それに合わせた衣の動きも繊細な作りです。一体でも完全な形で残っていたら国宝級とも言われているので残念です」 pic.twitter.com/NuLjZ250Ld

2015-09-20 15:02:50
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「この二十五菩薩は阿弥陀如来が来迎する際にその周辺で音楽を奏でる菩薩達を表したもので、写真はその中心にいるべき阿弥陀如来です。平安時代の作で二十五菩薩が揃っているのはこれを含め三例のみです」 pic.twitter.com/RjBC8N8zie

2015-09-20 15:04:21
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「この二十五菩薩は本来は一関市東山町字松川にあるものなのだが、そこの修造庫が修理ってことで平成29年3月31日まで博物館に預けられている。つまりここで気軽に見られる期間は限られているってことだ。この機会にこれも見ておけ」

2015-09-20 15:07:19
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「それとな、一関市博物館は図録やら過去のテーマ展のパンフレットも充実していてな。特に刀好きなら『郷土のかたな ~盛岡・仙台・一関』なんてパンフもいいんじゃね?」 pic.twitter.com/euUBo9ZmUZ

2015-09-20 15:11:24
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奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

基衡「他にも俺達関連のだと『つわものたちの夢 柳之御所遺跡展』、さっきの骨寺関係では『奥州平泉中尊寺経蔵別当領 中世荘園骨寺村』『中世荘園からの招待状 図解骨寺村』『一関の重要文化的景観 本寺の農村景観』なんてのが揃っているぞ」 museum.city.ichinoseki.iwate.jp/publish/index.…

2015-09-20 15:14:16
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「骨寺に関しては毎年度の発掘調査報告も販売されています。それと直接私たちと関係ありませんが『小さき杜に坐(いま)す神』は岩手の人々の中に根付いた信仰の姿を知る上で面白いパンフですよ」

2015-09-20 15:17:39
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春「以上、明日の刀剣展示会前の一関市博物館案内でした。なお私たちが五月に撮影した時には、申請を経て撮影、公開ともに許可をもらったのですが、その後状況が変わることもあります。これから撮影などしたい方はまず係りの方に聞いてみてください」

2015-09-20 15:24:05
奥州藤原氏bot @ou_fujiwara4

季春((´-`).。oO 五月に博物館の方に『展示品の撮影できますか?』って聞いたら特に何も言ってないのに『刀ですか?』って返ってきましたね……刀もだけど実は松川の仏像撮影が本命だったのですが……)

2015-09-20 15:27:00

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