【なろう作家】みかみてれんさん(14才)のクラスメイトのお話【短編小説】

みかみてれんさんのクラスメイト(?)が、何やらすごいことを成し遂げたらしい。 そんなつぶやきから、気がついたらそのお友達を題材とした某作家さんの短編小説が始まったので、まとめてみました。 創作活動って素晴らしい! 続きを読む
ライトノベル 文学 書籍 異世界倉庫の管理人さん ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。 小説家になろう なろう作家 みかみてれん 黒井へいほ イサギ 相生生音
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始まりはここから
みかみ てれん @teren_mikami
今度、活動報告にでも書こうと思うんですが、わたしが「小説書いてみなよー。きみすごく小説書くのに向いていると思うよー、ねえ書きなよー」って勧めて、そしてついに書き始めたクラスメイトの子が、執筆歴5ヶ月でなろうの日間一位を取りました。わたしは恐ろしいモンスターを目覚めさせてしまった。
みかみ てれん @teren_mikami
その子は書き始めてから延々と毎日更新を続け、ひとつひとつの小さな目標を定め、それを順々にクリアしてゆき、反省点が見つかればフィードバックして進化してゆきました。努力する天才さながらです。悔しいので「あなたもなれる! 5ヶ月で日間一位を取る方法!」とか出版して小銭を稼ぎたいです。
それを見たこの方が・・・
相生生音 @aioiion
その後、彼はめきめきと頭角を現しあれよあれよと言う間に商業デビュー。勢いは止まらず瞬く間に大作家の一角に仲間入りをする。その様に兄弟子であるテレンは「商業の暗黒面にのまれるな」と釘を刺すも、彼は次第に聞く耳を持たなくなっていく……。 twitter.com/teren_mikami/s…
相生生音 @aioiion
@aioiion やがて彼の元に評議会からアニメ化の話が舞い込んでくる。自らの才能が認められたことから、ついに彼の自信は慢心へと変わっていく。すべては順調だった。……しかし、件のアニメの出来は例によって例のごとく、正直あまりよろしいものにはならなかった。
相生生音 @aioiion
@aioiion アニメへ向けられる酷評に次ぐ酷評。その罵詈雑言は、アニメのみならず彼の子供も同然である原作にまで及ぶ。なかでも、「原作は読んでいませんが」という聖言を掲げるワンスター教が彼と彼の作品に向ける言葉は、すでに批評でも感想でもなく、暴言の域に達していた。
相生生音 @aioiion
@aioiion なにこれも一時のこと、すぐに人々は作品の良さを思い出してくれる。そう彼は楽観するものの、物流と情報の中心地である惑星コノザマを根拠地とするワンスター教に刻まれた悪魔の烙印は、いくら時を経ようとも消えることはなかった……。次第に彼は精神の均衡を欠いていく。
みかみ てれん @teren_mikami
世界観の独特性が増してきた。
相生生音 @aioiion
@aioiion 烙印は、彼の生み出す他の作品にまで及んだ。いくら新作を出せどもすぐにワンスター教が押しかけ磔刑に処される。中には好意的な感想を述べてくれるものや冷静な批評をしてくれるものもいたが、綺羅星と蠢く教徒たちの前には流れ星のごとく儚いものでしかなかった。
みかみ てれん @teren_mikami
(あれ、これわたしのクラスメイトのお話だったよね?)
相生生音 @aioiion
@aioiion 孤独な戦いを強いられる作家である彼にとって、作品への感想は世界との唯一の接点であった。そこへ突如として滲み出してきたそれらは、彼を絶望させるに十分だった。そして、さらに絶望的なことにその悪意にはもはやどのような良作も届かない。ましてや翻意や反省も期待できない。
相生生音 @aioiion
@aioiion その事実に思い至った時、彼の中のスイッチは切り替わってしまった。……取り返しのつかない方向へと。  --ああ、いいだろう。これを、これらを駄作と呼ぶのなら、貴様らのいう『神作品』とやらは、逆説真に唾棄すべき塵芥だ。そんなものの存在は、断じて認めることはできない。
みかみ てれん @teren_mikami
もうハッピーエンドになる気がしない。
ぺぺぽん @pepeview
@teren_mikami バッドエンドの方が本人は喜びそう
黒井へいほ @hahihu_heiho
@pepeview @teren_mikami あんな可愛い妖精やスライムを書いてるのにバッドエンドで喜ぶと思うのか! 大好物です!
相生生音 @aioiion
@aioiion そして、そんなものを生み出すものたちも許容はできない。ならばーー 彼は、ラノベ作家狩りを開始した。ワンスター教の経典『星輝聖典』を元に、高評価の作家を襲った。無論、襲われたものたちに非はない。中には彼の憤怒や悲哀に共感を抱くものも少なくなかったはずである。
相生生音 @aioiion
@aioiion しかし彼にとってはそのものたちはワンスター教における聖人であり、すなわち敵であった。命乞いも憤りも疑問も同情も、聞く耳を持たず、すべて等しく沈めていった。そして、どれほどの数の『敵』を誅してきただろうか。彼が次のターゲットと決めた『敵』は、懐かしい兄弟子だった。
みかみ てれん @teren_mikami
ついにわたしが狙われたわ!
相生生音 @aioiion
@aioiion 「だから商業の暗黒面に呑まれるなと言っただろう、バカ者が……」 数多の作家の血とインクに塗れ、自分におぞましいまでの殺意を向ける彼を前にしてもなお、テレンの声は優しさを含み諭すような響きがあった。その声に、わずかながらに彼も理性を取り戻し手にした得物を躊躇する。
みかみ てれん @teren_mikami
クライマックスフェイズが始まったわ!
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