ドイツの研究所の採用事情
ドイツの研究所には、日本で言う外研のような制度があり、大学や大学院に所属している学部生や修士の学生が卒論、修論研究のために所属している。いずれもお給料をもらって。
2011-01-11 03:15:59学部生や修士の方々もきちんと大ボスにCVを送り、働きたい旨をアピールしている。ドイツ人だろうが、もちろん英語で。中には、数学だか化学オリンピックとやらで入賞している学生もいたりする。なぜか生物ではないけれども。
2011-01-11 03:19:26そういうわけで私の所属しているグループでは、大ボス宛に履歴書を送っても、PIが7人ほどいるためかグループ全員にその履歴書がメーリングリストで回ることになる。興味がある人は教えてね、というように。となると大きなグループにアプライする場合は、何がやりたいかをきちんと絞るのが重要。
2011-01-11 03:23:17要は、ラボにもよると思うけれども、大ボス宛とは別に、所属したいPIにも直接連絡を取った方が採用される可能性は高くなるということ。
2011-01-11 05:12:03ドイツの情報は少ないと思うので参考までに。博士課程(後期)は日本と同様、修士が終わってから改めて始まるという形。アメリカとは少しシステムが違う。逆に日本人にとっては、馴染みやすい形かもしれない。コースワークもないため。
2011-01-11 05:14:50私の所属しているところでは、募集は公募では、年一回出るが、適宜直接PIに連絡してもOK。正式にPhD studentとして所属が決まった場合、公募の方では奨学金という形で支給され、公募以外の方では雇用契約という形で給料が支払われる。
2011-01-11 05:17:51公募の書類選考では、二人の先生からの推薦状と形式が決まったアプリケーションフームとCVをオンラインで提出。出願の条件は、英語ノンネイティブはTOEFLなどのスコアを提出。海外に二年以上暮らしている人は免除。いずれの場合も面接でスピーキングを判断される。
2011-01-11 05:20:17書類提出後、二ヶ月後に選考結果がメールで報告される。選考が通ればインタビューで3日間、缶詰状態でのインタビューが行われる。最後は気力勝負かもしれない。
2011-01-11 05:22:02インタビューでは、二日間にわたり研究所全ての先生の前で候補者が全員、以前の研究内容をプレゼン(英語)質疑応答。その後、事前に候補者が選んだラボ3、4個へ研究室訪問。大ボス、PI、ポスドク、学生からの面接(各1時間弱)も別枠で行われる。その間、夜は他の候補者と相部屋。
2011-01-11 05:26:003日間において行われたインタビュー最終日には、研究所でパーティーが行われる。その後、自分の候補のラボを1−3番まで上げるので、パーティーとは言いつつ、候補者もPIも含めてこれから数年一緒に働くことになる人を決める大切な場となる。雰囲気は学会の後の懇親会のよう。
2011-01-11 07:16:00