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吸血鬼と殺人鬼

オデットさんとアンヌさん
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@sousakuTL とある国の、とある街の、とある屋敷で働く、使用人。 十数名程いる彼女たちの中の1人に、私もいた。 私達の仕事は、炊事、洗濯、掃除、旦那様や奥様のお世話、その他の雑用諸々。 それなりに忙しい日々を過ごしていた。

2015-10-08 00:25:17
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@sousakuTL 街の人々は皆、殺人鬼に脅えていた。 週に3人、多くて5人以上。 最終的に、彼女は100を超える人数を手に掛けたらしい。 彼女は私の同僚だった。 彼女のしてきた事が明るみに出て、殺人鬼は捕まった。 私も、騒動に乗じて街を離れた。

2015-10-08 00:25:54
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@sousakuTL 街から町へ、町から村へ、また村から町へ、そうして長い時が経ち、私を知る人が街から消えた頃。 私は街に戻り、また使用人として働いている。

2015-10-08 00:26:40
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@sousakuTL 夜。 月明かりを頼りに、家路を急ぐ。 靴が石畳を叩く。その音に混じって、些細な音が私の耳に届く。 ざわざわと、微かな、何かが這うような音が、背後から近づいて、

2015-10-08 00:27:49
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@sousakuTL 刃物が石畳にぶつかり、金属音が響く。 背後からの鉈の一振りを避け、私は彼女と相対する。 「お久しぶりですね。アンヌロール。随分と元気そうで。」 彼女は私を、私の腕を見て、うっそうとした笑みを浮かべる。

2015-10-08 00:30:38
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@sousakuTL 「ああ……また貴女に会えるなんて、思っていなかったわ。運命かしら?ねぇ、オデット。」 鉈を持って微笑む彼女。 かつての同僚であり、殺人鬼。 使用人に支給されていた服の裾からは、無数の腕が這い出して蠢いている。

2015-10-08 00:31:26
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@sousakuTL 「私は会いたくなかったですね。最悪です。」 あらひどい、と笑う彼女。 「昔から、貴女の事をずっと見てたのよ?とっても綺麗な手。ほっそりとして、白くて柔らかで。」 だから私に頂戴、と。

2015-10-08 00:32:19
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@sousakuTL 「吸血鬼を舐めてもらっては困ります。」 吸血鬼としては弱くとも、悠久の時を存在してきた。私も誇り高い吸血鬼の端くれだ。 「ほんの数十年長生きした程度の小娘が、私をどうにかできるとでも?」

2015-10-08 00:35:15
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@sousakuTL アンヌさんとオデットさんが同僚だったら楽しいな っていう、まあさっき風呂場で決めました

2015-10-08 00:37:40
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オデットさんに吸血鬼らしいかっこいい台詞言わせたかったのと、アンヌさんしゃべらせたかた

2015-10-08 00:40:36