猫色電動物　白菊(夢野久作)解説

猫色電動物 @nekosonaLab

(；´ー｀)y━･~~~自分の作品の説明というものをもっとしなくてはならないと感じたので以下とりとめもなく書いてみようと思う。対象はヘッダに使っている白菊(夢野久作)。①まず線についてだが当たり前すぎて何とも思わなかったがわざと雑に荒々しく仕上げている。感覚の話はしたくないので

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②原作である白菊の解説から展開するがこの短編は久作の見た夢から着想を得ている。ネタバレになるが本当の金髪碧眼少女が寝ていると主人公は感じていたが実は人形だったという内容。殺しにかかるほど近づいているので分からないはずは無いのだがそこが当原作の肝なので追及しない。それがどうして

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③このような線になるのかだが部屋全体の桃色との融合かもしれないし主人公(殺人脱獄者)の感覚によるものかもしれないし深夜の精神異常かもしれない。そのどれもかもまたはどれでもないのかもしれない。そういうものを表現するにはこれしかなかったということだ。次に構図だが最初の着想では

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④相当近づいたもので人物以外は無いようなものを考えていたが、これはテーマとして全く意味が無いのでやめた。ならば離れてみようとも思ったが、夢かうつつか分からないものを表現しようとする時に分からないような描き方をして何が楽しいのだということもあり現在の様な形に決定した。またベッドの

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⑤天蓋を外す必要があり透明化も考えたが疑似魚眼の方が尚良いとして大きく歪み、結果的に主人公の心境と部屋の内部を伝えやすくする効果が出た。それ以外の小物については菊の鉢はともかくそれ以外はやや無難に纏めてしまった感じはするので今後の課題とする。中央の模様は絨毯からの着想を元に

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⑥両者の断絶を表すように描ければと思いつつやった。少女を覆う三角の集合は上記と対比させつつうーんまあぶっちゃけるとATフィールドということになる。しかし人形から出ているというより主人公が｢そう思った｣感が強く結果オーラのように出るのではなく観測しているような雰囲気として

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⑦サーモグラフ風な着色になった。白菊については原作の表題でもあるしある種の久作の夢診断的でもあるし自分がなぜこれを描くと決めたのかという部分としてもあり文章では言い表せられない。作画としてはかなり手間をかけたがそれでももっとやれたのではないかという思いもあるし難しい所だ。

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⑧描いてる間聴いていたのはプライマル・スクリーム【エクスターミネーター】。これは最初から決まっていたのでテーマ的にも自分に足らんものを補う意味でも充分第二原作と言っていいと思う。以上ですが質問等はお気軽についったでどうぞ。ピクシブの方だと見落とす可能性があります