さて、仕事だ。「国立公文書館:秋の特別展―災害に学ぶ明治から現代へ―」
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あとは天気図の話。室戸台風と枕崎台風の天気図が展示されていました。どちらも戦後の印刷天気図・極東天気図などとは異なる図郭で、どういう位置づけなのかよくわかりませんが、鉛筆でいささか乱雑に解析したものです。まあそのほうが臨場感があっていいですね。
2015-10-09 05:16:42違うといえば、そもそも天気記号(つまり分類体系)も観測時間も現在のWMO体制とは違います。だから後に講和会議でWMOに加盟させられたわけですが、それはおいといて、展示されている室戸台風の天気図には日本式天気記号を100分類に拡張したような不思議な記号表が! これはぐっときます。
2015-10-09 05:23:43あと、枕崎台風って昭和20年9月なのですが、その天気図にはなんと北京や上海のプロットが。未浄書のリアルタイム感ある天気図だから、当時通報されたのでしょう。一体だれが観測して、どうやって通報されたものやら。
2015-10-09 05:32:28ちなみに枕崎台風の天気図に、中国東北区のプロットはありませんでした。あるわけがないのです。↓のブログの描く8月の1か月後です。 [書評]流れる星は生きている(藤原てい): 極東ブログ finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/20…
2015-10-09 05:36:11国立公文書館の「平成27年秋の特別展 災害に学ぶ ―明治から現代へ―」見てきた。室戸台風の天気図原図とか(あれ、鉛筆書きだよね)、ぞくぞくした。12日まで。 archives.go.jp/exhibition/ind…
2015-10-10 22:17:50国立公文書館の展示、東日本大震災関連の文書も一点だけ展示されてた(自衛隊関連)。「東日本大震災に関する行政文書ファイル等の移管に係る基本的考えについて」(平成24年6月18日付) archives.go.jp/information/pd… (PDFのp.15)が遵守されていると良いなあ。
2015-10-10 23:06:35東日本大震災に関する行政文書ファイル等の移管に係る基本的考えについて
東日本大震災では膨大な量の行政文書(公文書)が発生しました。これらの文書について内閣府と国立公文書館は一定の基準を満たした文書は「歴史資料として重要な公文書その他の文書」に該当するとして、各官庁での保管期間が過ぎた後に国立公文書館に移管することにしています。