ピアスを開ける物語
できた。TLおいかけながら作ってしまったwwwwwwwリプライでつないで投下します、ね。ひかないでね!いや、むしろどん引いてりむーぶしてくれていいんだけどさ。「ピアスを開けてもらう話」妄想爆乙だからね!
2010-03-10 19:15:36@k_2244 「じゃあ、穴開けてよ。」と、言われた。それは突然のことで、なんの脈絡があるのかわからない唐突な提案。「印つけときたいから、左のその耳に、穴を開けたいんだ。」 君にとって、自分がどれくらい大切なのかわからない。って、思わず零してしまったんだと思う。
2010-03-10 19:17:11@k_2244 そんなつもりじゃなかったのに。「ピアスは、ちょっと…」「怖いなら、俺が開けてあげるよ。」 なんで持ってるんだよ…。その手にはピアッサーが握られていて、相手の右手が左のほおに触れて、髪をかきあげて、耳を捕える。やさしくつつむように。
2010-03-10 19:18:17@k_2244 そして、左手に持ったそれをそっと添えて、息がかかるくらい顔が近付いてきてから、耳を挟んだ。どきどきする。息が荒くなってるの、ばれてしまう。「いくよ。」左の耳にぞくぞくと、ささやきが響く。声が触れる。疾風のように胸まで来る。そして。
2010-03-10 19:19:16@k_2244 「バチンッ!」世界が反転したような衝撃と、痛みと、音が耳に降り注いだ。「い…っ。」すうっと離れると、ずしん、と重みが覆いかぶさってきた。抱きしめ返すと、まだじわじわと痛む耳に、吐息がかかって、さらりと髪がゆれた。
2010-03-10 19:21:31@k_2244 「それ、誰にも言うなよ。俺だけ知っていればいいから。」 「…わかった。」 翌日。いつものように学校に行って、いつものように席に着いて、いつものノートを取り出して、後ろからやってくる友達に挨拶をする。「おはよう」「おはよー!」いつも通り。
2010-03-10 19:22:00@k_2244 「今日あっついねー!一枚脱いでくればよかったーw」「もうすぐ夏だもんねー」「ねー。…あれ?ピアス開けたの?」「あ、うん…」とくに隠してもなかった。わかるものなんだ、と感心。「かわいいねー。でも、嫌いって言ってなかった?」「え、そうだっけw別に、気分だよ。」
2010-03-10 19:22:29@k_2244 確かに穴を開けるのが怖くて、抵抗があったわけだけど。「ふーん」 誰も知らなくていい。二人だけ知っていればいいから。 えwwwwwwwっろwwwwwwwっうぃwwwwwwwwwwww
2010-03-10 19:22:55