その頃国家ごとにカラーが生まれ、自分に適した国家に人が集まりはじめたのぢゃ。軍事国家として覇権を目指す国家、平和主義として自己防衛を働く国家、単にクソスレを建てまくって馬鹿やって盛り上がる国家。主にこの3つが力を持つ時代ぢゃった。
2015-10-15 00:47:48この3つに属さない国家は戦争をしたいけどビジョンがない国家、戦争反対だけど口だけの国家、等ぢゃった。そういった国は優先的に後に滅ぶことになっていったのぢゃが、国が滅び始めるのはなんと無敵時間が切れてから半年後からだったのぢゃ。
2015-10-15 00:48:48殴りたいぜ殴りたいぜ、となっていた国家がいくつもあったのに何故そのようなことになったのは二つの理由があったのぢゃ。まず1つ目はシステム的な問題。なんと各国家は他の国を攻め滅ぼすには非力すぎたのぢゃ。
2015-10-15 00:50:13国民の数が直接力になるのぢゃが、その数値は種族と職業によって決まるのが常ぢゃった。そのせいで当時は防御に適した天使の賢者、攻撃に適した闇天使の衛兵が大量に発生したのぢゃが、それは置いておいて。初期の戦力では他国を攻め滅ぼす攻撃力を出すことが出来なかったのぢゃ。
2015-10-15 00:52:03国民はまじめに勤務を行うことで階級が上がってな。階級が上がる事でより高い能力を発揮することが出来るようになる。そうすることでようやく攻撃力が出せるようになったのぢゃ。だが当然敵も防御系階級によって防御力が上昇しておる。まさに千日戦争、どうしようもない膠着となったのぢゃ。
2015-10-15 00:53:21そこで各国がとらなくてはいけなくなったのは「単独で攻めない」選択ぢゃった。これが第二の理由の原因であり、第二の理由「戦いは暗闘で決まる」時代の幕開けだったのぢゃ。
2015-10-15 00:54:31そしてこの暗闘こそが黒歴史と呼ばれるKOCの全ての温床ぢゃった。個別の交渉をパスチャットやIRCで行い、ICQで密談をする。他国のサテライトチャットへ行き、他国の国王や外交官を捕まえて交渉を行う。そういった行為が行われるようになっていったのぢゃ。
2015-10-15 00:55:49つまりこれによって発生する結果、それこそが「開戦された時点で詰む」ということぢゃった。開戦側は十分な戦力を整えてから開戦、防御側はそこから対処を行ってもどうしようもない。戦う前から決着がつく時代の始まりぢゃ。
2015-10-15 00:57:02ここで出てくるのがさきほどのICBM。つまり、最悪の場合攻撃側の下準備が十分だった場合、30カ国以上から遠距離攻撃を貰いなすすべもなく闘いが終わる。そういう現象がはじまったのぢゃ・・・
2015-10-15 00:58:22すると攻撃側、防御側共に事前に十分な対策をしなくてはいけなくなる。連日国王や外交官は暗躍をし、同盟を組んでは告知し、対外的に布石を打つ。それらを繰り返し、ひたすら自国を大きく見せることで身を守る時代がはじまったのぢゃ。
2015-10-15 00:59:30なお、この頃から宣戦布告という概念が発生したのぢゃ。宣戦布告を行うことによって他国に自国が正等な戦いを行うとアピールし、フェアな戦いに少しでもみせようという手段。中世とほぼ同じ状態にこのあたりからなり始めてきたのぢゃ。
2015-10-15 01:01:04だが、宣戦布告を行う時間までは指定していない。完全に攻撃側の都合次第。つまりテレホーダイの適用範囲時間外に開戦を行う、という手段も可能だったのぢゃ。その結果、上層部は昼も夜もない生活を行うようになってきたのぢゃ。
2015-10-15 01:02:15その結果、上層部はテレホ時間外に繋げるスタッフの確保、確保できない場合はダイヤルアップ料金を犠牲にするようになってきたのぢゃ。たとえばとある国の外交官は月の電話代が6万を越え、あたしは大学を留年中退したのぢゃ・・・
2015-10-15 01:03:14なおKOCだけが原因ではないということも併記しておく。朝に死ぬほど弱い、授業に体力的についていけなくなった、Diabloなどの理由もあることを併記しておこう。まあ個人的な話ぢゃ・・・
2015-10-15 01:04:39あたしの話は置いておこう。この頃に台頭してきた国家は主に2つ。魔皇軍、アルシア帝国の二つぢゃ。この二つの国家はそれぞれロールプレイとしての大陸制覇を唱えた初期の勢力ぢゃった。アルシア帝国は同盟によって、魔皇軍は武力によって、それぞれの道の発端を開いたのぢゃ
2015-10-15 01:07:17この二つの勢力はお互いをライバル視しつつ、切磋琢磨するように勢力を伸ばして行った。他国はともかく、その二大勢力はお互いを尊重し紳士的に戦いはじめたのぢゃ。何故なら紳士的に行ったほうが生活の安定が保障されるからぢゃ。
2015-10-15 01:08:57だが1年が経つ頃にその状況は一変した。魔皇軍が大連立を組むことでアルシアの戦力を大幅に削ぎにかかったのぢゃ。10カ国以上による攻撃によってアルシアの同盟国は大幅に魔皇軍側に食い取られることになった。その時にあたしの所属した国も食い取られたのぢゃ。
2015-10-15 01:10:35ここからは個人的な歴史になるのぢゃが、攻め落とされそうな自国から当時の国王を退避させるためにあたしは国王位を貰い、ネタスレを立てて宣戦布告に対して反撃をしたのぢゃ。あの時は無駄に楽しい戦争を楽しませてもらい、魔皇軍にも楽しかったと感謝されたりもしたのぢゃ。それが最初で最後ぢゃ。
2015-10-15 01:12:02それ以降、本当の意味で楽しい戦争はなくなったと言っても過言ではないのぢゃが、それは戦争そのものが原因ではなく様々な要素が入り混じってそういうことになったのぢゃ。ぢゃが、その話は後にしよう。
2015-10-15 01:13:29少しマクロな話になるのぢゃが、敗戦国のペナルティというのは実は国王の資金消滅、各役職のリセット、国内掲示板の全リセット、国王位が勝利国から派遣された人物に移る程度のデメリットしかなかったので、攻め落とされたといっても従属は口約束でしかなかったのぢゃ。ここもシステムの不備ぢゃな。
2015-10-15 01:14:51当時あたしは国を攻め落とされた際に国民に徹底抗戦を命じ、国内のスレッドを大量のクソスレで埋めて国外に逃亡。その後派遣された領主が国民のあまりの不服従に半泣きで上役の国王に泣きつくという自体を引き起こしたのぢゃ。
2015-10-15 01:16:20当時華々しい戦争を指揮したあたしはネバーランド全域に鳴り響く名声を持っており、国民の支持率は95%超というまさに化け物的カリスマ国王だったのぢゃ。あたしが白いものを黒といえば黒になる体制が整ったその土地でそんな指示出すとそうなるわな、と我ながら満足したものぢゃ
2015-10-15 01:17:45なお領主に泣きつかれた敵国王はなんと国を好きにしていいからうちこない?と、あたしを領主としてその土地に派遣するという大技を使ったのぢゃ。その結果、ゲリラはぴたっと止まり、母体に従ってる間は完全な平和を約束された土地となり、あたしは自分で立てたクソスレを半泣きで処理したのぢゃ
2015-10-15 01:19:23その母体の国家が後にゼア帝国となる国家だったのぢゃ。そのゼア帝国と魔皇軍は対アルシアでは連立していたのぢゃが、最終的にネバーランドは魔皇軍とゼア帝国の一騎打ちという構図に変遷していくのぢゃ。
2015-10-15 01:21:00さて、話を続けよう。アルシアを削り取った魔皇軍は大きく版図を広げ、ブルーフェイクと当時名乗っていた国家はその中からいくつかの国を貰い、ゼア帝国を名乗るようになった。二つの国家はお互いに共闘しつつ、次々と大陸を食いとっていったのぢゃ。
2015-10-15 01:23:50