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ヨハネ4:3~5ー主はユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。 しかし、サマリヤを通って行かなければならなかった。 それで主は、ヤコブがその子ヨセフに与えた地所に近いスカルというサマリヤの町に来られた。 pic.twitter.com/Hom935Lww3
2015-10-21 10:29:08*サマリヤを通って行かなければならなかった…主イエスも『強いられ』ました。 当時、ユダヤ人はアッシリヤ捕囚で混血になったサマリヤを避けて、ヨルダン川を迂回してガリラヤ地方へ旅していました。しかしイエスはサマリヤを通る近道をしたのです。それは、サマリヤの一人の女性を救うためでした。
2015-10-21 10:34:30ヨハネ4:6~7ーそこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れで、井戸のかたわらに腰をおろしておられた。時は第六時ごろであった。 ひとりのサマリヤの女が水をくみに来た。イエスは「わたしに水を飲ませてください」と言われた。 pic.twitter.com/dpkrBaRKqn
2015-10-21 10:35:17*旅の疲れで…人として来られた神の御子の『人間性』の部分。 *第六時…昼の12時。 普通水汲みは早朝か夕方の涼しい時間帯にする仕事であり、女性たちはそこで情報交換など世間話をしたりしていました。 この女性は人目を避け、人々が家で避暑のためにのんびり過ごす時間に水汲みに来ました。
2015-10-21 10:44:14*「わたしに水を飲ませてください」…旅の疲れを感じる人が、水を求めること自体は自然なことですが、イエスはここで当時の二つの習慣を破られています。 その習慣とは、 ①ユダヤ人からサマリヤ人に声をかけることはなかった。 ②ユダヤ人は、男性の方から女性に声をかけることはなかった。
2015-10-21 10:53:18ヨハネ4:8~9ー弟子たちは食物を買いに、町へ出かけていた。 そこで、そのサマリヤの女は言った。「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか。」――ユダヤ人はサマリヤ人とつきあいをしなかったからである――
2015-10-21 11:04:44*あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか…この言い方は、とても荒々しくつっけんどんな言い方です。 彼女の心の状態を垣間見ることができます。 *つきあいをしなかった…ユダヤ人とサマリヤ人は、同じ物を共有しませんでした。
2015-10-21 11:11:50ヨハネ4:10ーイエスは答えて言われた。「もしあなたが神の賜物を知り、また、あなたに水を飲ませてくれと言う者がだれであるかを知っていたなら、あなたのほうでその人に求めたことでしょう。そしてその人はあなたに生ける水を与えたことでしょう。」
2015-10-21 11:14:50これが荒々しく答えた彼女に対するイエスの応答です。 *生ける水…動いている水、の意。『湧き出る水』。 ヨハネ7:37~39ーさて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。
2015-10-21 11:21:39「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」 これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。
2015-10-21 11:22:34ヨハネ4:11~12ー彼女は言った。「先生。あなたはくむ物を持っておいでにならず、この井戸は深いのです。その生ける水をどこから手にお入れになるのですか。 あなたは、私たちの父ヤコブよりも偉いのでしょうか。ヤコブは私たちにこの井戸を与え、彼自身も、彼の子たちも家畜も、
2015-10-21 11:24:45この井戸から飲んだのです。」 *先生…ギリシャ語:キュリオス、英語:Sir。 *この井戸は深い…パレスチナで最も深い井戸。 *偉いのでしょうか…まさかそんなことはないでしょう、の意。 この女性はまだイエスの言っている意味がわからず、『飲み水』のことだと思って話しています。
2015-10-21 11:31:01ヨハネ4:13~14ーイエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでも、また渇きます。 しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」
2015-10-21 11:32:45『飲み水』について語る彼女に対し、イエスは『新しいいのちの啓示』『霊的真理』を伝えようとしておられます。 それこそが彼女の苦しみを理解しておられる主が与えようとしているものです。 主は、ニコデモにも『新生』について語られました。 osusowake.hatenablog.com/entry/2013/03/…
2015-10-21 11:40:39ヨハネ4:15~16ー女はイエスに言った。「先生。私が渇くことがなく、もうここまでくみに来なくてもよいように、その水を私に下さい。」 イエスは彼女に言われた。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」 *先生…別訳:主よ。 ここに彼女の気持ちの変化が見られます。
2015-10-21 11:43:58しかし、16節のイエスのことばは会話がちぐはぐのように感じます。 *夫をここに呼んで来なさい…これは、彼女に『罪の自覚』を促すものです。 ルカ5:32ーわたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるために来たのです。
2015-10-21 13:05:17ヨハネ4:17~18ー1女は答えて言った。「私には夫はありません。」 イエスは言われた。「私には夫がないというのは、もっともです。 あなたには夫が五人あったが、今あなたといっしょにいるのは、あなたの夫ではないからです。あなたが言ったことはほんとうです。」
2015-10-21 13:10:03*もっともです。ほんとうです…イエスは神として、彼女の人生の問題を知っておられました。 ヨハネ2:24b~25aーイエスはすべての人を知っておられたからであり、 また、イエスはご自身で、人のうちにあるものを知っておられたので、人についてだれの証言も必要とされなかったからである
2015-10-21 13:13:28ヨハネ4:19~20ー女は言った。「先生。あなたは預言者だと思います。 私たちの父祖たちはこの山で礼拝しましたが、あなたがたは、礼拝すべき場所はエルサレムだと言われます。」 *先生…別訳:主よ。 *預言者…サマリヤの神学では、モーセの次の預言者は『メシア』。申命記18:18
2015-10-21 13:17:19*この山…ゲリジム山。 エルサレムの神殿に対抗した神学論争。 北イスラエル王国の初代王国ヤロブァムの罪は、ダンとベテルで金の仔牛を礼拝させたこと。レビ族ではない一般人を祭司とし、自分で勝手に祭儀制度を設けたこと。 1列王記12:28~29
2015-10-21 13:35:05サマリヤの女性の人生の問題は、人が作り出した宗教では解決しませんでした。 ここで突然礼拝の場所について話しをしたのは、自分の人生で5回結婚をし、6番目の相手とは同棲中という事実を言い当てたイエスを『メシア』だと思ったからです。 ここで彼女の心が開かれ始めました。
2015-10-21 13:42:13ヨハネ4:21~22ーイエスは彼女に言われた。「わたしの言うことを信じなさい。あなたがたが父を礼拝するのは、この山でもなく、エルサレムでもない、そういう時が来ます。 救いはユダヤ人から出るのですから、わたしたちは知って礼拝していますが、あなたがたは知らないで礼拝しています。
2015-10-21 13:45:02*父を礼拝〜この山でも、エルサレムでもない、そういう時が来ます…ペンテコステで全ての信者に御霊が内住する教会時代の預言。 旧約時代は、エルサレムの神殿で礼拝が捧げられていました。しかし教会時代は御霊の内住があるので、信者一人一人が『聖霊の宮』なのです。 1コリント6:19
2015-10-21 13:51:06*救いはユダヤ人から出る…ソロモンの罪により南北に分裂したイスラエル。北の十部族からなる『北イスラエル』と南の二部族からなる『南ユダ』。 メシアは『南ユダ王国』を形成する『ユダ部族』から、ダビデの子孫として出ました。
2015-10-21 13:55:06ヨハネ4:23~24ーしかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。 神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。」
2015-10-21 13:58:17