#スエズ鎮守府 活動記録その5

アフリカの星逆 @Hoshisaka_RevSt

望月「あった。これ」 嵐「……なんだこれ」 望月「ボンバザル」 嵐「ボンバザル」 望月「ボンバザル」 嵐「ボンバザル……」 #スエズ鎮守府

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嵐「……ボンバザル、なんか思ってたのと違う」 望月「貸してやったんだから最後までやれよなー」 嵐「最後までって、何面まであんだよこれ」 望月「80」 嵐「うげー……でも仕方ない、やるかー……」 #スエズ鎮守府

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提督「ボンバザルの80面ってさ」 望月「うん、デバッグ不足で仕様上クリア不可能だね」 提督「ひどいなお前」 望月「嵐はあたしの部屋を木っ端微塵にしてくれたからね、これくらいは仕返ししないと」 提督「Nerd流リベンジ怖すぎる」 #スエズ鎮守府

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磯風「萩風が健康ケーキなるものを考えたと言うのでな、この磯風も作ってみた」 提督「そこで萩風のレシピ通りに作ったって言わないのがお前だよな」 磯風「ふふ、当然磯風のオリジナルだ。どうだ、食べるか、そうかそうか」 提督「まだ何も言ってないだろ……」 #スエズ鎮守府

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磯風「そら、これだ」 提督「……あれ、この際邪神が来ても驚かない覚悟してたのに、案外見た目は食い物だな」 磯風「コンセプトは健康、隠し味は優しさだ。さぁ食うがいい」 提督「じゃ、じゃあ一切れ……」 磯風「どうだ、美味いか」 提督「んー…………ん……？」 #スエズ鎮守府

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提督「ブッフォウェブォウェッ！」 磯風「む、どうしたマスター。現実にミスター味っ子なリアクションをされても、口からビームは出ないんだぞ」 提督「違ぇよ馬鹿！ クッソ不味いんだよ何だこれ！ アスピリンの味がする！」 #スエズ鎮守府

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磯風「アスピリン……ああ、それは粉状にして上から振りかけたバファリンの味だな」 提督「何でかけたの！？ 馬鹿なの！？」 磯風「ほら、言うだろう。バファリンの半分は優しさだ。それに、良薬は口に苦しだぞ」 提督「お前の優しさ、時たま殺意に似ている……」 磯風「？」 #スエズ鎮守府

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提督「後味キッツ……逆に聞くけど、なんでバファリンケーキで健康になると思ったの……」 磯風「最近、望月がやっているゲームを見ていてな。薬を飲むと健康値が上がるとかで、毎日錠剤を飲んでいたところからヒントを得たのだ」 提督「アホ風」 磯風「うん」 提督「馬鹿なの？」 #スエズ鎮守府

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不知火「……司令。確かに磯風はアホですが、結果はどうあれその努力は認めてあげていただけないでしょうか。ああ見えて繊細な子なんです」 提督「ごめん。でも、バファリンケーキがあまりに不味くて……つい……」 不知火「確かにどうしようもなくアホですが、悪い子ではないので」 #スエズ鎮守府

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萩風「あの、鎮守府を爆破したお詫びに健康ケーキを作ってきたんですけど……」 提督「アスピリン」 萩風「はい？」 提督「アスピリンの粉とか掛かってない？ そのケーキ」 萩風「あ、あの、おっしゃる意味が……」 提督「あ、うん、ごめん……忘れて……俺も忘れたい……」 #スエズ鎮守府

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提督「秋雲先生、同室になった鹿島の様子はどうよ」 秋雲「鹿島ん？ んふー、今から冬コミが楽しみだよぉ」 提督「答えになってねぇぞ」 秋雲「悪いようにはしてないさぁ。グラ子に続いておまけ本がちょっち厚くなったくらいよ」 提督「その笑顔、不安感パナい」 #スエズ鎮守府

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秋雲「安心しなよぉ、メインはちゃんと抜か七×眼鏡の駆逐艦×改装空母の濃厚3Pだから」 提督「……」 秋雲「や、なにその顔」 提督「なまじ秋雲先生が神絵師なせいで、俺がますます本国に帰れなくなる」 秋雲「褒め言葉として受け取っとくねん」 提督「褒めてない」 #スエズ鎮守府

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提督「んで、真面目な話、鹿島の様子は」 秋雲「随分と気にかけるねぇ。グラ子と四駆の2人は放置気味なのに」 提督「あいつらにはビスコとぬいがついてる。でも、鹿島は政治的にも微妙な立場だし、それに……」 秋雲「それに？」 提督「その、幼馴染みたいなもんなんだよ」 #スエズ鎮守府

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秋雲「………………あのさぁ」 提督「な、なんだよ」 秋雲「なーんでそういう美味しいネタを脱稿後に言うかなぁ。ほんっと、なーんで言わないのよぉ……そういうのは早く言ってよ……」 提督「美味しいネタって本人の前で言うなや」 秋雲「うわー、鹿島んと幼馴染マジかー……」 #スエズ鎮守府

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秋雲「ま、そんな話は次のオンリーまで温めておくとして」 提督「俺はこいつにとんでもない爆弾を与えてしまったかもしれない」 秋雲「普通に良い子だし、上手くやってけるんじゃない？ 訓練も積極的にこなしてるみたいよ」 提督「そっか、ならいいんだけど」 秋雲「……んー？」 #スエズ鎮守府

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秋雲「上官と部下、ましてや幼馴染だったなら、本人に直接訊けばいいんじゃないの？」 提督「そうしたいのは山々だけど……俺の方も整理がついてないんだよ。艦娘になる前の鹿島と最後に会ってから、俺にも色々ありすぎたから。何から話していいものやら」 秋雲「色々、色々ねぇ」 #スエズ鎮守府

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秋雲「駆逐艦を嫁にして、そのパンツを食べないと生きていけない体になってるとか？」 提督「そんなふざけた話じゃ……いや、そんなふざけた話だったわ……何なんだ俺……久々の再会と思ったら、パンツ食わなきゃ死ぬって何があったんだって感じだ……」 秋雲「自分で言っちゃう？」 #スエズ鎮守府

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秋雲「でもさ、難しく考えることもないっしょー。普通に話せばいいんだって」 提督「そっか……そうだよな」 秋雲「あ、でも嫁は同伴させなさいね」 提督「望月を？」 秋雲「あと龍鳳もね。じゃないと話拗れるから」 提督「そりゃ怖い」 秋雲「ま、頑張んなさいよ」 #スエズ鎮守府

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提督「その、鹿島？ 昼飯一緒にどうだ」 鹿島「恭介さ……あ、いえ、提督さん。こちらこそ、いいんですか？」 提督「色々積もる話もあるし。それじゃ、相席失礼」 望月「……(どん)」 龍鳳「……(スッ)」 鹿島「ひっ」 提督「あー……俺の両隣のこいつらは気にしないで」 #スエズ鎮守府

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鹿島「気にしないでと言われましても……」 望月「……」 龍鳳「……」 鹿島「すっごく睨んでくるんですけどぉ……っ」 提督「お前らなぁ。新人いびりも大概にしなさいよ。怖がってるだろ」 望月「最近眼鏡の度が合わなくてさ(じー)」 龍鳳「幼馴染幼馴染幼馴染……(じー)」 #スエズ鎮守府

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提督「眼球血走ってるから。飯食うって顔じゃないんだよそれ」 望月「あたし達には構わず」 龍鳳「どうぞお話を」 鹿島「うぅ……(怖すぎてお昼ご飯の味が分からない……)」 提督「あー、まぁその……何だ。改めて久し振り、"ハノン"」 鹿島「……ふふ」 提督「何だよ急に」 #スエズ鎮守府

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鹿島「いえ、何だか可笑しくて……あなたにその名を呼ばれるのは、ずいぶん懐かしい気がします」 提督「そうだな。最後に会ってから、もう10年近く経つのか」 鹿島「ええ。その間に、たくさんのことがあったようで。その……伽耶さんの件は……」 提督「ああ、分かってる」 #スエズ鎮守府

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提督「あの時には、ハノンはもう親父さんと一緒にアメリカにいたからな。手紙だけでも有難かったよ」 鹿島「あの時は何もできなくて……でも、今は私も側にいますから。何かできることがあったら言ってくださいね。今度こそ、力になってみせますから！」 #スエズ鎮守府

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鹿島「練習巡洋艦として訓練を頑張ってきて、配属先に恭介さんの名前があった時は驚きましたけど……これも運命なのかなって思って」 提督「俺も驚いたよ。まさかハノンが来るなんて」 鹿島「ふふ」 提督「懐かしいな、本当に」 望月「……」 龍鳳「……」 #スエズ鎮守府

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望月「……(なに鼻の下伸ばしてんだよバカしれーかん、つーか幼馴染って何だよ、いるとか聞いてないよ。しかも何でそんなに親密なんだよ。あたしだって下の名前で呼び合ったことそんなにないっていうか、何だよそれ。幼少期とか聞いてない話いっぱい出てきたんだけどオイオイオイ)」 #スエズ鎮守府