ニンジャカタナ 『Location No.93』 #7

@Fw009による小説ニンジャカタナ 『Location No.93』の#7まとめです。 連載中アカウント @NJkatana 続きを読む
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ニンジャカタナ! @NJkatana

「既に貴方は消耗している。その今にも消えそうなか細い光で、この私を倒せると思っているのですか?」カタナは答えない。「私は殺したいと言い、貴方は守りたいと言う。これでは平行線ですね」メダリオンは右手を緩やかに上げた。大気が、次元そのものがその右手に引き寄せられ、捻れていく。47

2015-10-25 16:27:41
ニンジャカタナ! @NJkatana

「私は万色のメダリオン――全ての光は我が手の中に。貴方のその光も、すぐに掌中に収めてみせましょう」言い終わり、メダリオンの金色の瞳が大きく見開かれる。その瞳が周囲と同じオーロラ光に染まり、同じく金色だった美しい長髪も燃えるように立ち昇るオーロラの影を纏った。48

2015-10-25 16:35:09
ニンジャカタナ! @NJkatana

「へっ!色が多ければいいってもんじゃねえってことを、教えてやるぜ!」「光を知らぬ人の子に、神の威光を示すのも我々教皇の努め――抗うがいい、愚かなニンジャよ」瞬間――一人は眩いばかりに輝くオーロラ光の残像を残し、一人は鋭く光る緑光の一閃となって――次元を超えた。 49

2015-10-25 16:44:47