走っている車同士にすれ違い通信機能を積んで、相手が今走ってきた場所に何があるのか、お互いに交換できれば、数分レベルの未来予知を、画面に重積表示できる

medtoolz @medtoolz

次世代のノートPCは、TracIR みたいな顔面認識、視線誘導に対応したデバイスを積んでくると信じているんだけれど、そういうの来ない。キーボードと画面の一が固定できて、カメラ積めて、スマートホンより電源に余裕があったら、いけそうなものなのに

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持ち運べるPCという、ノートPCの自己定義は、スマートホンが登場してしまうと、どうしたってちょっと落ちる。ノートPCが必要な人と、スマートホンが必要な人とは違うのかもだけれど、パイは喰われて小さくなる

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「自分はこういうものです」という、名刺みたいなものをどんどん書き換えていかないと、陳腐化するし、業界が細る。持ち運べるPCです、という定義は、軽量化とか、速さとか、電池の持ちとか、競争要素を生んだけれど、そもそもノート型である必要のないデバイスには負ける

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タブレットがでてしまうと、ノートPCの定義は、「キーボードの付いたスマートホン」みたいな、逆方向からの書き換えを受ける。全然違うのに、そうした書き換えに反論するのはしばしば難しいし、越境する人は増える

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だったら今度は、ノートPCの、あの形であることに意味のあるデバイスを積むことで、この形だからこそできるユーザー体験というものを提供していくことで、書き換えを無効化できる。首の向きや視線の方向でWindow 操作できると、手が4本になったようなものだから、便利だと思うんだけれど

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このへんは、持ち運べるからこそ、スマートホンはGPS積んでARを積極的に載せる方向に行くんだろうし、ノートは逆に、手と肩と、画面との位置関係がかなり厳密に固定される、という制約を、逆に利点としていかせるデバイス積まないと、細っていくような気がする

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デスクトップPCというのは、そういう意味でご本尊だけれど、機能を制約する要素を一切持っていないからこそ、あれは怪物化していく方向以外の進化の道筋がたどれないのだと思う。怪物は正解ではあるけれど、どうしたって買い叩かれる

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「俺はそうしているぞ」という人はいるかもだけれど、個人的には、ノートPCをお布団の中で、側臥位では使えない。顔の位置と画面の位置は、いつもだいたい同じにせざるを得ない。スマートホンはこのあたり自由。この制約を、欠点でなく、得難い長所としていかさないといけない

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「そういう形でしか使えない」ということは、これは不自由ではなく、機能デザインであると考えたほうが、たぶん未来がある。克服すべき短所ではなく、そのデザインがもたらしてくれた制約が前提の機能を作り込んでいけるだろうから

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自由度の大きなデザインは、もちろんユーザーは、ある不自由な位置を選択することもできるけれど、その位置関係を前提にしたアプリケーションを作ってしまうと、「こんなの使えない」というクレームがリスクになる。最初からそういう位置でしか使えないデザインなら、リスクを回避できる

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「道路の上しか走れない」乗用車というデザインも、あれは得難い利点なんだと思う。対向車は、極めて高い可能性で道からきたわけだから、すれ違い通信で情報を取れば、それは擬似的な未来予知になる

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走っている車同士にすれ違い通信機能を積んで、相手が今走ってきた場所に何があるのか、お互いに交換できれば、数分レベルの未来予知を、画面に重積表示できる。中央集権的なやりかたとは、また違った情報が得られるんじゃないかと思う

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3m ぐらいの射程で、広帯域の通信機能というのはぜひと持つんでほしい。イニDごっことか湾岸ミッドナイトごっこやるときに、そういうのがあるとすごく便利だから。追突すれすれまで車間を詰めると、お互いに会話ができる