【MOB RPまとめ】2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

旅に出よう。そいつ突然言い出した。 「…は？」 「私は本やヒェンリッヒに教えてもらった世界しか知らない…。だから、邪紋を刻んでから病気も治まった事だ、コレを気に旅に出たいのだ！」 ブルードは瞳をキラキラさせて続ける。 #2人の貴族は旅をする

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「ヒェンリッヒ！私と共に世界中を見にいこうではないか！」 しかし、俺はその瞳に見つめられても首を縦に振ることを躊躇っていた。 「だが、しかし………」 「なあ、ヒェンリッヒ…私との約束を…覚えているか？」 「それは…」 #2人の貴族は旅をする

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忘れるわけがなかった。こいつと子供の時に交わした【約束】を… 「今なら…いや、今だからこそあの約束をヒェンリッヒ…君と叶えたいんだ…！」 "君と叶えたい"なんて言われて嬉しく思うあたり大概俺はこいつに甘いんだろう。 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「ハァ………無茶はしないと誓えるか？」 「…！ヒェンリッヒ一緒に行ってくれるのか？」 「…誓えるか？」 「ああ！もちろんだ…！誓う！誓うよ！」 そういったブルードの瞳は、これから知れるであろう未知の世界へ思いを馳せてキラキラと輝いていた。 #2人の貴族は旅をする

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【幼少期の話】 「ねえ、ヒェンリッヒ…。外ってどんな匂いがする？」 「匂い？うーん…そうだなー…雨だったりお日様だったり…あと、草花の匂いに～…あ！あと夜になるとご飯の匂いなるぞ！」 「じゃあじゃあ、土ってどんな感触？レンガは？」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「土はふかふかだったり固かったり…レンガはー……今度かけら持ってきてやるよ！」 「わ～！本当？じゃあじゃあ…！」 「もう、そんなに俺に聞いたらブルードが外出たときの楽しみがなくなっちゃうぞ！」 「ぼ、僕、病気だし…外に出るなんてむりだよ…」 #2人の貴族は旅をする

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「なにいってるんだよブルード！大人になったら体は丈夫になるんだぞ！」 「そ、そうなの…？ほんとに…？」 「ああ！本当だ！じいやも召使い達もそういってたからな！」 「そっか…なら僕も大人になったら外の世界を見てみたいな…」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「なら大人になったら俺と一緒に旅に出ようぜ！二人で世界中を見て回ろう！」 「ヒェンリッヒと？」 「おう！」 「…！ 約束だよ！」 「ああ、約束だ！」 #2人の貴族は旅をする

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【戦闘／戦功７】ヒェンリッヒ@条約の前で妙にあっさり退いていく敵軍、追撃のチャンスだが！？　あなたがメイジか、メイジの支援を得られれば陽動の罠を見抜き、ＨＰ－５、ＳＰ＋７。でなければＨＰ－７、ＳＰ＋… appli-maker.jp/analytic_apps/… #GC0_MOB

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11/1 (1日目前半) HP：92(-8) SP：7 (+7) 戦功：7 (+7) OP：危険を楽しむ邪紋使い #GC0_MOB

わたあめひつじ @wata_yume00

【1日目前半】 「？…なんだ？敵が退いていく…」 戦いの中、ヒェンリッヒは敵軍がまるで蜘蛛の子を散らすように撤退していくことに気がつく。 その様子をみたヒェンリッヒは眉をひそめる。 (特にこちらが有利だった訳でもなかったというのに……何かあるのか？) #2人の貴族は旅をする。

わたあめひつじ @wata_yume00

「…いや、罠だとしてもあの部隊は倒しておくべきだな」 考えをまとめると敵軍が走っていった方向へと向かうことを決める。すると、そこへ魔法師を連れた青年が現れた。 「敵軍の動きが妙だが、追撃に出るなら手伝うぜ？」 突然現れた青年に驚きつつも頷き言葉を返す。 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「ああ、頼めるか？あの敵は今のうちに倒しておきたい」 そういうと青年はヒェンリッヒに同意する。 「こっちとしても敵の数は出来るだけ減らしておいた方が後あと楽だからな。こんな所で立ち止まってる場合じゃねぇし。……あぁ、そう言えば俺はセズィだ。よろしく」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「あぁ、よろしく。俺はヒェンリッヒ…まあ、好きに呼んでくれ。それじゃ、考えは同じようだな。セズィ相手が仕掛けてくる前に一気に片付けるとしよう」 二人は軽い挨拶を交わすと敵部隊が撤退していった方向へと部隊を走らせるのであった。 #2人の貴族は旅をする

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【休息／戦功４】ヒェンリッヒ@条約は味方の補給部隊から物資の供給を受ける。腹が減っては戦はできぬとはこのことだ。補給を受けるならＨＰ＋９。自分はいいから他を優先してくれと言うならＳＰ＋６。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦 #GC0_MOB

わたあめひつじ @wata_yume00

11/1 (1日目後半) HP：98 (-3 +9) SP：7 戦功：11 (+4) OP：危険を楽しむ邪紋使い #GC0_MOB

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【1日目後半】 「ふう…、やっと休める…」 戦いを終えヒェンリッヒは部隊から離れ一人ため息をつく。 (こうも戦闘が続くとやはり疲れるな…) 木に体を預け考え事をしていると、男が話しかけてくる。 #2人の貴族は旅をする

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「よお、兄ちゃん。もう飯は済ませたか？」 そういうと男は手に持った皿を差し出す。 「いや、腹もそんなにすいてないし俺は遠慮する」 「なぁに言ってんだ！次はいつ休めるかわかんねぇんだぞ。兄ちゃんは若いんだから食える時に食っとけ！」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

男は皿を押し付けるように渡すとヒェンリッヒの背を叩きながら豪快に笑う。 「それに、兄ちゃんみてぇな若い奴にゃドンドン働いてもらわないとならんからな！ガッハッハ！！」 そういって男は他の兵士の元へと向かっていった。 「嵐のような人だな…」 #2人の貴族は旅をする

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(しかも、この量確実に一人分以上あるんだが…誰かに渡すか…) 皿に盛られた料理の多さに軽く胃もたれしていると 「おお！ここに居たのか！探したぞヒェンリッヒ！」 翼を生やしたブルードが空から降りてきた。 「ブルードか…なにか用か？」 #2人の貴族は旅をする

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「ヒェンリッヒが一人で居ると聞いてな！寂しがっていると思って探していのだ！」 胸を張り得意気に話すブルードに呆れるようにそうか、というと自分の持っていた皿を差し出した。 「ん？これはヒェンリッヒの分ではないのか？」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

皿を受け取ったブルードはキョトンとしつつ問いかけた。 「あー…、いや、それはお前の分だ」 「私の？ヒェンリッヒのはどうしたのだ？」 「俺、は、食べ終わって満腹だから気にするな。」 ヒェンリッヒはじっと見つめられて気まずそうに髪を弄る。 #2人の貴族は旅をする

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すると、それをみたブルードは口元を緩めた。 「一人では多いから一緒に食べてくれないか？」 「いや、俺は…」 「私が少食なのは知っているだろう？な、お願いだ」 「はぁ…好きにしろ」 しつこくお願いされたヒェンリッヒはため息混じりに承諾するのだった。 #2人の貴族は旅をする

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【おまけ】 「まったく、ヒェンリッヒは嘘が下手だな！」 「…なんのことだ？」 「ん？料理に入っている人参が苦手だったから私に渡したのだろう？」 「…………………………なんのことだ」 「アッーハッハッハッ！ヒェンリッヒはまだまだ子供だな！」 #2人の貴族は旅をする

わたあめひつじ @wata_yume00

「そういうお前もさっきから干し肉やジャガイモをこっちに寄せてるだろ」 「ハッハッハッ！細かいことは気にするな！禿げるぞ！」 「はぁ…まったく…」 #2人の貴族は旅をする