回想その9「神剣までの道」を解剖する

考察のような個人用まとめです。 解釈の例であり解答を他者に押し付ける意図のものではありません。
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ちょっと古いので雑ですがこちらもどうぞ

宵野光 @Julius_Li

回想その9「神剣までの道」についてまとめ privatter.net/p/795352 神剣回想のみに絞ってとりあえず書けるだけ書いてみました。自分用なので環境によっては表示崩れるかもしれないです(パソコンのブラウザ推奨)。

2015-05-20 06:54:21

本題「回想その9」について考察

宵野光 @Julius_Li

「僕は」 僕:ここで指しているのは「にっかり青江という刀剣男士そのもの」?「にっかり青江という刀」?起点になる時間軸は「過去の刀時代」?「2005年の未来」?「本丸に顕現している今現在」? 明確なようで実は代名詞の確たる対象は明示されていない。

2015-11-02 20:54:58
宵野光 @Julius_Li

「なんで」 なぜ、ではなくなんで。やや口語的。これだけでなく、青江の台詞はやや口語的~やや固めの間で多少振り幅があり、全体としてのキャラクターの年齢イメージを若干下げている印象。 「なぜ」ほど固くなく、ともすれば非難や悲哀の印象を抱かせる「どうして」よりフラットな言葉選び。

2015-11-02 20:59:51
宵野光 @Julius_Li

「神剣に」 神剣:神の力を宿した刀・剣。 実は「神剣」という語がゲーム中に登場するのは現時点でこの回想のみ。石切丸の自称は「(御)神刀」であり、太郎太刀・次郎太刀は「奉納された刀」「奉納されてる」との言及のみ。逆に言えば、青江が指す「神剣」はこれらの刀と違う可能性もある。

2015-11-02 21:07:23
宵野光 @Julius_Li

「なれない」 ならないのではなく、「なれない」。順当に考えればなることができない、の口語。なれない、という言葉選びからは「(なりたくても)なれない」という願望を見ることもできるが真意は分からない。 青江は果たして神剣になりたいのか?別になりたいとは思っていないのか?→不明。

2015-11-02 21:11:39
宵野光 @Julius_Li

「んだろう。」 「なることができないのだろう」ではなく「なれないんだろう」でやはりやや口語的。 推量の助動詞「う」で終わっているが、末尾は疑問符ではなく句点。ゲームの他キャラの台詞を参照するに問いかけでも句点で終わっている場合があるため問いかけなのか独り言なのかは確定できない。

2015-11-02 21:16:34
宵野光 @Julius_Li

「霊」 ここで言う「霊」はなにか? 幽霊:死者の魂。亡霊。一般に人には災いになる悪霊。(斬って然るべき存在) 霊魂①:死者の魂。実体のないもの。(本来斬ることのできないもの) 霊魂②:実際には存在しないもの。架空の存在。(作り話の可能性の提示) 神霊:神。神の御霊。(可能性低?)

2015-11-02 21:21:32
宵野光 @Julius_Li

「とはいえ」① 『先行の事柄に対して,それを認めつつも,それにやや反したり矛盾したりする事柄を述べるのに用いる。そうはいっても。けれども。とはいうものの。(三省堂 大辞林)』 「霊」が何を指すのかはともかく、それを斬ること自体は良し(あるいは問題無し)としている。

2015-11-02 21:24:42
宵野光 @Julius_Li

「とはいえ」② しかし、この「霊とはいえ」は、誰の価値観であるかは不明。「霊」を斬ることを良しとするのは「石切丸という刀」?「石切丸という刀剣男士」?「神霊の感覚」?「人を守る武器として」?「付喪神として」?「一般常識」?

2015-11-02 21:27:47
宵野光 @Julius_Li

「幼子を」① にっかり青江が自己紹介で触れるのは「女の幽霊」に関してのみ。「幼子」への言及は本丸の近侍台詞。何故石切丸は回想で「女の幽霊」ではなく「幼子」に言及することができたのか?(=なぜ幼子を斬ったことを知っていたのか?) 以下に考えられるパターンを述べる。

2015-11-02 21:33:26
宵野光 @Julius_Li

「幼子を」② ・本丸台詞を聞いていた(こっそりorたまたまor堂々と?)(ゲームでは近侍一人しか表示されないが実は他の刀剣もいる?) ・本丸台詞を聞いた他の刀剣から、あるいは審神者から聞いた(自発的?偶発的?) ・刀の時分に既に聞いていた(音に聞く京極の至宝) →

2015-11-02 21:36:41
宵野光 @Julius_Li

「幼子を」③ ・刀剣男士として顕現してから、青江本人に聞いた(青江が自分から?石切丸が訊ねた?話の流れで?相談?自慢?嫌味?嘆き?うっかりこぼしてしまった?) ・刀剣男士として顕現してから、書物などの情報から知った(青江に関して調べた?何かを読んでいてたまたま知った?) →

2015-11-02 21:39:09
宵野光 @Julius_Li

「幼子を」④ ・「神刀」として、あるいは「当該神社の御神刀」としての直感・霊感で見取った(神に尋ねる時、神は鏡であり既に答えは尋ねる者の心の中にあるともいう) ・青江に幼子の霊が憑いている(もしそうなら女の幽霊は憑いていないのか?言及していないだけか?)

2015-11-02 21:42:27
宵野光 @Julius_Li

「斬った」① 簡潔にして一分の隙もない断定形。「霊とはいえ、幼子を斬った」の語調は石切丸の台詞の中でも声が低く平坦で、優しいか厳しいかといえば厳しい。 発言意図は「断罪」?「糾弾」?「単なる指摘」? 何故やんわりした婉曲表現を用いたり自分の推論に留めずはっきり断定したのか?

2015-11-02 21:54:07
宵野光 @Julius_Li

「斬った」② ・青江への隔意がある(実戦刀への羨望?嫉妬?苛立ち?「置物」発言からの悪印象?逸話への悪印象?) ・立場が上のものから下のものへの総じての態度(神刀と現世の刀?大太刀と脇差?平安生まれと鎌倉生まれ?) ・好意的に思うがゆえの厳しさ(原因の知覚が神剣までの道になる?)

2015-11-02 21:58:59
宵野光 @Julius_Li

「斬った」③ ・石切丸自身意図せず自然と口から滑り出た言葉(神は訊ねるものの鏡である) 「石切丸が個人的に思ったこと」なのか「発言したのが石切丸というだけで厳然たる事実」なのか「青江が思っていたことを返しただけ」なのか、現時点では確定することはできない。

2015-11-02 22:02:46
宵野光 @Julius_Li

「やっぱり」① やっぱり≒やはり 『前もってした予想や判断と同様であるさま。また,他の例から類推される状況と現実が同じであるさま。 さまざまないきさつがあって,結局,初めに予測した結論に落ち着くさま。一般的な常識・うわさなどに違わないさま。(三省堂 大辞林「やはり」)』

2015-11-02 22:07:34
宵野光 @Julius_Li

「やっぱり」② にっかり青江自身、「なんで神剣になれない」のか自問自答したことがあることを窺わせる。 そして石切丸の返答は青江にとって予想に違わないものだった、ということを示している。(←本当に?予想外の答えに対して知っていた風を装った可能性は?)

2015-11-02 22:10:07
宵野光 @Julius_Li

「それかぁ」① それ=幼子を斬った。石切丸の厳しい語調に対し生返事にも聞こえる至って平気そうな語調。 自分で「神剣になれない」心当たりがあったのに敢えて「僕はなんで~」と発言したのは何故か? ・他人の答えが聞きたかった・知りたかった(相手が石切丸だったのは偶然?意図的?)

2015-11-02 22:25:32
宵野光 @Julius_Li

「それかぁ」② ・自分の予想との答え合わせがしたかった(相手が石切丸だったのは以下略) ・零れ出ただけの独り言で、実は問いかけではなかった(大太刀である石切丸に自分の過去を想起して比較した?) ・世間話として話題に挙げただけで質疑そのものは重要ではなかった(グルーミングトーク)

2015-11-07 13:07:37
宵野光 @Julius_Li

「それかぁ」③ ・答えが知りたかったから石切丸を選んだのではなく、石切丸に話しかけたかった(あるいは何らかの反応を引き出したかった)から、問いかけた (この場合青江の動機は?神剣への憧れ?未練?大太刀への憧憬?嫉妬?懐古?置物への嫌味?個人的な人格への興味関心または嫌悪?)

2015-11-07 13:10:23
宵野光 @Julius_Li

なんてねって何だ!!!!!!!(ちゃぶ台を引っくり返す)

2015-11-07 13:11:07