The Elder Scrolls V: Skyrim シュトラール放浪譚（15）

いかちゃん @ikachan77_game

夕方にはレイクビュー邸へ帰宅した。闇の一党の連中からは襲撃を受けていなかったものの、玄関の近くには巨人が立っていた。どうやら家畜を襲ったらしく牛と鶏はその犠牲になった。そうなるとこのまま帰すわけにはいかない。リディアとラッヤの３人掛かりで巨人を退治した。 #skyrim

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２００ゴールドを払って新たな牛を手配しなければならなくなったものの、幸い、家族に怪我は無かった為、闇の一党が差し向けたとは考え難い。念の為、レイクビュー邸の警護をリディアとラッヤの２人に任せると、闇の一党との決戦に備えて準備を進める。 #skyrim

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第四紀202年薄明の月07日～08日の２日間で装備や体調を万全に整えると、第四紀202年薄明の月09日未明、リディアと共にレイクビュー邸を発つ。ファルクリースを通過するとハーフムーン工場へ向かうようにして街道を北へ進める。 #skyrim

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「闇の一党 聖域」（Dark Brotherhood Sanctuary）は、「クラックスタスクキープ」へ向かうＴ字路の北にある目立たない下り道の先、小さな池のほとりにあった。そこには如何にも闇の一党らしい、頭蓋骨を彫刻した不気味な黒い扉があった。 #skyrim

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頭蓋骨の額部分には、アストリッドから受け取った奇妙なメモにも残されていた手形のようなものが浮かび上がっている。触れてみたところ、何処からともなく「人生の調べとは何か？」というおどろおどろしい声が聞こえてきた。 #skyrim

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何とか平静を装ったまま、「沈黙せよ、我が同胞」とマロ指揮官の諜報員から得た合言葉を一字一句間違えないように答えた。すると「よくぞ戻られた」の応答と共に扉は開いた。合言葉は正しかったようだ。入口はリディアに抑えてもらい、１人で潜入した。 #skyrim

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１本の通路を慎重に進むと、机の上に地図を広げてある部屋に着いた。地図はスカイリム地方のもので、ウィンドヘルムに短剣を突き刺してある。これはアベンタス・アレティノの一件を意味しているのだろう。この部屋から北に向かって下りの通路が伸びている。 #skyrim

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また西側には既に開放されている扉もある。遠くから覗き込んだところ、その奥には暖炉の前で寛ぐ男性（アーンビョルン）の姿を見つけた。暗殺者の手袋を嵌めてエルフのダガーを取り出すと、そっと忍び寄って背後から斬りつけた。まずは１人目。 #skyrim

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地図のある部屋へ戻って北の通路を進むと、薪割り台、砥石、作業台の前で佇んでいるアルゴニアン（ヴィーザラ）がいた。特に鍛冶をしている様子はなく、何か考え事でもしているようだ。タイミングを見計らって背後へ回り込むと、一度背中を斬りつけた後、すかさず首を掻っ捌いた。 #skyrim

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ここは少し広い部屋のようだ。滝のような水流が池に流れ落ちており、その落ち口の上には丸いステンドグラスを飾ってある。ただし闇の一党に相応しい頭蓋骨の模様であり、美しさよりも薄気味悪さの方が明らかに勝っていた。 #skyrim

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ここからは３方に通路が伸びている。向かって右側（東）を選択すると通路は行き止まりに達するも、北側に鉄の扉があった。こっそり扉を開けたところ３人目の暗殺者（フェスタス・クレックス）を発見した。背中を見せてはいるものの、机と樽が邪魔をしている。 #skyrim

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そっと机の上に飛び乗ると樽へ移り、頭上から短剣を振り下ろして命を奪い取った。この部屋は先程のステンドグラスの裏側にあたるようだ。ステンドグラスの周辺は赤いガラスを通した光で覆われている。頭蓋骨の模様も然ることながら、ここで長居できる者の気が知れない。 #skyrim

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部屋の北側にある鉄の扉を開けると更に３つの出入口があった。東と北東の部屋に人の気配はなく、北西の扉を通り抜けると、通路は南西と北西に分かれていた。南西の通路の先は、既に始末したアルゴニアンの居た部屋へと繋がっていた。 #skyrim

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もう一方の北西の扉の向こう側には、アリクル戦士のような出で立ちの者（ナジル）が長椅子に座り、時折、飲み物を口に運んでいた。腰にはシミターと思しき曲刀をぶら下げている。これらの身なりからしてレッドガードで間違いないだろう。 #skyrim

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なかなか動く気配を見せず、辛抱強く機会を窺っていたところ、彼が立ち上がってふと視線を逸らした。その瞬間を見逃さずにサイレントロールで一気に間合いを縮めると、首を掻っ切った。ここは２階で寝室のようだ。幾つものベッドがあり、１階には食堂もある。 #skyrim

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どちらの階にもレッドガード以外に人の気配は無い。１階の食堂へ下りると、ここから南西の階段を上り、入口から少しだけ顔を覗かせた。まず目に入ったのはフロストバイト・スパイダー（リス）の気色悪い足だった。慣れることの出来ない耳障りな足音も聴こえる。 #skyrim

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そしてテーブルの奥にはフードを被った暗殺者（ガブリエラ）が椅子に座っていた。さすがに蜘蛛が見張っている以上、これまでと同じようにはいかないだろう。そこで短剣から碧水晶の弓へ持ち替えると、フードで隠された頭に目掛けて矢を放った。 #skyrim

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急襲を受けた暗殺者は慌てて立ち上がるも、その頃には２発目の矢を受けて吹き飛ばされていった。それを確認すると、迫り来るフロストバイト・スパイダーに照準を変えて落ち着いて仕留めた。どうやら、このフードを被っていたのは女性のダークエルフだったようだ。 #skyrim

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南の通路を出ると、再びアルゴニアンの居た部屋へ戻った。これで闇の一党のアジト全域を調べ尽くしたことになる。不在者の有無を確認できないものの、暗殺者５人を殄戮した。一度外へ出てリディアの様子を確認すると、再び闇の一党の聖域へと戻り、情報収集を開始した。 #skyrim

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まず最初に、地図のある部屋から「失われた伝説」という１冊の本を手に入れた。この本には３つの異なる伝説についてまとめられており、その中から２つの気になる言葉を見つけた。１つ目は「イスグラモル」であり、この言葉を目にした途端、アンスカという名の女性のことを思い出した。 #skyrim

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アンスカとは今から約１ヶ月前、ウィンドスタッド邸の傍にあるハイゲートの遺跡で言葉の壁を見つける為に探索を開始したところで偶然に出会い、共に戦った仲だ。アンスカの家系とイスグラモルに何かしらの関わりがあるとされる証拠を彼女と発見するも、その巻物は暗号化されていた。 #skyrim

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その後、解読できず失意に暮れる彼女とは別れて遺跡を出たきり会っていない。今何処で何をしているのだろうか？　本書に拠るとイスグラモルの後継者はアウムリエルという謎の人物と数十年に渡って戦い、最後には封印したと記されている。 #skyrim

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確かハイゲートの遺跡最奥の墓に眠っていたのはヴォクンという名の司祭だった。この書物に記されている伝説と直接の関係は無さそうだ。それよりもヴォクンとの死闘からまだ１ヶ月しか経っていないことに驚く。随分と昔のことのように思えてならない。 #skyrim

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そして、２つ目の気になる言葉は「赤鷲ファオラン」であり、つい先日、スノーホーク砦で見つけた「赤鷲の伝説」という書籍程、詳細には記されていないものの、本書でも燃える剣について触れられており、更に興味を深めた。 #skyrim

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最後に記されているのはゴールドールという名のアークメイジにまつわる「禁じられた伝説」であり、本書では先の２つよりも多くの頁を埋めていた。時代は第一紀まで遡り、ゴールドールという賢く公正な魔術師が何者かによって殺されたことから始まる。 #skyrim