- kosn_ninja
- 1081
- 1
- 0
- 0
その隙を逃さず、オオトリが両手に二つの真円鉄球を構えて壁を蹴った。「今ならば!オオトリ鉄球奥義!ボール・ブレイク!」ギュイイイイン!オオトリの手から、二つの真円鉄球が空間を捻じ曲げつつ、無限の回転を纏って放たれた! #ksnjtk
2015-11-06 20:34:47ギュイイイイン!ガリガリガリ!二つの真円鉄球は、光波の焦げ跡を残す地面にぶつかると、互いに回転による影響を与え合い、そのまま回転速度を極限まで高めていく。バキィィン!!!そして、二つの真円鉄球が破砕し、大量の破片がグレネードめいて周りに飛び散った! #ksnjtk
2015-11-06 20:37:53「「「「キシャアアア!?」」」」メキメキメキ!回転エネルギーを纏った鉄球の破片の雨が、信奉者達に襲いかかり、それに触れた物を無限の回転エネルギーで凝縮し、木っ端微塵にしていく。つまり、触れたら死ぬのだ! #ksnjtk
2015-11-06 21:22:31「おい、コセン!突っ立ってないで早く隠れろ!」ベンが叫んだ。コセン・ニンジャは慌ててベッドの下に隠れた。破片一つ一つに回転エネルギーが乗っているのだ。もし、間違いで被弾したら、即圧縮されて木っ端微塵になるのだ。危険な技だ。 #ksnjtk
2015-11-06 21:29:59「「「キシャアアアアアーッ!?」」」メキメキメキ!信奉者達は、狭い空間の中で破片を避けれるはずもなく、やがて皆、一匹残らず木っ端微塵になって死んだ。そしてオフィスに静寂が訪れた。 #ksnjtk
2015-11-06 21:30:55「終わったか、ファッキュ」「おお…ようやく、終わってくれたか。全く、散らかしおって」ベンとノーデンスが机の陰から出てきた。「それで、コセンよ。マルコシアス・ニンジャの秘密は何かわかったのか?」ノーデンスが聞いた。「一つだけ、わかったことがある」 #ksnjtk
2015-11-06 21:33:59ベッドの下から這い出たコセン・ニンジャの持つムーンライトソードが、カラテ粒子に分解されて消えた。彼は言った。「マルコシアス・ニンジャは、アカシックレコードへのアクセス権を持っている」「やはりそうか。全く、一途な奴よ」ノーデンスは予想していたようにうなづいた。 #ksnjtk
2015-11-06 21:37:03「俺からも聞いていいか?」「契約では一つの質問のはずじゃが?」「それでもだ。先代のバスター・オブ・チュパカブラについて教えてくれ」コセン・ニンジャは激戦で倒れた椅子を立てて座り、ノーデンスを見た。オオトリと、ベンも同じように椅子を立てて座る。 #ksnjtk
2015-11-06 21:45:35「全く、お前たちは…」ノーデンスは、おもむろに人差し指を立てた。すると、散らかった部屋のものがひとりでに動き出し、元の位置に戻り始めた。本は本棚に、椅子と机は立ち上がり、傷ついた家具は元どおりになった。 #ksnjtk
2015-11-06 21:47:08