ミステリの探偵像とカタルシスについて その2
- K_misa_maguro
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ホラーはなんといっても主人公の遅さですよ、遅さ。主人公が遅いからじわじわ敵が来る恐怖を味わう事が出来て、遅さがあるから例え恐怖でパニくって操作を誤ってもすぐに取り返しがついて、遅さがあるから目が酷使されない代わりにいかにもゾンビが出てきそうな洋館の雰囲気を味わう事が出来る。
2011-01-15 15:46:56主人公のスピードが早くて、オーウ!ファンタスティック!COOL!スピーディー!ムッムッホァイ!ゾンビを群れの中にシュウウウゥゥゥ!!!なんて怖くないですって。
2011-01-15 15:53:479.11以降の正義、アメコミについてはジャスティスリーグ+より良き世界がおすすめ。ヒーローを探偵と考えると興味深い。警察、探偵が存在しない理想的な社会は断絶への航海が良い。 http://togetter.com/li/89226
2011-01-15 16:11:55まぁどんな「悪」かで変わると思うけど、犯人を謎解きによって止めて、さらに探偵がより高度なトリックを使って残りの人達を…って、探偵が神の視点である限りこのトリックは解かれない。もし解かれることがあったら、新しい探偵が出てきただけの話。これは三人称またはワトソン視点で書かれた場合。
2011-01-15 17:45:09探偵の一人称で書かれた話の場合、探偵=犯人のクライム小説になる。ここまでは、「悪」=犯罪の場合。 「悪」=犯罪を見過ごす場合、つまり謎解きだけして犯人を見逃す場合。これはそれなりによくある話かと思う。
2011-01-15 17:50:21昨夜のTLのまとめ「ミステリにおける探偵像とカタルシスについて」( http://togetter.com/li/89226 )を改めて読み返す。昨夜はtwitterがやたらに重かったので、ざっくり書いただけで早々に離脱してしまったのですが、何かえらいことに。
2011-01-15 17:52:27「悪」=現実社会にとってのもの。物語の設定によっては許容されるもの、の場合。例えば『屍鬼』を、神の視点を持った敏夫と未知のウイルスを撒き散らす犯人のミステリと読むことも可能だと思う。オチは敏夫や村人達が現実では非社会的なことをする。けれど作中の村人の社会ではそれは許容されてる。
2011-01-15 18:01:11まず、「悪(?)の探偵」として名前が出てないっぽいんで、E.D.ホックの怪盗ニックを挙げておきます。@sintachさんのコメント( http://bit.ly/hc7r7k )にある、「「謎解き」を武器にして自分の欲望を叶える悪人探偵」に近いです。
2011-01-15 18:04:54んで、ざっくりと「混沌→秩序」などと書いたために混乱を招いてしまった気がしますが……(本格)ミステリ「ならでは」のカタルシスは、「謎(混沌)→解明(秩序)」、あるいはせいぜい「事件(混沌)→決着/終了(秩序)」、という程度のつもりでした。これは@tinydogsさんに近いですね。
2011-01-15 18:15:59その先輩にバーネット探偵社時代のルパンも入れてあげてください。 RT @youmoutei: まず、「悪(?)の探偵」として名前が出てないっぽいんで、E.D.ホックの怪盗ニックを挙げておきます。
2011-01-15 18:18:02ああ、それもありましたね、確かに。 RT @monstre2 その先輩にバーネット探偵社時代のルパンも入れてあげてください。 RT @youmoutei: まず、「悪(?)の探偵」として名前が出てないっぽいんで、E.D.ホックの怪盗ニックを挙げておきます。
2011-01-15 18:19:32「物事が収まるべきところへ収まった」という意味での「秩序/カタルシス」は、(本格)ミステリに限った話ではないわけで……ミステリにおいても、それをもたらすのが探偵である必要は、必ずしもないように思います。
2011-01-15 18:27:02なるほど。 探偵の影がうっすーい、あえて狂言回しにされてるというか、必要最小限に存在感を抑えられたミステリもありますね。 犯人が罪を犯し、真相が明かされ、破滅する。 謎の提示があり解決があるけど、徹頭徹尾「犯人が主役」もしくは「犯罪そのものが主役」というパターンもまたありですね。
2011-01-15 18:35:24確かに・・・。完全犯罪っぽい犯行の場合、自殺、犯行が露見して「いない」で安定しているわけですから、法はともかく、現段階での安定「秩序」を破壊するのは、寧ろ探偵側ともいえますね。 RT @youmoutei それをもたらすのが探偵である必要は、必ずしもないように思います。
2011-01-15 18:35:35@rufa9 自分はその類の作品が好きなので、昨日の探偵「のみ」を取り上げたTLにはあまりピンとこなかったのです… そもそも「お気に入りの探偵」という概念が自分の中には無くて、何だか読書経験の少なさも同時に痛感してみたりw
2011-01-15 18:44:48まやかしの「秩序」を探偵が事件を暴く事でぶっ壊し、結果として「混沌」がもたらされ、収束しないというパターンも面白いかもしれず。まあ、話投げっぱになりがちだから、一作で纏めるなら、ラストにもう一度反転は必要そうだが。・・・このネタは面白そうだ。
2011-01-15 18:47:39@T_okakyun 今はあらゆるパターンのミステリがあって、選びきれなくて迷っちゃう素敵な時代でもありますね。 「犯人が魅力的」、あるいは「犯罪の動機・過程・バレて破滅する過程が魅力的」、いずれもあるあるあるですよー!
2011-01-15 18:52:17コロンボとか古畑とか、犯人が先に書かれてしまう話、倒序物も、有る意味この系列ですね。あれらは、ホットスタートで初めから社会秩序を回復する話であり、 犯人側から見れば、秩序を破壊される話とも言えるかもしれません。 RT @rufa9 「犯罪の動機・過程・バレて破滅する過程が魅力的」
2011-01-15 18:58:23@rufa9 「動機」とか「魅力的な謎そのもの」など、自分は読書の際そちら方面が特に気になりますね… しかし、昨日のTLはついて行きたくてもついて行けなかったというのが本音でもありますw 皆さん、色々なことを考えながら読書されているのだなぁ…と改めて感心
2011-01-15 19:06:53