１１月企画（恋人未満へし燭botまとめ）

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光忠「あ、おはよう、長谷部くん」薬研「お、やっと起きて来たな」長谷部「こんな時間まで寝ているとは、不覚だ…」光忠「それは仕方ないじゃないか、長谷部くん昨日は遅くまで仕事をしてたみたいだし。ほら、朝ご飯とってあるから、早く食べなよ」長谷部「あ、ああ…悪い」

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光忠「長谷部くん、何か落ち込んでるように見えたんだけど、何かあったのかな？」薬研「あー…あれは多分、毎朝起き抜けにさりげなさを装って誰かさんを探して真っ先におはようって言ってたのに今日は出来なくて落ち込んでる顔だな」光忠「主のこと？」薬研「こういうところもまた悲しいよなあ」

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光忠「長谷部くん、まだ仕事するの？」長谷部「ああ。昨日は結局終わらなかったからな」光忠「そんなに根詰めるのもよくないよ。少しは休まなきゃ。食後のお茶でもどう？」長谷部「そうだな、お前も一緒に…」光忠「じゃあ僕は畑当番だからもう行くね」長谷部「あ、ああ…頑張れよ…」

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長谷部「ちくしょう！！！！」

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宗三「おや？珍しいですね、あなたが居間で仕事なんて」長谷部「べ、つに…今日はそういう気分だっただけだ」宗三「ふぅん」長谷部「何だその目は！」宗三「大方、今日は朝から光忠に構ってもらえなくて寂しくて居間に居れば声が掛かると思ってのことでしょう？」長谷部「ぐ…」宗三「面倒ですねえ」

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宗三「本当に面倒ですね。構って欲しいならさっさと行けばいいでしょうに」 長谷部「…」

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長谷部「おい、光忠は居ないのか？」青江「燭台切かい？ああ、確かに今日は僕と畑当番だけど、短刀達に呼ばれて戻って行ったよ」長谷部「なっ…」青江「君はどうしてここに？ああ、もしかして、欲しくて欲しくて堪らなかったのかい？」長谷部「カボチャの話か」青江「燭台切の話だよ」長谷部「？！」

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長谷部「光忠あ！！！」光忠「えっ？！わ、どうしたの？！何でそんなに息切れ？！」長谷部「走ってきた」光忠「走ってきたの？！あ…もしかして、その…」長谷部「光忠…俺は…」光忠「長谷部くん…あの、な、内緒にしてね、僕…」長谷部「光忠！」光忠「お昼ご飯の前におやつ食べてごめん！！！」

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光忠「お饅頭が…美味しくて…ごめん…」長谷部「美味いもんな…」光忠「５つも食べてごめん…」長谷部「５つも食べたのか…」光忠「長谷部くんも食べる？」長谷部「食べる…」

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光忠「今日のお昼ご飯は肉じゃがだよ」御手杵「んぁ？これ何か甘過ぎねえ？いや、美味いけど」日本号「ああ？そりゃ当たり前だろ、長谷部の好みに合わせたらこんくらいに…」光忠「日本号さん？」日本号「あ、ああー…うん、美味いなあ…」博多「ばりうまかー！」長谷部「（黙々）」

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長谷部「光忠！」光忠「え？！こ、今度は何？！」長谷部「行くぞ！」光忠「ど、どこに？」長谷部「か、かかかか買い物に！！！」光忠「僕今日は畑当番だよ長谷部くん…」長谷部「ﾊｯ…そうだった！」光忠「今日の買い出し当番は倶利ちゃんだよ」長谷部「そうだったあああ！」薬研「落ち着け長谷部」

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光忠「じゃあ、二人とも買い物よろしくね」 長谷部「どうしてこうなった！！！！」大倶利伽羅「本当にな」長谷部「光忠への贈り物買ってきてやるからな！！！」大倶利伽羅「自棄になってどうする。そういうことはあいつの前で言ってやれ」

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光忠「…」青江「浮かない顔だねえ、燭台切」光忠「わかる…？」青江「うん、とっても。そんなに悩むくらいなら、一緒に行ってもよかったんだよ？」光忠「それは…でも、青江くんに悪いし…」青江「僕は別に構わないけれど」光忠「うー…倶利ちゃん、いいなあ…」

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長谷部「おい大倶利伽羅あ！光忠はどっちの方が好きだと思う？！」大倶利伽羅「あんたさっきからそれ何回目だと思ってるんだ！いい加減にしろ！」長谷部「お前の方があいつの好みに詳しいだろう？！怠慢は許さんぞ！」大倶利伽羅「だから！それはあんたが決めろ！俺なんかじゃない！」

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長谷部「（結局こんなものしか買えなかった…大倶利伽羅も途中から何も言わなくなったし俺の好みで買ったが、これで本当によかったのか…？こんなものであいつが喜ｂ　光忠「あれ？おかえり長谷部くん、早かったね」長谷部「みつｔｊでゅｂっｄみおｄｍふぁｆｊ」光忠「え？！な、何事？！」

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光忠「ん？綺麗な飾りだね、根付け？長谷部くんが買ってきたのかい？」長谷部「はっ？！いや、それはっ、その、あのだな…これはっ…お、おれ…俺が…」光忠「そっか、綺麗な琥珀が付いているから、きっと長谷部くんの本体に付けても映えるだろうね」長谷部「へ？！あ、ああ！そうだろう？！」

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薬研「はあ？それで、結局自分のに付けたのか？」長谷部「うるさい！こ、こんなはずじゃなかったんだ…！」宗三「そう思うなら、僕達のところで愚痴らずにとっとと『これはお前への贈り物』だと言いに行けばいいものを…」

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長谷部「だ、だが、あいつの瞳によく似た色の飾りが俺の本体に寄り添っているのかと思えば、これはこれで…」薬研「意気地無し」宗三「童貞」長谷部「うるさい！！！！」

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光忠「今日の晩御飯は何がいい？」厚「ハンバーグ！」小夜「唐揚げ…」秋田「カレーライス！」光忠「迷うなぁ。あ、長谷部くんは何が食べたい？」長谷部「俺か？そうだな…ビーフシチュー…」光忠「じゃあビーフシチューにしようか」秋田「しちゅー！牛すじ入れてください！」光忠「OK、任せてくれ」

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厚「また長谷部のリクエストかよ～まぁいいけど」前田「燭台切さんが当番の日は大体長谷部さんのリクエストだからねぇ」小夜「唐揚げ…」平野「ここまで燭台切さんが贔屓してても気づかないなんて、長谷部さんもなかなかの鈍感…」乱「ほんと焦れったいよ」小夜「唐揚げ…」

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長谷部「先ほどは言い出せ無かったが、やはりこのままでは駄目だ…！俺は何のためにわざわざこれを買ってきたんだ！おめおめ引き下がるわけにはいかない！渡すんだ！必ず！これを！今晩！光忠に！そして言うんだ！なぁ、薬研！」薬研「その意気はいいが、最後の最後で俺に振るのが駄目だったな、減点」

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長谷部「光忠、今夜俺の部屋に…いや、俺の部屋に呼ぶのはあからさますぎるだろう…！じゃあ俺があいつの部屋に…？駄目だそんなのハードルが高すぎる…！」博多「長谷部は何ば言いよっと？」日本号「あー…あれはいつもの発作みたいなもんだろ、そっとしておいてやれ」

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鶴丸「母屋の裏手の縁側なんていいんじゃないか？」長谷部「なっ…貴様、盗み聞きしていたな…！」日本号「（いやさっきの駄々漏れのくせに何言ってんだこいつ）」鶴丸「そんな野暮なことしちゃいないさ、ただ、年長者としてアドバイスしただけさ。今夜はいい月も出るみたいだしな」長谷部「そうか…」

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日本号「あんたが的確なアドバイスなんて珍しいなあ。積極的にデバガメしそうだと思ったが」鶴丸「そうかい？俺は野暮なことは嫌いでな」日本号「それは俺も同感だが…ここまでお膳立てしてやってバシッと決めなかったら、情けねぇよなあ」鶴丸「その時は、あいつがそこまでの男だったってことさ」

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光忠「晩ご飯出来たよ！いっぱいあるからどんどん食べてね！」長谷部「み、光忠！その、今夜、夕餉の片付けが終わったら…」光忠「え？長谷部くんおかわり？」長谷部「へ？あ、ああ、もらう。…それで、大事な話があるから、裏手の縁側に…」光忠「ご飯もあるよ？」長谷部「もらう…」