純情事情

あさこ。vs アメブロなぅ。 @yoko_7d8u_asako

26 襲われるみたいに 強引なキス。 そんな受け身のキスから 姿勢を変えて 絡んでくる舌を舐め返しす。 ･･･なんならもっと奥を欲しがる俺。 『やっぱり･･･ 丸山くんはこーゆうの うまいと思った。』 五月蝿い黙れ。 あー。 久々にイライラがおさまらへん。 #純情事情

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27 「･･･そーゆうのいらへん。 お喋りいらへんから。 AVみたいな事 教えてくれるんちゃうんですか？ せーへんのなら。 俺。帰ります。」 そう言って押し離そうとすると すかさずその腕にしがみついて 『･･･する。教えるよ。』 って。 ニヤリと笑う。 #純情事情

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28 俺のシャツを託しあげて 胸にキスをする。 「あっ･･･」 こんな女･･･ そう思うのに 体は反応して声が漏れて ･･･それがまたイライラさせる 同じ人間の心と体なのに なんでこんなチグハグやねん。 心はお前を思ってるんに。 体は刺激にもってかれる。 #純情事情

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29 気づけばベルトがゆるめられ 先生は俺のを美味しそうに舐めてる。 『気持ちい？ こんなになって･･･』 俺は黙って 押し寄せる快感に耐えて。 頭の中では ずっと君を思ってる。 こーゆう事。 そのうち君も あいつとするんやろうか。 犬みたいに咥えるん？ #純情事情

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30 『ふふ･･･いい身体。 ねぇ先生のも舐めて？』 そう言いながら俺の上に跨ると 服を捲って胸を捧げる。 飾りを舌先で舐めれば あん♡って鳴く。 ･･･あほらし。 「先生･･･黙ってや。 なんか。萎える。」 『なにその言い草･･･ ほんとに初めて？』 #純情事情

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31 『そんな余裕奪ってあげる。』 そう言うと俺は先生の 濡れきった内側に招かれ 「うっ･･･」 声を漏らせば 先生は嬉しそうに腰を振る。 ･･･快感に意識が飛びそう もう。俺なんか。 ･･･ドウニデモナレ #純情事情 pic.twitter.com/QZRh76wgAv

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32 部活が終わって 教室に忘れ物取りに行ったら 「ん？」 帰宅部のはずの丸が 保健室からフラフラと出てきて どこへ行くともない感じで 俺の前を歩いてた。 ･･･嫌な予感がして俺は声をかける。 「おい！丸！」 #純情事情 pic.twitter.com/I432VZrl6w

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33 振り返った丸は いつもと様子が違って。 目が曇ってて 制服のシャツは ボタンがかろうじて 2つくらい止まってるだけ。 ベルトはとりあえず 引っかかってるだけ。 「何その格好･･･/// しゃんとせえよ！」 慌ててズボンをあげ シャツで胸元を隠す。 #純情事情

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34 でも。 丸は動く気配がなくて。 「あーーーもぉ！！！」 しゃーなし俺は ボタンをとめなおしたり ベルトを直したり。 ･･･でも。 なんやろこの感じ。 ボロボロで よく見たらあちこち紅くて しかも･･･なんか。 女の香水みたいな匂いがする。 #純情事情

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35 まさか･･･ 「お前･･･誰かにやられたん！？ 保健室から出てきたって事は･･･ あの先生か！？」 俺が声を荒らげ問い詰めると 丸はポタポタと泣き出して。 そのまま俺の肩に埋もれる。 『亮ちゃん･･･ 亮ちゃん･･･』 俺より大きな丸が 小さくなる。 #純情事情

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36 『俺･･･やられたんちゃうねん。 了承の上やってん。 せやのに･･･ 何でこんなに気持ち悪いんやろ。 好きでもない女とのエッチは 何でこんなに気持ち悪いんやろ。 体は反応したんに。 心は全然満たされへん。』 #純情事情 pic.twitter.com/fbN5Rv03xQ

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37 な･･･そんなん。 俺の未体験ゾーン/// よぉ分からんけど･･･ 「答えはシンプルなんちゃうん･･･？ エッチは･･･ 好きな女とするもんやからちゃうの？ そうやないから満たされへんのやろ？ なんでそんな奴としたん？」 そう思う俺は幼稚なん？ #純情事情

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38 「俺は･･･ まだそんなんしたことないけど。 心と体は繋がってるから。 どっちも丸やから。 同時に満たされんから 気持ち悪いんやろ？ どっちかばっかり満たされたら そりゃバランス崩すて･･･」 そう言うと 丸はぐしゃぐしゃに泣き崩れて･･･ #純情事情

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39 『･･･どうしよぉ･･･ もう･･･俺 バランス取り戻されへんかも･･･』 ･･･そう言いながら 泣き続ける丸に 俺は非力にも･･･ 「大丈夫･･･大丈夫や。」 って。 言い続けるしかできなかった。 #純情事情 pic.twitter.com/KWfZ5orwXK

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40 丸ちゃんと･･･ あんまり喋らんほうがいいんかな？ でも･･･なんか気になる。 だってほら。 いつもはニコニコしてるのに。 最近ずっと 外を眺めてぼーっとしてる。 ･･･かと思えば すごい怖い顔で 自分の手を見つめてる。 そんなん･･･ほっとかれへんよ。 #純情事情

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41 放課後･･･ そそくさと帰る 丸ちゃんを追いかける。 「丸ちゃん！」 いつもなら立ち止まってくれるのに 無視して歩き続ける。 「待って！」 何とか追いついて腕を掴むと 気だるそうにこっちを向く。 『･･･なんか用？』 ･･･何その目。 ･･･怖い。 #純情事情

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42 「丸ちゃん･･･どないしたん？ 最近様子･･･おかしない？」 彼はため息。 『別に。おかしないよ。 って俺の事なんかほっといてよ。 先輩と･･･ イチャイチャすんので 忙しいんちゃうの？』 やっぱりおかしい。 こんなの･･･ いつもの丸ちゃんちゃう。 #純情事情

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43 「そんな事ない･･･ そんなふうに言わんでよ。」 苦しくて俯く。 丸ちゃんがまたため息をつく。 『じゃあどう言えって言うん？ ･･･もう。しんどいねんて。 お前ののろけ話聞いたり。 恋愛相談のったり。』 そう言われ思い出すのは ふたりで喋る光景･･･ #純情事情

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44 『･･･もう俺に構わんで。』 丸ちゃんは背を向けて その場を離れようとしたから 思わず引き止める。 「そんなん･･･イヤや！」 ･･･次の瞬間 ドン！ って壁を叩く音が 静かな廊下に響いて。 ･･･気づくと私は 壁と丸ちゃんに挟まれていた。 #純情事情

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45 『･･･なら。 オレの事好きになってや。』 頭上から 聞いたことの無い低い声が響く。 「え･･･」 慌てて見上げたら 丸ちゃんが泣いてて。 声をかけようとした瞬間 泣き顔を見せないように 抱きしめられた･･･ どくん･･･どくん 心音が聞こえる。 #純情事情

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46 『オレの事 好きになってくれんのなら いっそ最低な女になって 大ッ嫌いになれたらええのに･･･』 そう呻いて。 丸ちゃんは私を離して その場から駆け出した。 ･･･私はもう追いかけられず その場に崩れた。 #純情事情 pic.twitter.com/AcRfZNCHoq

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47 俺は気づいてる。 お前の様子が 最近おかしい事に。 「おーい。どないしたん？ 最近ぼーっとしてんな？」 『あ･･･うん。すばる。 うん･･･なんでもあらへんよ！』 そう言って交わすキスも なんだか虚ろで。 #純情事情 pic.twitter.com/CEYdu9ObJj

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48 なんとなく。 原因はわかってる。 あの･･･虫のせいやろ。 ほんまはお前に･･･ 言わないかん事あるのに。 お前がそんなんやったら なんもいわれへん。 ･･･気持ちばっかり焦るわ。 #純情事情

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49 ･･･って。 無い頭で色々考えて イライラしながら歩いてたら･･･ 『先輩･･･ちょっとええですか？』 って。 あの虫が俺に声をかけてきた。 #純情事情 pic.twitter.com/hNwC54hVTd

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50 ゆっくり振り返り そいつを睨みつける。 「なんや。俺は用あらへんで。」 そう言って その場を離れようとしたから 手首を掴まれて･･･ ･･･なんや。殴り合いか？ 俺は少し笑って いつ来てもええように拳を握った。 ･･･が。 その拳は不発やった。 #純情事情