- JunNakagawaWork
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英語のlegitimateという言葉は、私の好きな言葉の1つです。この言葉は法的権利に関して使われることが多いようですが、さらに拡張された意味として、reasonableとかjustifiableな状態を示します。
2015-11-10 21:50:01This is the legitimate work of an artist. このlegitimateは、「正統な」「本格的な」という意味で、例文の意味は「まさしく芸術家の仕事だ」ということです(最所フミ氏の説明を転載しました)。
2015-11-10 21:53:35「正統な・正当な」やりかたが継承されるということは、実務上のモデル技術に関して言えば、学問上のモデル論を順守して(「正統な」ということ)、論理の無矛盾性(構文論)と真とされる値(意味論)を完備した(「正当な」ということ)技術でなければならないということでしょうね。
2015-11-10 21:56:53「理論などは実地に役立たない」というふうに公言している人たちがいますが、きっと、頭が悪いのでしょうね。理論を実地に役立つように工夫する力(ちから)がpractitionerの技術力の1つなのだから。
2015-11-10 22:01:01「Think!」は、IBM社の社是だそうですが、私の好きな言葉の1つです。「Think!」を「考えなさい」と訳すのでは芸がないですね。「問題意識をもちなさい」とか「工夫しなさい」という訳も考えられます。
2015-11-10 22:04:29私はミーハー本を軽蔑しています。また、journaleseも軽蔑しています。ただし、私は入門書を軽視している訳ではない。入門書は、とても大切な起点であり、専門家のなかでも、その道を知り尽くした最上級の専門家が入門書を執筆すべきだと思っています。
2015-11-10 22:07:32高度な論点を(正確性を犠牲にしたとしても)レベルを下げないで、「わかりやすく」説明するというのは、きわめて高度なワザであって、「面白可笑しく」説明することが「わかりやすい」説明ではないでしょう。
2015-11-10 22:09:38昨今、「面白可笑しさ」を「わかりやすい」というふうに錯覚しているような、あるいはjournaleseを多用したようなミーハー本(「✕✕に学べ」式)が多いと感じているのは、私の錯覚かしら。テレビのニュース番組にも そういう傾向が出ているようです。
2015-11-10 22:12:34意味論には、ふたつのアプローチがある――形式的構造から意味を研究する やりかた(このアプローチをセマシオロジーという)と、現実的事態から形式を研究する やりかた(このアプローチをオノマシオロジーという)。この ふたつを論理的意味論と記述的意味論と云ってもいいでしょう。
2015-11-10 22:16:04日々営まれている事業を直接に観察しながら事業構造を探る「記述的意味論」を私は排除するつもりはありません。それも、1つの やりかた ですから――ただ、そういう やりかた は非効率だと思っています(観察参与に値する成果を得るには数年の月日を費やさなければならないでしょう)。
2015-11-10 22:19:09TM(モデル作成技術)は、語-言語の分析法という性質をもっています。つまり、TMは、事業の管理過程で使われている「情報」を対象にして、「『意味』の伝達体系」を記述する(そして、「意味」から現実構造 [ 事業過程 ] を読み取る)セマシオロジーの考えかたをとっています。
2015-11-10 22:23:14TMは、数学・哲学で継承されてきた思想・技術――しかも、基本中の基本の技術――を体系化したにすぎないのであって、私の独特な着想などは、ほとんど皆無です。もし、私の独自の着想があるとすれば、それらの初歩技術を巧みに体系化したくらいです。
2015-11-10 22:25:53「わかっている」とか「知っている」というのは、なかなか、「意味」が難しい。「知っている」と言っても、単に「その言葉を聞いたことがある」(know of [ その存在を知っている ])というくらいの意味であることも多いようです。キーワードは、この程度の認知であることが多い。
2015-11-10 22:28:35キーワードのみを知っているにすぎないにもかかわらず、あたかも、その対象の中身(性質とか構造とか、他の事柄に対する関係など)を「知っている」として装うことは、エンジニア(職業としての工学)としてやってはいけないことでしょう。
2015-11-10 22:30:55もし、「やったほうが良いことを知っていて、やらない」というのであれば、なんらかの理由があるでしょうし、もし、知っていながらやらないのであれば、「無作為の罪」に問われるか、あるいは、怠惰として非難されるでしょうね。
2015-11-10 22:33:04たぶん、どの時代でも、どの社会でも、新しい事物・思想が導入される「現代」は、年老いた人たちには、(過ぎ去った頃に比べて、)「いまどきの、、、」というふうに不満の対象になるのかもしれないですね。テレビを観ながら、目に入ってくる映像に対して、逐一、ブツブツ文句を言う老人を見た。
2015-11-10 22:36:28私は、システム・エンジニアとして、アルゴリズムのエレガントさよりも、アルゴリズムの有効性(合目的性)を第一義に考えます―― L- 真(導出的な真)の見事さよりも、F-真(事実的な真)の適確さを重視します。理屈はいくらでもつけられるとは、論理のそもそもの性質だから。
2015-11-10 22:40:12