毎日新聞石戸記者による「ソーシャルメディアと新聞」@法政大

法政大学社会学部のウェブジャーナリズム論にゲスト講師に来て頂いた、毎日新聞デジタル報道部石戸記者による「ソーシャルメディアに」をまとめました。ソーシャル時代になり、新聞社が考えるニュースがゆらぎ、新しいとは何か考える必要がある、記者は本質的な問いと、価値観が大切と指摘しています。
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藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

今日の法政社会学部ウェブジャーナリズム論は、毎日新聞デジタル報道センターの石戸 @satoruishido さんがゲストです。ソーシャルメディア時代の新聞、報道、ジャーナリズムの役割についてお話を頂きます。

2015-11-18 15:15:16
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)石戸さんの講義は問いの重要さからスタート。「紙かウェブかは愚問。最も重要な問題はどのような問を立てて、本質に迫るか」「良い問いを立てられない記者は淘汰される」「ウェブ=技術の飛躍が大事なのは自明。本質は情報を伝えること」。 pic.twitter.com/hutlkSXMpU

2015-11-18 15:20:16
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藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)石戸さん。ニュースとは何か。ニュースは新しい。新しいとは何かを考える必要がある。新聞社にとっては新しいこと=昨日の新聞に載ってないこと、読者にとっては異なるかもしれない。古い記事でも新しいこともあり得る。切り口、意味、価値を付加するとニュースになり得る。

2015-11-18 15:22:23
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)安保法政とソーシャルについて。「メディアの一部が報じた、若い人が立ち上がった、というストーリーは違う」「ポイントは筋の良い専門家による発信」「院外の政治についてソーシャルは重要な要素になってきている」

2015-11-18 15:48:14
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)ソーシャルと報道に関連がある。「ネットで話題」みたいなやつ。政治取材は、院内と院外のつながりが弱い。院内は政治部、院外は社会部。分業しているから国会の中と外がつながらないので、ソーシャル時代にマッチしてない。

2015-11-18 15:59:35
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)石戸さんの取り組み。「本質を問う」→キーパーソンインタビュー:井上達夫・東大教授(1)安保法案議論の不毛、その原因は?  - 毎日新聞 mainichi.jp/feature/interv…

2015-11-18 16:04:46
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)石戸さんの記者の仕事。スマホを片手に国会の院内と院外をつなげる、紙面とウェブをつなぐ。しかし、ネット空間は分裂。誰が議論をつなげていくのか。従来の記者の持ち場をこなせばいいでは通用しない空間が生まれている。

2015-11-18 16:12:37
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)石戸さんによるこれからの記者像。記者は記事の最終責任者。デザイン、データ、写真、動画、ウェブ、紙といった媒体や技術の仕組みを大まかにしっておくこと。価値観が大事になるので、価値観を鍛える。問い、ストーリー、ニュース。ソーシャルは「ノイズ」だが、重要になる。

2015-11-18 16:24:51
藤代裕之『フェイクニュースの生態系』出版 @fujisiro

承前)会社に染まるのは楽だが、それでは記者はダメ。学生時代の経験が薄っぺらいと、社会にでてからすぐに薄っぺらくなる。価値観をしっかり持ちながら、常に自分の価値観を問い続ける必要がある。

2015-11-18 16:29:08

キーパーソンインタビュー:井上達夫・東大教授(1)安保法案議論の不毛、その原因は?(毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/interview/news/20150907mog00m040015000c.html