【俺だけ得まとめ】ひかともさんちのナナドラメンバー紹介・初代エデン編

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@7thwall とはいえグラフェンができることは呪文だけ。そんな彼ができることなど限られている。そうだハントマンになろう。幼い頃の絵本で見たような自由な冒険者に。ドラゴンのせいで混乱に陥った世界なら、ハントマンの需要も増えるだろう。グラフェンは他国を目指す人々に紛れて旅立った。

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@7thwall ところが状況はグラフェンの想像を超えていた。まさかハントマンの本拠、名にし負うカザンが陥落しているとは思わなかったのである。近隣のミロスを訪ねた彼は、プレロマから救援を求めてきた学士と勘違いされ、まずミロス防衛とカザン奪還に力を貸してくれと頼まれた。

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@7thwall それは、「見捨てられた」ことで腐っていた彼には「認められた」という光でもあった。彼は二つ返事で了承し、ハントマン達に協力をする。だが、フロワロの毒は彼をまたベッドに縛り付けた。3年後目覚めた彼は、また見捨てられると怯えた。だが、リーダーのカルナンは言ったのだ。

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@7thwall 「私は父の意志を継がなくてはならない。でも、貴方にはその義務はない。抜けるなら今のうち。それでも――力を貸してくれるとうれしい」それは、プレロマで期待されていたときにも直接に言われたことはなかった「貴方が必要」という意志。グラフェンは泣きたくなる思いで答えた。

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@7thwall 「ぼくは学士だぞ。この危機に学士の力がなくてどうする」――こうして、居場所がなかった学士は自分の居場所を見いだした。本当はプレロマにだって自分の居場所はあったままだったのだ、ということに彼が気づくのは、ハントマンとして成長しプレロマに帰還した後のことである。

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@7thwall 一見すると冷静沈着な学士。だが内面はコンプレックスで歪み、プライドと自己卑下が入り交じっている状況にある。 自立しているように見えて依存。ローグに言わせれば「しっかりしているようで全然しっかりしてねぇ」。「走る」で喩えるなら地面に論文を書いててなかなか走らない。

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@7thwall そんな彼も戦後には吹っ切れプレロマの復興に走り回っている。両親の手記を見つけ、彼らが不器用ながら何を考えていたのかを知ったのだ。ドラゴンの襲来がなければわかり合えたかもしれないのに――その時はグラフェンがひねくれたままでやっぱり仲直りできなかったかもしれないがｗ

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@7thwall そんな風に自嘲しながらも、またドラゴンの襲撃があって『可能性』が奪われるようなことがあってはいけないと考え、エメルの古代技術復興計画の実行責任者となった。ハントマンとしては仲間達同様無名として伝えられたが、プレロマの学士としてはプレロマの史書に名が残っている。

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@7thwall ファイター：ルシュリー（ルシェ子）　ネバンプレス生まれ育ちのルシェっ子。剣使い。ルシェ民族らしく勇猛果敢だが、子供の頃はそれが悪い方に出て女ガキ大将兼いじめっ子となってたやんちゃ娘。女のくせに男みたいな見た目をしてる近所の子がとてもいい的だった（ひでぇ）

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@7thwall その子の父は立派な強い騎士で、ルシュリーの憧れだったのだが……その一家が引っ越したのが自分（をはじめとしたいじめっ子）のせいだとは、彼女は思わなかったのである。子供だし。時は流れ、ルシュリーはちょい年上で頭角を現してきたバントロワに憧れる戦士の卵になっていた。

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@7thwall そして思った。ハントマンになって、バントロワやあの騎士のような強いルシェになろう。さらに思った。そういえばあの騎士の子供、どうしているだろう？　昔は何も考えてなかったけど、あそこまでいじめることはなかったかもしれない。なんで少しも反攻しなかったんだとは思うけど。

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@7thwall いじめっ子の勝手な言い分だが、成長したいじめっ子は昔のことをいじめと認識していないと言われる中、ちょっと反省した分はマシかもしれない。なんであれ引っ越し先を知らない以上、会うこともなかろう。彼女はハントマンの国カザンに着き、見事にドラゴン襲撃に巻き込まれた。

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@7thwall そこで、昔の憧れの騎士を遠目に見た。しかし声を掛ける間もなく騎士はどこかへ消えた。なんだかんだでルシュリーは非戦闘員を守りながらミロスへ行くことになり、今度はそこで件の騎士を遠目に見た。いや違う、あれ昔いじめてたカルナンじゃないの!?

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@7thwall ドラゴンがらみの混乱のため、両者顔を合わすことなく、あちらはフロワロの毒に倒れて王宮の奥に収容され、ルシュリーは戦える者として防衛の毎日だった。そして3年、両者が再会するのは、ギルド・パルディールがカザンを奪還し、褒美のひとつとして家を手に入れた後である。

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@7thwall ギルドハウスを訪ねたルシュリーは、まず昔の所行を詫び、相手の父、憧れの騎士のことを尋ね、亡くなっていたという話にがっかりした。やらかしたことを考えれば許してもらえることまでは期待していなかったので、そのまま立ち去るつもりだったが、女騎士は力を貸せというではないか

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@7thwall カルナンの視点から語るなら、最初はなんで今更、と思ったものの、父のことに話が及んで話に花がさいたあたりから、懐かしさに流され、相手へのマイナスの思いを忘れかけたのだった。まぁ、謝ってくれたし、子供のやったことだし。それに強そうだから力が借りれれば心強いかな。

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@7thwall といっても先に語ったとおり、もやもやは奥底には残っていて、それが旅の途中で噴出したりする。却って雨降って地固まるみたいになるわけだが。ともかくもルシュリーは「許してもらえた」ことに感激し、助力要請を二つ返事で受け付けたのであった。まず目指すはアイゼンである。

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@7thwall 先にも書いたが勇猛果敢。根は優しく素直。サムライ共々パーティの切り込み役的性格だが、ルシュリーの方はおてんば娘な感じ。本名ルシュリー・フェリシェ。ネバンプレスには両親と弟と祖母がいる。全員ドラゴンのファーストアタックを生き延びたが、後に祖母は千人砲に身を捧げた。

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@7thwall 走るで喩えると、必要最低限を考えてから走り、１歩につき１単語ずつ続きを考える風。戦闘中の状況変化に対する反応力はピカイチ。単なる反応ならローグが早いが、彼が「なんとなく」で反応するのに対して、彼女は超速で状況を分析するため、対応力では彼女の方が上である。

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@7thwall 戦後はバントロワの部下として祖国の復興に尽力している。メンバー内で唯一西大陸での活動を選んだため、数年後にある理由で仲間達がカザンに集まったとき、唯一集まれなかった。状況が彼女の耳に入ったときには、彼女にできることはもうなかったのである。

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@7thwall ローグ：ロタネヴ（ルシェ夫）　生まれ不明の少年。プレイヤーがぷちキャラの方のイメージに引かれたため、パーティ年少組のショタっ子である（といっても16歳）。物心ついたときには義賊団『フォーマルハウト』にいた。団名のことは後で説明するから突っ込まないでほしいｗ

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@7thwall 閑話休題設定年齢（カザン解放時）　騎・癒：18　姫：13　魔：22　戦・侍：20　……姫は10歳の時にマレアイアを飛び出してきた計算にｗ

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@7thwall 義賊団『フォーマルハウト』は、同じ名前の頭領を中心とした盗賊団である。主に腐敗しつつあるアイゼンを中心として活動し、貴族から金目のものをかっぱいで、一部を庶民にばらまいていた。残りは自分達のものである。やっぱ盗賊ですからｗ　団員は星の名をコードネームとしている。

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@7thwall ただし、ロタネヴは本名自体がわからないのでそのまま名前みたいになっている。盗賊団を家族のようにして育った彼は立派に盗賊勤めができるようになった。すました貴族を出し抜いて、驚く顔を見るのは、すかっとする気分だった。なにしろアイゼンはルシェを奴隷扱いしている国なのだ