- RiverInWestern
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向こうではあまりお腹空かないからね。ところで、四枚も羽があるのに着れる服があるのだろうか?そこらへんは帰還者用の服があるのかな? #4215tk
2015-11-23 17:23:41野生動物仕事しすぎ!それだけ消えたとなると、縁日のみんなやタイジュさんや鉱さんも歌音ちゃんと同じ町の出身だったりするのかもね #4215tk
2015-11-23 17:31:18……さて、妹と過ごす時間というのは案外早く過ぎ去っていくものである。あっという間に昼。つまり、これから一緒に仕事をする人たちとの顔合わせだ。「こっちだよ、お姉ちゃん」時雨に手を……というか指を引かれて案内されたのは、山の麓にある無骨な建物である。21 #4215tk
2015-11-23 20:57:12「ここが『研究所』。黄昏町の調査や身寄りのない『帰還者』の保護を行ってるところ」時雨の説明を聞きながら、私はその建物を見上げた。無骨で飾り気がまったくない。まあ、研究所というからには当然かもしれないが。最初に戻ってきたときに連れてこられたのもここだったなあ。22 #4215tk
2015-11-23 21:00:04中に入ると、出迎えたのはひたすらに続く廊下である。時雨に導かれるまま奥へ。時折通り過ぎる白衣の職員が軽く会釈をしてくる。たまに興味深そうに見てくるのもいたが、まあそんなもんだろう。気にしない気にしない。笑顔で会釈を返しつつ、先へ。にしても結構人がいるなあ。23 #4215tk
2015-11-23 21:03:04さて、辿り着いたのは離れにあるらしい宿舎である。「ここが強行偵察員の待機宿舎」「待機?」「うん。神隠しが起こるのはだいたい黄昏時で、『帰還者』が戻って来るのは夜中だから。昼間はここか自宅で待機してればいいの」へええ。ちょっと気楽でいい感じだ。24 #4215tk
2015-11-23 21:51:11宿舎に入って少しすると広間が見える。そこには既に三人ほど先客がいた。「おお。来たか」真っ先に立ち上がり、出迎えてくれたのは四十絡みの男。あ、この声は。「隊長さん?」「まあ、そうなんだが……俺には朝野 太陽(あさの たいよう)って名前がある。今後はそれで頼むよ」25 #4215tk
2015-11-23 21:54:02