彼氏(甘い誘惑)

うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

2〉 《なんや花、ぼーっとして。どうしたん？》 ソファの上で考え事をしていたら仕事から帰宅した信ちゃんが言った 「え？あ、お帰り。今日は早かったんだね」 《おお。たまにはな。それより、なんかあったんか？》 どきりとした。仕事人間だから何も気付かないと思ってた #彼氏

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3〉 私の隣に腰掛けた信ちゃんに寄り掛かる 「…今日何作ろうかなあって考えてたの。最近レパートリーがネタ切れで」 と笑顔を作る 「何かリクエストある？」 《そうやなあ》 ちょっと考えて 《ベタでもええか？》 「ん？w」 《花を食べたい…》 っ/// #彼氏

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4〉 そのまま私をソファへと押し倒す… 顔にかかった髪の毛を手で梳いて耳にかけじっと見つめて、ゆっくりとキスを落とす 亮ちゃんに抱かれてからまだ一度も信ちゃんとはしてない。なんとなくそういうタイミングにならなかったから。 でも、今日は断る理由が見つけられない… #彼氏

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5〉 「ん…ん…っ」 信ちゃんが私を撫でさする 少しだけ、嫌悪感が湧き上がる 目を瞑って、意識を快感だけに集中させて… …でも あんなに好きだった信ちゃんとのキスも、ゴツゴツしたこの手も、肌触りも匂いも、なぜこんなに苦痛に感じてしまうの？ 鼻の奥がツンとなる #彼氏

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6〉 「あ…ァァッ…」 自然と声はでるのに、心がついていけない 《…花…ええか…？》 「ふぅっ…ん！」 それでも、受け入れ慣れた信ちゃん自身は私の中にすんなり収まって 彼の与える刺激に身を委ねる 亮ちゃんに抱かれたこのソファの上で、私は罰を受けてるのかな… #彼氏

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1〉 (花、今度の連休さ大倉君と錦戸君と4人で1泊旅行行かない？) 「え？なんで私⁈」 友達の突拍子もない提案に狼狽える。 遊びに行くならまだしも1泊って？ (うーん、実はさ大倉君と2人で行きたいんだけどね？でもまだ付き合ってもいないしさ) #甘い誘惑

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2〉 そりゃあ茉由が大倉君を好きなことは知ってたけど、でも… (ね？お願い！花の彼氏さんには悪いけど、女同士の旅行ってことで。…ダメかなあ？) 亮ちゃんと旅行… …心惹かれないわけじゃないけど でも、バイト先でもあまり話さないようにしてたのに 無理だよ… #甘い誘惑

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3〉 何より信ちゃんに嘘をつくの？ (…花？) 「ああ、ごめん。…わかった。信ちゃんに話してみるね」 思わずそう答えていた 信ちゃんがいいって言うか分からないし、それに4人でなら大丈夫だよね？ 茉由は (やったー) と小さくガッツポーズを決めていた #甘い誘惑

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4〉 ーーー 「ねぇ信ちゃん？」 食後のコーヒーを差し出して私は切り出す それを、ありがとうと手に取り新聞へ目を向けたまま口へ運ぶ 《んん？》 「ん、あのねぇ」 と、ソファに腰をおろすと、彼は読んでいた新聞を膝に下げて私と目を合わせてくれる #甘い誘惑

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5〉 「茉由からね、連休1泊で温泉行こうって誘われたの」 《連休っていつ？来週？今からで宿とれるんか？》 「あ、なんか親戚がやってるとかでいつでも来てっていわれてるんだって」 《ふーん…行きたいんかい？》 …慎重に、練習通りに… 「あ、無理にとは…」 #甘い誘惑

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6〉 《……ええよ？》 え？ 《俺の転勤で無理やりこんなとこまで連れてきてもうて、やっとできた友達やしな。連休は俺も仕事入ってて相手してやれんし》 信ちゃん… 「いいの？」 《ーー茉由ちゃんと2人なんやろ？》 その言葉にチクリと胸が痛む #甘い誘惑

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11〉 ふはっと笑って、彼は私を抱き上げ立ち上がると寝室へ向かった そっとベッドへおろされる 彼は上半身だけ服を脱ぎ私の上へ覆い被さる 《…好きやで》 「///うん…」 ”私も”とは言えなかった… 代わりに信ちゃんの頬を引き寄せ自分からキスをする #甘い誘惑

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12〉 信ちゃんは動かない。黙って私のキスを受けながら、体重がかからないように肘で体を支えて、頭を撫でてくれる。 いつまでも優しい微笑みで見つめるだけだから、意地になって、もっと頭を引き寄せてキスを深くした 《…たまにはええな。こういうんも》 ふふっと笑う #甘い誘惑

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13〉 やがて、やっと信ちゃんは私の手をとり頭上で押さえつけ首筋に舌を這わせた。 「ァ…」 鎖骨の辺りにチュッと吸い付く あ、痕… 信ちゃんの指がそこを撫で、またキスをした いつもは痕なんてつけないのに… そのまま唇は胸まで降りて、突起をみつける #甘い誘惑

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14〉 濡れた舌がそれを転がす 「ァ…ん」 両方を摘まれ指で弾かれる 「ああっ…」 《花は胸を弄られんの好きやもんな？》 「あんっ、ちがっ…ァッ！」 《やってホラ…ここ、こんなんなってるで？》 下着の中に指を入れ割れ目をなぞられると蜜が溢れてきて #甘い誘惑

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15〉 指で擦られるとクチュクチュと卑猥な音をたてた 私は信ちゃん自身を探して手を這わせる 《ふ…なんや、もう欲しくなったんかい》 「っちが、う…」 もう体は快感を求めてる だけど、早く終わってと思う別の自分もいて だから自ら手を伸ばし誘惑する #甘い誘惑

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16〉 信ちゃんのそれはまだ少し柔らかくて、私は体制を変えそれを口に含む 《ンぁ…》 下から上へ茎を丹念に舐め上げると少しずつ硬度を増す 先端までいきそこを舌で何度もなぞると信ちゃんからも蜜がでる 《…ふ…ええで、花…上手や…》 少し嬉しくなって全部飲み込む #甘い誘惑

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17〉 口に入りきらない大きさの信ちゃんのモノに唇を上下させ舌を絡める 仰向けの信ちゃんの腰が私に合わせてゆっくりと動く 《…っ…ﾝ…あぁ…ハナ…ハナ》 うわ言のように名前を呼ぶ このまま口でイッてくれれば終わるのかな… そんな事を考えながら動きを早める #甘い誘惑

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18〉 《花…もうええで…おいで》 手をとられ引き上げられた 腰を掴んで持ち上げ自分のそれに充てがい少しずつ沈めていく 「んっああ…っ」 全部飲み込むと圧迫感が押し寄せる 《すぐ入ったな》 嬉しげに笑い腰を揺する 「んあっ」 《手ついて…自分で動き》 #甘い誘惑

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19〉 言われるままに、自分の秘部を擦りつけるように動かす 「ぁぁ…ン…」 《やらしい動きやで…気持ちええん？》 「んは…んっ、気持ち、いい…」 《ふはっ、素直やな…やけど俺には物足りんなあ》 「あんっ」 言うと私を支え起き上がり今度は私を下にする #甘い誘惑

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20〉 《花…好きやで…》 力強く突かれながら目を閉じて、信ちゃんの好きな所を思い出し数えてみる 大きな目からでる優しい眼差し、頼り甲斐があって仕事熱心、男前なのにお茶目で可愛い所もあって… ああ、そうよ。沢山沢山好きな所があったのに… 薄っすらと目を開ける #甘い誘惑

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21〉 …今でも…こんなに愛しいと思えるのに… 額の汗を手を伸ばし拭ってあげ、肩に腕をかける …どうして心がこんなに引き裂かれそうになるの？ …どうして今、信ちゃんと彼を重ねるの？ 引寄せて唇を貪る 忘れてしまいたい 今は信ちゃんだけを感じていたい… #甘い誘惑

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22〉 「あ…あ、信ちゃぁ…んっ」 ピッタリ収まって隙間もない彼のそれが激しく中を掻き回す 「んっ、んっ」 奥まで突かれてずり上がりそうになる腰を、しっかり支えられて更に深く突き付けられて 「っやあっ…もっ、おねが…いっ」 息が苦しくて懇願する #甘い誘惑

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23〉 《ん、はっ…イッてええで？俺もすぐっ…》 益々速度はあがって、やがて 《でるっ！》と声をあげ私のお腹に欲を吐き出した 私はそれを指でなぞる 《すまんな。結婚もまだなんに、子供できたらあかんやろしな》 「うん、大丈夫」 いいの。もう… #甘い誘惑

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24〉 信ちゃんが大好きでいつか一緒になりたくて、転勤の話が出た時もそのつもりで付いてきた 彼も喜んでくれて新婚さんみたいな生活ができて本当に幸せだったの だけど…いつまで待っても結婚の話はでなくて、仄めかしてみても、一家の主になる自信がまだないし、それは…って #甘い誘惑