「ホログラムを登る男」制作日誌

平沢進13thアルバム「ホログラムを登る男」に関するツイートまとめ。
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02.アヴァター・アローン
  • 湯本高所作業員:
    こんなに全編通してピアノの和音が鳴り続けるのって平沢さんとしてはちょっと異例じゃないですかね。
    和音の劇的な推移と低音域に抑制された感じのボーカルとの対比の妙、というか。
    リズムが消えるところ、厚く重なった声部の緊迫感がすごい…。

  • ひらのん(んぐいす嬢):
    相変わらず平沢以外には思いつかないオケとメロディーの組み合わせですね。
    4種類の曲がいっぺんにあわさったようなインパクトです!
    平沢曲は歌詞でがらっと変わってしまうので今後も楽しみです!

  • 大黒(くノ一 ):
    性急なバイオリンに、サスペンス性の始まり。悪天候の中をひたすら走り続ける。
    かと思いきや、サビでいきなり強烈な太陽に照らされた、て感じ。
    つい数瞬前まで凍える寒さだったのに、突如として日輪が踊る勢いの暑さに!

  • sato-ken(爛れた賢者):
    おそくなりましたが、1曲目ですが、真剣に言わせてもらいますと、「月光仮面」がオートバイにまたがり悪者退治に出発のイメージがある。 http://t.co/Ynr1PteBE2
    オートバイにまたがる「月光仮面」とその背景にはまん丸満月が。

  • YOU1(人の兄Gazio転腸):
    青空の下、砂漠で日がな一日ひび割れに釣り糸を垂れる男。
    その背後で鯨がジャンプするようにいろんなものが跳ねてるイメージですかね。

  • 犬男爵(古美術鑑定):
    サスペンスドラマが始まるんかと思った

  • 折茂昌美(Shampoo):
    意思の強さ。荊の道を掻き分け進む。
    やがて開ける景色はゴールではなく何かの始まりみたい。
    もっと大きな闇と立ち向かう。 バイビ~( ´ ▽ ` )ノ(死語)

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    舞台は暗黒などとは確かに誰も申しておりませなんだ。
    不意を突かれたワタクシドモは西の地平線に目を凝らしておりました。
    なんと爽やかな奇襲でありますことか。

  • 「意思の強さ」「サスペンス」「和音の劇的な推移」「切り裂きシンセベースがピアノで刻む試練のコードをどんどん切り捨てゆくんです」。以上は皆同じパートを描写したものであります。そして急激に二転三転するします。「止めるな。行く」→「なんちゃって」→「いや、マジだ」のように。また、パートごとの声に年齢差がございます「大人」→「若人」→「飯場の親方衆」「若人」は途中で「蝶々夫人」が混じります。混じり気有りのヒラサワをご指名ください。by 作者

 

03.異種を誇る「時」

  • 湯本組合員(高所作業員):
    イントロ・間奏等にまた色々いじめられた跡が有り。
    それが、変転する荘重美麗な曲の各所で断絶を来たし。
    時折聞こえる機械時計風の音は効果音と言うより、それこそが曲の動力であるかのような。
    曲自体が実は年代物のオートマトン的細工であり、ふとしたはずみに鳴り始めたような。

  • 平野組合員(んぐいす嬢):
    おえー!(泣) 浄化曲いただきました! 時計らしき音が強く印象に残ります。
    時の流れに支配された世界、この世からやっと解放される「時」に 聴こえる曲のようです。

  • 大黒組合員(くノ一):
    慣れないお酒を飲んだら異次元が見えた……みたいな。
    途中、いつかどこかの世界で「やんなきゃ!」いけなかったことが あった気がして焦燥感が出るものの、この狂ったまどろみに心地よく押しつぶされて、全部放棄破棄忘却。

  • Sato-ken(爛れた賢者):
    オーストラリア先住民の楽器「ディドゥリドウー」の音と何か生き物の雄叫びみたいなセットが曲中ず〜と流れていて大地の夜明けをイメージします。
    これらのセットがテンポを取ってるようにも感じます。
    逆ストリングスは映像を巻き戻してるイメージです。
    時間的なタイミング=師匠だけの「平沢ずれ」を感じます。
    サビの広大なギターとストリングス、終わったあとの歌のバックにもギターが・・・・・。(超大サービス)甘やかしスギです!
    地球内では計り知れない広大なイメージです。お疲れ様でした。

  • YOU1(Gazio天長):
    出だしからこんなことされたらたまりませんわって始まり方するもんだから、途中でまたそんなことするもんだから、曲を聞き終わるころにはお爺さんと子供が暮らすあの巨大な温室を探しにありったけの壊れた時計を旅行鞄に詰めて旅支度だ。

  • 犬男爵(古美術鑑定):
    出だし、テープがのびてるんかと思った。

  • 折茂昌美(Shampoo):
    唐突に雑踏の中にいる。猥雑と聖なるものの気配に圧倒されながら歩く。
    とまた唐突にタイムマシンが作動し時間を歪ませ見せる情景。何度も何度も。
    時空の歪みの中でたゆたう。(こちら名曲になります)

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    クリティカルポイント手前にて、ふとクーロス遡ってみることに。
    ゆっくりと断片的で、ふわふわと得もいわれぬ心地よさ。
    さて、記憶は途絶え虚しさを供に帰還いたします。

  • 3曲目はほんの数トラックしかない構造の曲。であるますものの、カラオケ屋さんは号泣と予言されています。カラオケ製作者の貴方、私を許されたし。故意にやったわけではございません。「テープがのびてるんかと」「慣れないお酒をのんだら」「イントロ・間奏等にまた色々いじめられた跡があり」「出だしからこんなことされたらたまりません」「唐突に雑踏の中にいる」各々同じ場所の表現と思われます。「あ!やっちゃった!」と、切ってはいけない部分にハサミを入れてしまいました。それ、そのまま冒頭で使っております。逆回転のストリングスが楽器の音なのか動物の声なのか分からない音に変容してゆきます。いじめにいじめたですが、もはや何しでかしたのかわかりません。もう一回作れと言われても出来ません。by 作者

 

04.MURAMASA
  • 湯本組合員(高所作業者):
    前奏・間奏:ホルンと輪郭のはっきりした即物的な電子音(?)のコンビネーション。…有りなんですね、こんなの。
    Bメロ:ブレスも生々しく絞り出す感じが、バックの弦含めてツボです。
    Gソロ:音色のせいか「吹いてる」みたいに聞こえる。(あ、先に言われた…)

  • 大黒組合員(くノ一):
    うん、ヒラサワ節ホルン。まさしく。
    途中のギターは、バグパイプだとばかり思っていましたが、ツイッターを見たら、平沢さんに先に言われていました。
    (というよりギターだと気づきませなんだ。音楽事務所のスタッフ失格)

  • sato-ken(爛れた賢者):
    4曲目の感想です。 「オスマン帝国軍楽」のように感じました。
    ギターソロの部分はトルコ古典楽器の「ケメンチェ」とかいう楽器かと思いました。

  • YOU1(Gazio転腸):
    どこまでも広がる平原。はるか彼方の地平線に浮かぶ蜃気楼の都市。
    痩せた長身の老人がなにやら弦楽器を奏でながら謡う。
    その老人を中心に世界各国の騎馬民族がぐるぐると走る。
    その儀式のような朝から夜、また朝へと続く・・・ んなようなイメージですかね。

  • 犬男爵(るんかアーティスト)(今回は「るんか」無し):
    大きな門が開くと同時に、ラッパとビオロンによって奏でられる、荘厳なテクノ舞踏会……な感じ
    (最初、「緊張」かなと思ったが、いやむしろ「荘厳」だなと)

  • 折茂昌美(Shampoo):
    雑音のような雨が降る。
    雑音のような道を行き、高い山を登ろうか。澄んだ山彦を聞きに。

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    覚醒してみれば、見知らぬ街の屋根の上。
    まだ夢うつつかと見まわせばキミの姿。
    記憶が蘇り始めたのか、インプットされ始めたのか、いずれにしても、もう大丈夫。

  • これ、ツンデレな曲ですね。あと、イカンなくヴォーカルの旨味がちりばめられた曲ですねえ by 珍Zさん

  • これは事変。なにゆえかといえば、また間奏がギターなのだ。バグパイプ風の奏法だから自分を許す。もう3曲もギターを弾いたことにわだかまりを感じる。4曲目に入っているギターソロは、実はボツにしたイントロの変奏なのだ。そして、そのイントロは最早この世には無いのだ。無い。
    なんだ、この玄関開けたらスグ寝室みたいな曲は!音楽をナメるのはいい加減にしなさい。なんだこの「宝塚で鈴振ってお別れ」みたいな弦アレンジは!なんだこのドア!「書斎」って書いてあるから開けたら外じゃねーか。by 作者

 

05.Wi-SiWi

  • 湯本組合員(高所作業員):
    テスラコイル風の電子音に先導された気乗りのしない行軍、みたいな雰囲気。心持ちギターもちょっと投げやりな…。
    シニカルなキャバレー風味は、どことなく芝居の劇中歌を思わせます。
    どんな歌詞が乗るのか気になりますね。開発コードがひどい(笑

  • 平野組合員(んぐいす嬢):
    曲感想:個人的に珍曲でございます。
    初めスピーカーから聴いて、そのあとヘッドフォンで聴いたのですが、印象がぜんぜん違うので、感想に困ります。
    強調される部分の違いでしょうか?とても乾いた風にも聴こえ、情緒たっぷりにも聴こえます。
    きっとリスナーの皆様が持つイメージも様々で面白いのではないかなと思います。

  • 大黒組合員(くノ一):
    このそこはかとない禍々しさに、妙な既視感。
    天候は雷、まだ雨は降らない、場所は屋内、周囲は埃っぽい。

  • sato-ken(爛れた賢者):
    師匠へ 8曲目、ご苦労様です。
    私の意見を言う前に言わせていただきたい事があります。
    よ〜くもまぁ〜、この短期間でこれだけの色とりどりの曲を8曲もつくれるもんだっ!
    本当に、尊敬と驚きの連続ドラマです。
    師匠!ご自分で作った曲に自分が苦しむようなギターフレーズはおやめくださいまして、もう少しLIVE中に余裕がもてるようにしてはいかがでしょうか?
    いわゆる「自分で自分の首を絞めるギターフレーズ」ですが・・・。

  • 駆け込み感想 YOU1(Gazioてんちょー):
    かつては数千人が暮らしていたと思われる廃墟と化した島ですな。
    一台のドローンだけがその島を隈なく飛び回っているのですよ。
    なぜその島が廃墟と化したのか、其の総ての訳を説明してくれる照れ屋の「ヴィジョン君」とかいうお方を探してるんですと。
    でもドローン君の電池の寿命もあと数分てことでどうなることやらってだって。

  • 犬男爵(ルンカー):
    電気びりびりて感じ

  • 折茂昌美(Shampoo):
    究極の選択に悩み悩み悩みきる。
    こうすればああなってああなるとそうなって、、過去から未来永劫いく通りもの道が絡み合う。
    ああ悩ましい。ぐあー!ヽ( `皿´ )ノ(でもちゃぶ台はひっくり返さない)

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    予感に伴われた不安は、ワレワレの思いもよらぬ姿でいらっしゃいました。
    一瞬メマイを感じましたが大丈夫。立ち向かう術はありましょう。
    あの丘に陣を張り今宵は宴を催しましょう。
    いや、けっしてあきらめてなどおりませぬ。

  • 本人から先ず一言:ヒラサワ、やさぐれヨタ者キャラシリーズ再来。箸休めにご利用ください。
    作者解説:「こうだったら面白いのに」という期待と現実の区別が怪しい状態にあります。それは通常運転です。件のギターフレーズは、他の曲を演奏中でも弾けるほど簡単なもので、コピーすら不要なフレーズです。by 作者

 

06.回路OFF回路ON
  • 湯本組合員(高所作業員):
    調性踏み外し気味の人を食ったようなイントロ。
    ちょっとロシア民謡風のAメロ。続く軽快で力強い展開はどこぞの国歌のようでもあります。
    ここでもリズムボックスが活躍。シンプルだけどチープとは違う感じ。
    Gソロがコーラスメロの変奏みたいになっててかっこいい。

  • 平野組合員(んぐいす嬢):
    軽快な疾走感あふれる洗練された大人の変態曲でございますね!

  • 大黒組合員(くノ一):
    遊んでいますね、愉快に。そんな印象です。
    それも、ところ狭しとせわしなく輪になって。高速でコサックダンスを踊りたい気分です。
    音が細切れになっている部分が、たのしくはしゃぐ皆の顔を瞬間的なカット割り で映している感じがします。

  • sato-ken(爛れた賢者):
    心地よいテンポ、ギター間奏16小節は短く感じます。あともう〜16小節足しても良いと思わせます。
    全体感としましては「平沢パ・ズ・ル」の世界感が、もっと言えば「シージプシーの大運動会」とでも言いましょうか。
    しかし、いつものことですがこの仮唄に歌詞が付くと、仮唄の時よりも曲が生きてくるから不思議です。
    師匠はスゴイ!!(真実) 8曲目の歌詞も期待しております。作詞する環境も大事かと・・・・。

  • YOU1(Gazio国王):
    急に笑いが込み上げて来てコサック兵が走ってくるのかと思ったら走ってるのは自分で、ドアを次から次と蹴破って走ってるんですわ。
    ふと気が付いて振り返ると後ろから自分が同じように追いかけて来るしさらにその後ろにも追いかけてくる自分がいるしその後ろにもって具合で、なんだかもう可笑しくって笑いながら走ってる。

  • 犬男爵(るんか喪失者):
    出だしの部分で、何故か70年代後半を思い出した。

  • 折茂昌美(Shampoo):
    100両編成くらいの長い列車が空に向かって走りだす。
    ちょっとポンコツ。だけど堂々としていて、螺旋に登り 空をいく姿は龍のごとし。

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    宴は夜が明けるまで続き、いつしか眠りに落ちておりましたそうな。
    心地よい午前の陽に包まれ夢を見ました。こちらの思惑は全て叶えられ、この世の全てのモノが歓喜の声をあげておりました。
    落着いた柔らかい歓喜の声を。
    目覚めると空にひばりが鳴いておりましたとさ。

  • 実際音数少なく、アレンジ単純であります。バカコーラスが居ますが低音で歌う人の後ろに回っております。それなのに、ああ、それなのに、ギターは乱暴奏法と律儀なヒヨコのオスメス選別みたいな奏法が混在します。めずらしく伴奏でもギターが入っており、こちら「リリアン編む父さんの指太すぎ」みたいな奏法です。こちら「リリアン編む父さんの指太すぎ奏法」は珍しく「だまし絵奏法」ではありません。 紳士的に取り組んでおります。大人として不正のないよう心がけました。誰にでも弾ける旋律ですが。
    8曲目は8曲目でなければならない曲であります。その訳は:7曲以前から抜粋したカリウタのツギハギが使われているから。冒頭のツギハギが紳士的に取り組んだ大人として不正の無いように勤めたギターとあいまって10CCを思わせる和声感をかもし出しているところが、もしかして70年代後半の起源ではなかろうか。by 作者

 

07.クオリア塔

  • 湯本組合員(高所作業員):
    テルミンと弦の絡みに始まり、上昇と下降を繰り返すギターを聴く頃にはもうすっかり世界の中に。
    エモーショナルとロマンティック(伝奇的な意味で)の配合具合は正調平沢節の一角を担う勢い。
    終盤、弦が歌の後ろから前面にせり出してくる辺り、胸に来ます。

  • 大黒組合員(くノ一):
    まぶたに浮かんだ風景。
    道は岩山の崖にそった隘路。
    見晴らしはよいが、目的地は遥か山脈のずっと向こう。
    今日という日の運命を打ち破れるのかどうかの、悲壮な覚悟。
    昇りくる朝陽へ向けてアクセルを踏み込むところで、物語は終幕。

  • sato-ken(爛れた賢者):
    どうしても「丸山明宏さん」をイメージしてしまいます。
    「平成よいとまけの唄」コーラスの力強さ、労働者達の汗、夜明けの一服、いわゆる「橋大工Part2」とか?
    ギター嫌いの師匠へのお願いとしては、「ギターフレーズ」が気に入りません。他のフレーズを希望します。

  • YOU1(Gazio天頂):
    真空の闇を漂う硝子球を覗く。風を孕んだ帆船がゆっくりと波をかき分けて進みます。
    海鳥と海獣が付かず離れず帆船に随行してゆきます。
    甲板の上で若い母親が幼子に喜びの 詩を詠んで聞かせます。

  • 犬男爵(るんか人):
    オペラ座の怪人がはじまるんかと思った。テクノ・オペラ座の怪人。

  • 高見詔太郎(翻訳家):
    映画のエンディングに流れるような壮大な曲。
    空中から岩山を見下ろしているみたい。

  • 折茂昌美(Shampoo):
    数歩登っては5歩転落する怪人の哀愁。
    しかし広大な途中、 岩場で休息する怪人の姿は何より美しく淀みない。

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    無数の破片はいつしか真夏のダイヤモンドダストと化し、氷点下の温もりから新たな生命の誕生を予感させまる。
    予感は更なる不安を伴っておいでです。

  • 只今オリジナルのギターを聴いてみましたところ、とても様子が良い。怪人の悲哀に相応しく、登っては落ち、登っては落ちるフレーズ。良いギタリストはこんなフレーズは弾かないと評論します。唄のメロデーが2つ、ギターのイントロが3つ(正直言うともっと有る)。突然変異のゲテモノのようですよ。by 作者

 

08.火事場のサリー

  • 湯本組合員(高所作業員):
    ギターのミニマルなフレーズがあっちからもこっちからも。 鏡の迷路のような…。
    実験的でありつつも乾いた叙情を湛える佇まい。
    なんかズルい。って言うか、えー、つまり、好きです。特にサビのあそこ。

  • 平野組合員(んぐいす嬢):
    一人で宇宙に旅立って幾年月、広大な花畑を見つけたような感じ。
    歌がまだ「らんらららんらん ふぉっふぉっ」なので、余計にそう思います。すみません。

  • 大黒組合員(くノ一):
    緑雨の午後にでも聴きたい曲です。雨の午後のけだるさに、そこはかとない爽やかさ。
    しかし仮タイトル(?)を見た上で聴くと、今度は夜のイメージに。
    街灯や遠く街の灯などがぐんぐん過ぎ去ってゆく。
    まったりした曲調で忘れがちだけど、実はスピードが出ているのかも、という気がしてきた。

  • 犬男爵(るんかアーティスト):
    南の島で昼寝をしてるんかと思った

  • 折茂昌美(Shampoo):
    湖の中から眺める景色は草原と空、暖かい光と花と蝶があふれる古代の風景。
    やがて湖の窓は開いて外に、空に飛ぶ。風になる身体。
    (サビの5、6小節目たまらん。悪い男だ。号泣。)

  • PEVO1号(スポットマイスタッフェン):
    粉砕されたアレは無数の破片となり陽光をキラキラと反射して、そのひとつひとつが柔らかな金属音を奏でておいででした。
    ああ、眩しゅう御座います。

  • 5曲目は試みをしてございます。既にギターを40本近く重ねてございます。こちら、バカ・ギターのほうでよろしかったでしょうか?何本かは処刑内定しております。一度に40本鳴るのではなく、平均9本が鳴るほうになっております。9本でよろしかったでしょうか。9本がユニゾンで鳴る本当のバカではなく、全員違うフレーズの手のつけられないバカです。概ね9人ずつの組に別れ、タイムラインに沿って組みが入れ替わり立ち代りします。恐らく総勢35人くらいの甲斐の無い人たちになるでしょう。
    話題の「ふぉっ ふぉっ」についてでありますが、一箇所気合の「はっ」が配置されており、ディレイがかかっておりますので「ふぉっ ふぉっ」に聞こえるのだと解明します。何でそこで気合入れるのかは、歌詞が出来てからでないと分かりません。なお、さびのホットスポットは「はっ」ではございません。イントロから1コーラスはギターだけで押し切りです。昨年GazioでやったLIQUID PHONONの方法で建築しており、後半シンセベースとリズムマシンが加わるだけであります。by 作者

 

09.ホログラムを登る男

  • 湯本組合員:
    ゴシックなシンフォニーに凄みの効いたヴォーカル。
    最初から最後までほぼ間断なく鳴り続けている短いビープ音が不穏さを煽ります。
    何か間違った土台の上に築かれた大伽藍、というイメージ。
    圧倒されます。でかい音で聴いてみたい。

  • 平野組合員:
    この系統は大好物でございます!
    哀切のストリングス&これでもかの金管楽器&ティンパニーズダダダダ!の重厚情緒たっぷり感。
    でも中心にあるのはあきらめを誘う一定のリズムの電子音!素晴らしい組み合わせです。
    ヒラサワの「壮大な運命系」の曲?(すみません)を特に好む方にはたまらない 一曲かと思います。

  • 大黒組合員:
    思い浮かぶのは、こんな情景。
    踊る暗雲に嵐の予感。稲光にぬめっと照らされる古城。
    心に警鐘を鳴らしつづける、ぶつ切りの耳鳴り。 目の前の橋をわたれば、もう引き返せない。
    なのに、他に選択しが無いが如く、足は勝手に前へ……。

  • sato-ken:
    モールス信号のような音がイントロからズ〜っとエンディング前まで、ツツツツツツツツって、 早いテンポで孤独な演奏をしてる。
    一方で「青の間フィルハーモニーオーケストラ150名の大軍団」がモールスを無視しながらイントロをスタート。
    9曲目もタイトル曲に匹敵?このアルバムって???ベスト盤ですか?もったいない!
    エンディングが実はイントロで、イントロが実はエンディングだった・・・・とか?
    とにかく 湯本さんも言ってましたが、大音響で聞きたくなる1曲でした!

  • YOU1:
    ついに辿り着いた黄金に輝くドームの扉が開くよ。
    待ち受けていた語り部の少年が帯同し、ドームの中で起きた長い歴史を語るのを聞きながら中心部の玉座に続く長い長い階段をせかされるように昇ってゆくんだ。
    笑いながら、泣きながら。

  • 犬男爵:
    何やら深刻な展開が始まりそうな予感

  • 折茂昌美:
    岩の地底都市建設。
    といっても閉鎖的なものではなく遥か高く人工の空は青い。
    働く人々。現場監督ヒラサワのかたわらには守護虫である巨大モスキートがつき添い飛んでいる。
    (この映画見たいでーす)

  • PEVO1号:
    10Fallout その知らせは、この丘に陣を張ってから3つ目の夜を越えた時分に届きました。
    朝もやに霞んだ双子山の向うに山がもうひとつ。否、それこそが予感に伴われた不安の正体。
    山に見えましたのはソレを幾重にも取囲んだシモベたち。
    太鼓を打ち鳴らし喊声を上げながらまっすぐ此方に向かってまいります。戦慄。

  • 壮大というより、大編成で不安定なことをしております。一本抜くとガラガラと崩れてしまいますので、慎重に取り組んでおります。by 作者

 

10.鉄切り歌(鉄山を登る男)

  • 湯本組合員:
    うわ、何だろこれ。デモみたいな音なのに妙に作り込んでる感じ。
    簡素なオケに裸のVo。ベースはアナログシンセのプリセット音源みたい。
    開発コード、歌メロ、リズミカルな金属音から推しますに「陽気な鍛冶職人の労働歌」という印象ですが、さて、どうなりますかね…。

  • 平野組合員:
    音数控え目?の良さがきわだつ逸品でございます。
    何ともいえない安心感、「もう大丈夫な気がする」という気分になります。
    ぬぐえない不安はあるままなんだけど、それはもう気にしなくていいと言われるような。
    「大仰じゃないのになんだかとても大きい曲」というイメージでございます

  • 大黒組合員:
    今回のアルバムは細切れシリーズ?
    鍛鉄の作業場。ストイックな日本の刀匠ではなく、ドワーフ達が陽気にわいわいと魔法の品の何かを鍛えている情景。
    その周りで、鉱山の妖精・ノッカーがからかって遊んでいるかもしれない。

  • sato-ken感想:
    レコード針が同じところを廻ってるような繰り返し。
    しまいには間奏で女房に「お〜い、電話鳴ってるゾ〜〜〜」って言ってしまった。
    今回のアルバムは、何度もいいますが、本当にベストアルバムでしょう!
    歌詞は熱帯の環境で、大好きなマンゴスチンを食べながらどうぞ!

  • YOU1:
    さて、旅の目的は果たしたし,休息も充分に取ったし新しい靴も手に入れた。
    人々は町の再建の為に忙しく立ち働いている。削りたての材木の匂い、鉄を鍛える音、楽士達の奏でる優しく力強い音色が僕の背中を押す。
    また歩き出そう、このままのテンポで。ちょっとそこまで。ああ空が。

  • 犬男爵(自然派ルンカー):
    いつか見た、雨上がりの青空。

  • 折茂昌美:
    断片のモーフィング、断片のモーフィング、断片のモーフィング、デジャヴのリフレイン、デジャヴのリフレイン、デジャヴのリフレイン、振り下ろす金槌の音、祝福の鐘、祝福の鐘、祝福の鐘、、。

  • PEVO1号:
    驚いたことに、シモベたちの大半はロボットでございました。
    非戦闘系の工業用ロボット。山ほどのロボット達が歌うのは戦いの歌ではなく、さりとて平和の歌でも御座いません。
    インプットされた労作歌を高らかに歌い上げながらザクザクと進むのでございました。

  • ベースラインが投げやりで、その代わりチェロとビオラが投げやりです。リズムマシンに至っては、すっかり投げやりです。カラオケ作るの簡単、歌うの簡単。簡単尽くしに感嘆を誘う程の投げやり。
    仮唄の「村の衆」は、一人で12色の声色を使って偽造しております。「村の衆」12色展開です。1:おじさん 2:スナックの酒焼けした声のおばさん 3:駆け込み乗車で指をはさんだサラリーマン 4:キチガイ女 5:怒ってる男子 などなどが村の衆となります。そしてこの度の大放出、「地声」がございます。Wなし、エフェクト無し、空間処理無しの直撃生声が一部使用されております。
    ほぼ話し声の音域となっております。無添加ヒラサワ。ヒラサワ=9キャラ、珍Z=5キャラ、賢者=3キャラ。これを機械で倍にしております。こちら、倍のほうでよかったでしょうか?by 作者

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