★Halloween★in遙家～シェアハウス

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……ここで起きるのも久しぶりだな。久しぶりに今日はこの水着を穿くか(遙)

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こいつらまだ起きてないのか…そんなに遅くまで何やってたんだ？(遙)

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トントントン 凛「んあ？ふあぁ～…もう朝か」 宗「…ん」 凛「おー宗介起きたか。はよ」 宗「ああ」 凛「おーい真琴ーそろそろ起きろー」 真「んん…ふぁ～おはよう二人共…なんかイイ匂いがする…」 凛「確かに…」

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トントン グツグツグツ 凛&真&宗「…………」 遙「ん？お前ら起きたのか？」 (台所で朝食を作っていた遙が振り返る) 凛「は、はる？！」 真「ハル～なんて恰好してんの！？」 宗「いやいやいやその恰好ありえねぇだろっ」 遙「朝からうるさい」

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遙「お前たちが気に入ってたみたいだから着てみた」 真「いや、それは嬉しいけど…」 凛「着方ってもんがあんだろうが！」 宗「竜ヶ崎がいたら、美しくないって言われそうだな…」 遙「置いてった水着を久しぶりに穿きたくなったんだ…しょうがないだろ」

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凛「まぁ恰好はあれだが…いいな。こういうの」 宗「ああ。起きた先で朝食作ってるって図がたまらないな」 真「うん。でもやっぱり…着替えよう！？ハル！」 凛「そんなに水着がいいんなら、せめてエプロン取るかずきん取るかどっちかにしろ！」 遙「めんどくさいな…エプロンを取る」

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真「はぁ…水着にエプロンに赤ずきんはないでしょ…」 凛「センスの欠片もねぇな…あれじゃ怜じゃなくてもビビる」 遙「エプロン脱いだぞ」 凛&真&宗「………」 遙「なんだ？」 真「え、あ、いや…」 凛「えろくないのに…えろい…」 宗「絶対変な格好なのに…目が離せねぇ…」

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真「あれが…あれがずきんで見え隠れしてて…ああああ」 凛「しっかりしろ真琴！」 宗「……」 凛「おい！宗介！前かがみでガン見してんじゃねぇ！ 遙「騒がしいやつらだ」 凛「お前のせいだろ！」

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遙「凛、そいつらはほっといて飯運ぶの手伝ってくれ」 凛「あ、ああ」 遙「箸は適当に置いてくれ」 凛「……ああ」 遙「凛？どうしたんだ？目の前まで来…」 ツン。 遙「っ！な…っ」 凛「あ、わ、わりぃ…つい…」

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宗「凛！お前だけ何やってんだ！」 真「ずるい！俺もっ！」 凛「し、仕方ねぇだろ！目の前にしたらどうしても…」 宗「ハル。お前が悪いんだからな」 ツン。 遙「んっ」 真「そうだよ！そんな格好してるから」 ツン。 遙「ぁっ」 凛「は、ハル…」 遙「おまえら……」 真「あ、ハル…？」

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遙「……風呂に入る。ご飯食べながら頭冷やせ」 凛&真&宗「はい；」 凛「俺らが悪いのか？」 宗「あの恰好をしてたあいつもあいつだろ」 真「でも俺たちのためにあの恰好してくれたんだよね？」 凛「くっ…」 宗「とりあえず…食べた後の食器を片付けよう」 真「そうだね」

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遙「台所の片付けまでしてくれたのか」 凛「飯作ってもらったんだから、それぐらいな」 真「布団はこのまま直しちゃっていい？」 宗「本当は干した方がいいんだろうが…」 遙「かまわない。1日使ったぐらい大丈夫だろう」

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遙「それより、真琴は別として、お前ら起きるの遅かったな」 真「俺だって早起きぐらいできるよ！」 遙「わかってる。だが早く起きなくていい日は起きてこないじゃないか」 真「う…」 遙「昨日夜遅かったのか？」 凛「あ？12時ぐらいには寝たよな？」 宗「ああ」

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遙「そんな時間まで何してたんだ？」 凛「昨日はハルの写真を…」 遙「写真…？」 真「あ！いやいや、昨日鮫柄祭で撮った写真を見てて！」 宗「御子柴とか竜ヶ崎の顔がおもしろくてなっ」 遙「俺にも見…」 凛「あーもうこんな時間か！そろそろ帰る準備しねぇと間に合わねぇな！」 遙「？」

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凛「じゃ、帰るか！」 宗「そうだな」 真「じゃあちょっと俺、いったん家に寄るから先に出るね」 遙「ああ。おばさんたちによろしく」 真「うん」

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凛「おじゃましましたー」 宗「おじゃましました」 遙「誰もいないぞ」 凛「わーってるよ。でもお前のばあちゃんがいんだろ？」 宗「お前が風呂に入ってる間に、勝手に手を合わせてもらった」 遙「…そうだったのか。ありがとう」 凛「じゃあ行こうぜ」 遙「……行ってきます」

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凛「おーい真琴ー」 真「あ、ハルたち来た」 蘭「お兄ちゃんまたすぐ帰ってきてね！」 蓮「絶対だよー」 真「はいはい分かったよ」 蘭「ハルちゃんも！」 遙「……(片手をあげる)」 真「じゃあ、行ってきます」 真琴家族「いってらっしゃーい」

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真「帰りも一人…」 遙「席代わってやろうか？」 真「ハルと一緒じゃなきゃ意味ないよ」 宗「隣がハルじゃないなら席譲ってやるよ」 凛「真琴、こっち来る時に決めたことだろ。今更ぐじぐじ言うな」 真「…ごめんなさい」

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『まもなく離陸致します』 真「はぁ…なんでこんなにハル運悪いんだろ；」 凛「一人なのはいいが…通路側か。つまんねぇな」 遙「岩鳶の海とも最後か…」 宗「また来ればいいだろ」 遙「ああ」

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『お飲物はいかがですか？』 宗「ああ、お茶を。おい、お前はみ…」 『失礼しました。ひざ掛けをお持ちしましょうか？』 宗「あ、すみません。お願いします。飲み物はお茶と水を」 『かしこまりました』 宗「…ったく。無防備な顔で寝やがって」 (パシャ) 遙「…すぅー」

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『まもなく着陸態勢に入ります』 宗「おい、ハル」 遙「…ん」 宗「起きたか？」 遙「…ああ」 宗「どうした？なんか変な夢でも見たのか？」 遙「変、というか…イワトビちゃんとサメヅカちゃんと一緒に空を飛んでる夢を見た」 宗「はあ？お前どんだけあいつら好きなんだよ」 遙「大好きだ」

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遙「腹立つ」 凛「あ？何が」 真「ハルに負担ないようにしてるつもりだけど」 遙「それがだ」 宗「まぁ、俺ら3人お前を取り囲んでいじめてるみてぇな態勢ではあるな」 真「でも満員電車なんだから仕方ないよ」 遙「1人でも大丈夫だ」 凛「着くまで態勢変えられねぇんだから諦めろ」 遙「…」

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真「晩御飯どっかで食べてこうか」 凛「そうだな。どこ寄る？」 宗「寒いしラーメンでも食ってこうぜ」 遙「帰り道にあるいつものラーメン屋に寄るか」 真「そうだね」

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『はいお待ち！ラーメン大盛り3杯と並1杯ね』 全「いただきます」 凛「くぅー！これだよこれ」 宗「うまいな」 真「身に沁みる…」 遙「体があったまるな」

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凛「はぁ～！やっと我が家に着いた～」 真「ん～やっぱり今はここが俺たちの家だよね」 遙「風呂沸かしてくる」 宗「丸2日締め切りだったし、寒いが何か所か窓開けてくるか」 真「そうだね。一時間ぐらい開けとけばだいぶ違うよね」 凛「じゃあ俺2階行ってくる」