真琴HAPPY BIRTHDAY【2015】

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遙「凛、朝飯できたぞ」 凛「お、サンキュ」 遙「本当に弁当いらないのか？」 凛「ああ。昼は合宿所で出るらしい」 遙「そうか、頑張ってこい」 凛「ああ」

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凛「じゃあ行ってくる」 遙「気をつけて」 凛「お前こそ、体に気をつけろよ」 遙「どういう意味だ？」 凛「真琴とやりすぎて、足腰やられねぇようにって意味だ」 遙「朝から下世話すぎる」 凛「はは。行ってきます」 遙「いってらっしゃい」

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宗「おはよう」 遙「おはよう」 宗「凛はもう行ったのか？」 遙「ああ。朝飯できてるぞ」 宗「いただきます」 遙「宗介…本当にいいのか？」 宗「あ？なにが？」 遙「わざわざ友達の家に泊まってこなくても…」 宗「いや、どうせグループ課題全然進んでなかったからな。いい機会だ」

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遙「今日は、女子もいるのか？」 宗「あ？女子はいねぇが…嫉妬してんのか？」 遙「違う」 宗「…帰ってきたら覚えとけ」 遙「は？」 宗「今夜は楽しめってことだ」 遙「全く…朝からお前も凛も…」 宗「今日は真っ直ぐ行く。明日の夜までごゆっくり」 遙「早く行け」 宗「いってきます」

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真「あれ？凛と宗介はもう行っちゃったの？」 遙「ああ、お前も早くご飯を食べろ。学校行くぞ」 真「あ、ちょっと待って～」 遙「真琴、今日は何時に帰ってくるんだ？」 真「今日？ん～17時ぐらいかな？」 遙「そうか」 真「？」

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真「じゃ、ここで」 遙「ああ。……真琴」 真「ん？」 遙「今日は真っ直ぐ家に帰ってこい」 真「え？うん。わかった」

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ハル、急にどうしたんだろ？バイトの日以外はいつも真っ直ぐ家に帰ってきてるけどな(真琴)

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キ「ハル～何してんの？」 遙「ラッピング」 キ「あ！例のやつか！ちゃんと完成したんだね」 遙「ああ」 キ「間に合って良かったね」 遙「グリーンのレザークラフトがやっと見つかったからな…」

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キ「俺も探したけどなかなかイイ色が見つかんなかったもんね～」 遙「悪かったな」 キ「気にしないで、結局見つけられなかったし…どうやって見つけたの？」 遙「…尚先輩に」 キ「あ、なるほど；あの人なら簡単に見つけてきそう」 遙「俺が聞いてから一時間後には届いた」 キ「さすがすぎる…」

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尚「遙」 キ「あ、噂をすれば…」 尚「ん？何か俺の悪口でも言ってたのか？」 キ「いえ！」 遙「これの話をしてたんです」 尚「ああ、レザークラフトね」 遙「ありがとうございました」 尚「遙が困っていたみたいだからね…例えそれが他の男のためだったとしても…」 キ「ヒッ」 遙「貴澄？」

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尚「ところで遙。お昼ご飯はどこで食べる？」 遙「中庭」 貴「え、さも毎日ハルとお昼ご飯食べてるような口ぶり…」 尚「鴫野くんは食堂かな？」 貴「いいえ！すみませんごめんなさい一緒に食べさせて下さい」 尚「ふふ。鴫野くんっておもしろいね」 遙「尚先輩…貴澄で遊ばないでください；」

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尚「真琴、喜んでくれるといいな」 遙「はい」 貴「俺もお邪魔したいな～」 遙「お前は昨日来ただろ」 尚「じゃあハル、真琴によろしくね」 遙「はい」

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『山崎、今日泊まれるんだろ？』 宗「ああ」 『え、山崎も泊まれんの？珍しいな』 『遅くなってもいつも帰ってたもんな』 宗「家の飯を食いたいからな」 『今日はいいのかよ』 宗「ああ。今日明日は同居人の特別なんだ」 『？まぁこっちは課題捗るから助かるけど』

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【LINE】 遙＞本当に良かったのか？ 宗＞しつこい。かまわない 遙＞ありがとう 宗＞お前にお礼言われる筋合いはねぇな。それより真琴を楽しませてやれよ 遙＞今度サービスしてやる＼(^o^)／ 宗「くっ…」 『山崎どうしたー？スマホ見ながら口元おさえて』 宗「なんでもない…」

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『橘ー明日午後の講義休講だってー』 真「ほんと？」 『ああ。んで、明日午後からみんなでカラオケ行こうって話になってんだけど、橘行かねぇ？』 真「んー明日って火曜だよね。遠慮しとこうかな」 『なんかあんのか？』 真「うーん、ちょっとね」

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確か火曜は、ハルが午前中しか講義入ってないはずだから、午後から一緒に過ごせるかな(真琴)

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『疲れたー！合宿はきっついなー』 凛「んなこと言って、明日まで持つのか？」 『お前はいいよなー。さっき彼女と連絡取ってただろ』 凛「あ？」 『さっきスマホの画面見ながらニヤニヤしてたじゃねぇか』 凛「カノ…いや、まぁ…」 『は～リア充はいいな～』 凛「わかったから練習戻んぞ；」

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【LINE】 凛＞調子はどうだ？ 遙＞順調だ。お前は合宿どうだ？ 凛＞おう、絶好調だ 遙＞頑張れ。戻ってきたらご褒美をやる＼(^o^)／ 凛「くっそ！可愛いな…」

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少し遅れたな…準備してる最中に真琴が帰ってくるかもしれない…(遙)

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あ！もうこんな時間だ！一応ハルに連絡しとこ(真琴)

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【LINE】 真＞今から学校出てくるから、18時ぐらいに家に着きそう！ 遙＞わかった＼(^o^)／気をつけろよ 真「ハルが顔文字使ってくるとほっこりするな～」

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遙「カレーとスープとデザートと…あとは……」 ピンポーン 遙「誰だ？」 『宅配便で～す。こちらにサインお願いします』 遙「はい」 『ありがとうございましたー』 遙「真琴ん家から…俺に？」

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真「ただいま～」 パタパタパタ 遙「真琴、おかえり」 真「え？は、ハル！？」 遙「…とりあえず先に風呂に入れ」 真「え？あ、うんっでもハルその恰好…」 遙「いいから風呂にっ」 真「わ、わかった」

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ハル〜なんて恰好してんだよ～可愛すぎるよ…(真琴)

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真「お風呂あがったよ～」 遙「そうか。なら、ご飯を食べよう。早く席につけ」 真「うん。……ねぇハル」 遙「なんだ？」 真「その恰好どうしたの…？」 遙「……お前んちから届いた荷物だ」 真「……え？」