親子の話、命の話

親子関係、子育て、中絶etc とある女性の「人を支配、所有しようとする思考」への危惧。
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@mijinko_t

子どもの成長に求めるのは世間で言う"良い学校"ではなく、子どもに問いかけをしてくれる"師"だな。

2011-01-19 13:26:19
@mijinko_t

そう。どうして子どもという一人の人間を親が支配しようとするのだろう。子を親の理想で塗り固めて、子ども独自の"親とは違う人格"を否定しようとするのだろう。どうして「生きて存在」していることへの奇跡に感謝しようとしないのだろう。「子どもの為」=「親の理想」でしかないじゃん。

2011-01-19 13:38:31
@mijinko_t

過去にRTした内容とも関連するんだけど。胎児だった息子の障害可能性を指摘されたときに"来週までに「羊水検査」の有無"を決めてくださいといわれた。"22週"の関係上、あまり時間が無かった。だけど私達夫婦はそんな検査をする必要は無いと思っていて、即「(検査を)しません」と答えた。

2011-01-19 14:02:09
@mijinko_t

先生たちは「え?(検査しないの?)」という表情をしていた。直感的に(ああ、そういう世の中なんだ)と思った。子の命でさえ"コレクション"。"子は親の所有物"。先生たちが悪いという意味じゃなくて、世間の親の対応の大多数の行動を先生の反応から垣間見た。まさに「所有する生」。

2011-01-19 14:08:13
@mijinko_t

14週の段階から毎週健診へ行っていたが、その間にも多くの人から「中絶は考えないのか」「羊水検査をした方がいい」「障害の在る子を産んだら大変だ」と言われた。私は息子の障害云々よりもこういった「偏見」や「強いカテゴリー意識」ばかりの世に誕生させることへの怖さを感じた。

2011-01-19 14:11:37
@mijinko_t

だけど、周囲が何を言おうと健診で見る、胎動で感じる"生きている子"を私は否定(=中絶)できなかった。ある方に「誰が何と言おうと子は親を信じてる」と教えて頂いたときに、改めて親としての命の責任を考えた。子どもの障害の前に、私自身、完璧な人間じゃないし子の生死を決める権利なんて無い。

2011-01-19 14:25:22
@mijinko_t

おそらく、妊娠の段階から子どもを親の意思によって支配するような考え方は、出産後の育児にも影響するだろう。親の都合で子を服従させることは一番簡単な方法。だけど全ての判断を親が決めるような状況下では、親無しには生きれない子が育つだろう。

2011-01-19 14:30:59
@mijinko_t

厄介なのは、その親(家)の判断が他の人格に干渉をしだすこと。自分の「正しさ」を他人に強要しようとすること。過去の流れからの"洗脳"でもあるんだけど。以前にツイートしたけど社会保障にしたって制度のモデルとなる"家庭の形"は崩壊しているんだし、"縁"の考え方をそろそろ変えるべき。

2011-01-19 14:39:57
@mijinko_t

私は「"同じ"を強いる昔の家」と「"違い"を主張する今の家」の衝突を幼い頃から直に見てきたし、私自身も結婚を通して体験した。結果は悲惨だった。私の娘には結婚も出産も強制しない。そして家や親に縛る気も全くない。”縁”は自分で探して築いて欲しい。それが生きるということだと思うから。

2011-01-19 14:48:40
@mijinko_t

子どもはもっと親に主張していいよ。「私には私の幸せがある」って。生きる上での覚悟、選択、親から解放された自分の感覚を信じたらいいと思う。その思いに対して時にホンキで衝突して、どんな結果でも信じて応援するのが親の役割なんじゃないかって思う。

2011-01-19 15:03:25
@mijinko_t

<ある小児科医の話①>過去に8ヶ月のときの娘が腸重積で緊急処置をしたときの話。『赤ちゃんにとっては、全てが初めての世界なんだよ。四季も乾湿も、食べる事も、排泄する事も。特に0歳~1歳にかけてはこの世界で生きようと全身で戦ってる。病気になるのは戦いの一つだよ』と。

2011-01-19 15:22:09
@mijinko_t

<ある小児科医の話②>『大人になったら「普通」に感じる事の大半は赤ちゃんにとって「全力」。肌に湿疹が出来るのも、初めての「食事」にびっくりしているからでもあるし、消化器系も成長途中だから便も不安定。親として心配や不安もあるだろうけど、子どもは親が思うよりもずっと逞しいよ』

2011-01-19 15:34:30
@mijinko_t

自分が"子ども"だったときには、自分の世界の中で足掻いて何とかして生きようと必死になっていた…。親になった途端、その事実が遠くへ行ってしまったのかもしれない。子どもだって私と同じなんだよなあ。忘れちゃいけない。大人も子どもも、自分に与えられた時間の中で戦っている。

2011-01-19 15:42:30
@mijinko_t

うちの親がよく言っていたんだけど、親にとっても子にとっても「親子で喧嘩」できる時間って貴重だと。子は一番身近にいる親を説得できずして、誰を納得させるんだと。親は子の反抗を受け止めずしてどう自立させるのかと。親と子が衝突できる時間は決して長いとは言えないからこそ、大切にしたいです。

2011-01-19 16:57:09
@mijinko_t

誤解があったかもしれないので。私は"親は子どもの言いなりになるべきだ"なんて全く思っていませんよ^^;親と子は「違う人間、違う人格、違う時代に生きている」のだから、全て分かり合える、親の言うことが全部正しいと子に押し付けることは子の主体性を奪うことになると言っています^^;

2011-01-19 18:01:13
@mijinko_t

親子間での「わかりあえない」を子の成長において親は尊重するべきなのでは、と思っています。「こうしていれば間違いない」なんて強要して親は責任を取れるのですか?人生を強要された子が「失敗」した場合に、親は子の人生の責任を取れるのですか?子の自己責任って言うんじゃないですか?

2011-01-19 18:05:52
@mijinko_t

私が書きたかったことは、子が中学生になる頃には親の価値観と子の主体性は衝突して当然だし、親の理想論に対する子の反抗を受け止めて「違いの形成」という子の自立への一歩を真剣に受け止めるべきだということです。そして衝突を繰り返しながら子ども自身に解答を探させるべきだと思っています。

2011-01-19 18:14:29
@mijinko_t

「自分の人生が全ての答え」=「自分の知識、経験、過去の時代が正しい」という親の視野の狭さや過去に固定化された価値観で子の世界を閉ざすことが一番怖いと感じています。子どもは過去に生きているのではなく、未来を拓く立場に居ます。親は子を縛るのではなく子を巣立たせるのが仕事のはずです。

2011-01-19 18:24:20
@mijinko_t

そもそも「正しさ」って何だろう。それを決定するのは誰?何?ツイッターでも一人一人が立場、状況、経験から"自分"を積極的に表現しているじゃない。性別、年代、国籍を超えて。親子関係においても同じだと思う。相手を理解するためには、支配関係ではなく、主張と同時に柔軟性が必要だと思う。

2011-01-19 20:31:13
@mijinko_t

前にも似た内容を書いたけど、私は胎児を親の意思で殺すのは、生まれた子どもを虐待死させるのと同じだと思っている。私は子どもの生死を子どもの意思に反して他者が決定する「恐怖」を自身の問題として経験したから、出生前の段階から「親によって所有される生」についての意識の一般化には疑問がある

2011-01-19 20:50:45
@mijinko_t

誰だって「みんなと同じ様に」生まれてきて欲しいと思うよ。だけど、子どもが自ら「違い」を選んだわけじゃないでしょ。親は見たくないかもしれない。でも子どもにとってはそれが「生きる」現実。出生前も誕生後も、子どもの抱える問題に対して親としてどう向き合っていくかじゃないのかなあ。

2011-01-19 21:03:51
@mijinko_t

私が一番危惧しているのは、親子問題も含めて「人を支配、所有しようとする思考」だ。現在でも「他者による生死(意思)決定」へと繋っている。人の「生死」を単純化し、消費物扱いすることは"人の主体性を奪う体制"であり、"自らの生死を他者によって決定される未来"を肯定することになるからだ。

2011-01-19 22:13:22
@mijinko_t

今って生命倫理の考え方が難しい時代なんだよね。何とかして母子を救おうと戦う産婦人科医さん達と、自然のままに生まれることの出来る子が「ホンモノ」と謳うY医院のような意識。「守ること、選ぶことが出来る」時代ならではの問題。これから、どうなるんだろうね。

2011-01-19 22:56:11
@mijinko_t

誰かが自分の理想に沿って何度中絶を繰り返そうが、子どもを親の価値観で支配しようが勝手だけど、その行為(死生観の崩壊)が社会的に一般化されることは、他人の"気分"で誰かが殺されたり、他人の"理想"によって誰かが支配されることの"肯定"を意味している。それが怖い。それだけさー。

2011-01-19 23:38:57
@mijinko_t

「中絶」についてですが。(当事者の望まない妊娠、強姦などの犯罪行為によっても含まれます)。その技術を「人間社会」の中で必要とする状況があることは充分に承知しています。意図しない妊娠が女性(男性)の心身に与える影響も。ですから、「中絶」の全てを否定しているわけではありません(続

2011-01-20 10:46:57