ポン・デ・ライオンの栄養様式について

ポン・デ・ライオンはポン・デ・リングのみを食べて暮らしています。栄養学的、生態学的な観点からポン・デ・ライオンの栄養様式について議論しました
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さめ @HONDA_27

「ポン・デ・リングで大きくなった」 生まれてからずっと、ポン・デ・リングしか食べたことがない、ポン・デ・ライオン。いつでも、もちもちのポン・デ・リングを食べられるから、草や木の実をためす必要がなかったらしい。 (ミスタードーナツ公式HPより)

2015-12-16 17:19:21
さめ @HONDA_27

「食べる→ふくらむ→装着」 おなかが空いたら、たてがみを外して「もっち、もっち」食べ終わると、しっぽがぷーっとふくらんで、新しいポン・デ・リングが出来上がるから、装着して準備完了!自分で食べて、自分で作る。完全自給自足型。さすが21世紀生まれだね。(ミスタードーナツ公式HPより)

2015-12-16 17:21:30
さめ @HONDA_27

まてまてまてまて こいつは21世紀どころじゃないことをやっているぞ、そんなエコだねーみたいに言うなよ

2015-12-16 17:22:11
さめ @HONDA_27

本文の記述をまとめてみよう ・ポン・デ・ライオンの餌はポン・デ・リングのみ(スペシャリスト) ・たてがみがポン・デ・リングであり、空腹時にはそれを外して摂食する ・食べ終わると尻尾が膨らんでポン・デ・リングとなり、それを再び頭部に装着することで自給自足を可能としている

2015-12-16 17:25:15
さめ @HONDA_27

色々検討すべき部分はあるが、まず彼がポン・デ・リングのみで必要な栄養を賄えるのだろうか? ミスタードーナツ公式HPの栄養成分表をチェックしてみると、ポン・デ・リング一つあたりの栄養成分は、 たんぱく質:1.2g 脂質:12.9g 炭水化物:27.3g 食塩相当量:0.6g とある

2015-12-16 17:29:08
さめ @HONDA_27

なるほど、三大栄養素である炭水化物・たんぱく質・脂質はカバーできるようだ。しかし、ミネラルやビタミン、また骨を作るのに必要なカルシウムなどは全く摂れないのではないか?自然界のライオンは獲物の肝臓などからこれらの栄養を摂取している。これは別の説明を考えなければなるまい...

2015-12-16 17:31:33
さめ @HONDA_27

例えば、ポン・デ・ライオンが消化管内に細菌を保有しており、それらの微生物の代謝過程により不足している栄養素を補給しているとしたらまぁ納得できんこともない... 本田はバクテリアの専門家ではないので、動物の腸内でそのような働きをする細菌がいるのかどうかも知らないのだが

2015-12-16 17:33:29
さめ @HONDA_27

もしくは、ポン・デ・ライオンがポン・デ・リングの他に栄養をとれるものを食べたり飲んだりしているということも考えられる。しかし、これは公式の記述に反するため採択したくないというのが正直なところだ

2015-12-16 17:34:26
さめ @HONDA_27

それでは、最も重大な部分に切り込んでいこう 「ポン・デ・ライオン永久機関仮説」である 自分自身が作ったポン・デ・リングを食べた。そこまではいい。消化・吸収を行い、消化しきれなかったものは排泄するはずだ だがしかし、食べた物とまったく同じポン・デ・リングを生成する...本当か?

2015-12-16 17:37:51
さめ @HONDA_27

動物が行う生理作用には、同化作用と異化作用がある。食べた物をアミノ酸、ブドウ糖などの細かい単位にまで分解するのが異化作用、そしてそれらの材料を素にしてタンパク質などの体を構成物質を作るのが同化作用だ。いずれの反応もエネルギーの消費を伴うことが知られている

2015-12-16 17:39:54
さめ @HONDA_27

基本的には生物というのは常に食べ物を食べ、そこから化学エネルギーを摂取して体のメンテナンス(維持)を行っている。エネルギー古くなった物質は捨て、新しく合成することで体が崩壊するのを防いでいる。ある意味自転車操業のようなものだ。熱力学第二法則に逆らうためにはそうするしかないのである

2015-12-16 17:42:09
さめ @HONDA_27

つまり、収支のバランスは必ず考えなければならない。そして、往々の場合エネルギーの変換効率というのは低いものである。以下の不等式が成り立つ必要がある (食物の化学エネルギー)>(生きるのに必要な全てのエネルギー) 右辺は、ATPの合成に必要なエネルギーと言い換えることもできるかな

2015-12-16 17:45:48
さめ @HONDA_27

だいぶ大雑把な言い方をしたが、要は生物が自分で使うエネルギー、あとは材料よりも多いものを外部から取り入れる必要があるということだ もしポン・デ・ライオンが自前のポン・デ・リングだけを食べて生きているとしたら、ロスが出ないわけはないので、次のようなことが考えられる

2015-12-16 17:47:37
さめ @HONDA_27

①作るポン・デ・リングがどんどん小さくなっていく ②ポン・デ・ライオンの体自体がやせ細っていく これは当然である。仮にポン・デ・ライオンが外から何も得ていないとしたら、持っている資源量でやりくりするしかないので、少ない材料で頑張るか、自分の体の蓄えを使用するかのどちらかだ

2015-12-16 17:49:32
さめ @HONDA_27

それ以外に可能性があるとしたら、ポン・デ・ライオンが独立栄養生物であるパターンか 独立栄養生物とは、光エネルギーや化学エネルギーを利用して無機物から有機物を作れる生物のことで、植物や植物プランクトン、化学合成細菌などがそれにあたる

2015-12-16 17:51:08
さめ @HONDA_27

サンゴという動物がいる。あれはサンゴ虫という小さい刺胞動物がたくさん集まって骨格を作り大きくなったものだが、彼らは体内に褐虫藻という藻類を共生させ、褐虫藻が作った光合成産物に頼って生きているのだ 同じように、ポン・デ・ライオンが光合成細菌を飼っているとしたら筋は通るのだが...

2015-12-16 17:53:38
さめ @HONDA_27

現在までのところ、植物や最近とそのような共生関係にある哺乳類は見つかっていない。そのため、彼らの住む世界は地球とはかなり違った環境にあり、細胞内に藻類や最近を住まわせる陸上脊椎動物が進化してきたのだろう 当初自分でも予想してなかった方向に議論が進んで驚いているのが正直なところだ

2015-12-16 17:57:16
さめ @HONDA_27

今後は、ポン・デ・ライオンの体サイズから体重を導き、ポン・デ・ライオンの体表の表面積を算出する そして、仮にポン・デ・ライオンが皮膚の細胞全てに藻類を飼っていたとして、ポン・デ・ライオンを維持するだけのエネルギーが作れるのか、物理計算をしてこの仮説を検証していく必要がある

2015-12-16 17:59:39
さめ @HONDA_27

以上、「ポン・デ・ライオンの栄養様式について」でした

2015-12-16 18:00:13