彼女の自宅はBrooklynの住宅街(たぶん高級住宅街)にあり、自宅には常に各国から集まってくる留学生がいました。私もその留学生の一人でした。
2010-03-12 22:12:57この家はバミューダBermudaからの移民であるGraceの両親が身を粉にして購入したものです。部屋数は15部屋くらいある3階建ての家でした。
2010-03-12 22:14:38他の近所の家もそれほど大きさは変わらず、間取りは同じくらいものだったと思います。しかし、彼女の家だけが他国から様々な留学生を受け入れていました。
2010-03-12 22:16:11Brooklynのその地域は黒人とユダヤ人のみが暮らす地域で、アジア人はほとんど見かけませんでした。私も住んでいる間に他のアジア人は2~3人くらいしか見かけませんでした。言ってしまえば、かなり閉鎖的な地域です。
2010-03-12 22:17:59しかし、Grace(言い忘れていましたが黒人です)は以前は空港に勤めており、彼女の年代(60歳前後)には珍しく、黒人にも関わらず若い内に大学に通っていたため、非常に開明的(Open Mind)です。だから彼女は好んで他国からの留学生を自宅に受け入れていました。
2010-03-12 22:20:13彼女は自宅にあるたくさんの空き部屋常に留学生を受け入れていました。その結果、彼女は自分で働かなくても良いくらいの収入を得ていたと思います。
2010-03-12 22:22:50近隣の他の住人も大きな家を持っているため同様の選択を出来るはずでした。しかし、なぜだかそういう事をしている人達は近所では全く見かけませんでした。
2010-03-12 22:24:16おそらく自分たちとは全く異なる生活習慣・考え方をする他国からの留学生を受け入れるという考えがないのが一番の原因だと私は推測していました。安全な地域でしたが、文化的には非常に閉鎖的な地域だったといま振り返るとそう思います。
2010-03-12 22:26:06そんな地域に住んでいながら、彼女は開明的でした。そして留学生達を受け入れるために自宅内で様々な規則をつくり、常に留学生を自宅に受け入れられる仕組みをつくりました。その結果、彼女は定期収入に得ることになりました。
2010-03-12 22:30:28彼女はこの定期収入があるため、無理して働く必要がなく優雅な生活を送っていました。去年のNY市長選挙を手伝ったり、Haitiで地震が発生したときには進んで慈善活動に励んでいました。
2010-03-12 22:32:01家政婦の一人には自分の母親(御年95歳)の介護も任せていました。年老いて両親をすぐに老人ホームに入れてしまうという米国では珍しく、Graceはちゃんと母親を自宅で介護していたのです(自分ではなく家政婦任せですが)。
2010-03-12 22:34:42「Graceは貴族みたいな生活を送っているよな」と思いました。一方、日本にいる私の両親は未だに自分で全ての家事をしていて、申し訳ないけどGraceに比べるとあまり文化的な活動をしているとは言えません。
2010-03-12 22:36:21おまけにFloridaに別荘を持っていて、それだけに飽き足らず海外旅行も年に数回してましたし。金持ち母さんはつくづく良い生活を送っているなと思いました。今も思っています。
2010-03-12 22:38:47次に別の金持ち父さんを紹介します。彼の名前はMickey(仮名) 、私がInternをしていた法律事務所のボランティアをしていた40歳代の黒人男性です。
2010-03-12 22:41:07最初、有給で働いていると思っていたら実は無給で働いているということを知ってとても驚きました。その時は奥さん(地元の高校の英語教師)の収入に依存している人なのかなと思いましたが、実は全く違いました。
2010-03-12 22:42:36実は彼は中南米諸国に大きなホテルを一軒持っていました。そのホテルから定期的な収入があったためあくせく働く必要がなかったのです。ちなみにその収入で購入したBMWに私は載せてもらったことがあります。
2010-03-12 22:44:23Mickeyは20歳~40歳にかけて厳しい小売の仕事をして、少しずつお金を貯めて、商売の規模を大きくしていきました。また、低収入だった時代から銀行との友好的な関係を持てるように苦労した話しを聞かせてもらいました。
2010-03-12 22:46:50そしてある時、銀行から資金を借り入れてホテルを建設したとのことです。その結果、現在彼はもう働く必要がなくなりました。40歳代で引退できるまでになったのです。
2010-03-12 22:48:44