《森林除染継続を求める『福島民友』2015年12月23日社説を、逐条的に批判する》

自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

本文12  これまでに間伐によって線量が下がることが実証されている。効果的で効率的な除染手法の研究の継続を求めたい。生活との関わりが深い森林を、除染の対象地域に絞り込む検討の余地もあるだろうし、地元との議論も必要だ。

2015-12-23 23:41:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判12  これまでに実証されてきたことは全て、「低減」に過ぎない。一方、県庁や自治体首長の約束は、「除染によって原状に近づく」ではなく、「除染によって元通りの暮らしができるようになる」だったはずだ。今回の発表の重要点は「森林は除染では元通りにできない。諦める」の公式表明だった。

2015-12-23 23:43:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判13  この社説が掲載される前の日に、テレビ朝日の「モーニングショー」で羽鳥慎一キャスターと玉川徹氏が言葉ではっきり表現した通り、被災住民の多くは「除染すれば元通りになる」と信じたから、これまで「除染」を受け入れたのだ。放射性物質が全て除去される、と信じて。

2015-12-23 23:44:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判14  私自身も当事者であるので、あえて書かせてもらう。多少放射性物質や原発事故に関する知識がある人間ならば、事故で環境中に飛び散った放射性物質を集め切る技術は、人類の持ち合わせにはない。しかし「原状復帰は無理だ」と発言すると、周囲から孤立し、敵視された。私もそうだった。

2015-12-23 23:46:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判15  ちょっと関心があった程度の私が知っている「原発事故で飛散した放射性物質が汚染した環境を人為的に元に戻す事は不可能だ」という厳然たる事実を、福島県内で明言できた著名人は、私が逃げ出した2011年7月末までは1人もいなかった。県内の印刷物で明言した人もいなかった。

2015-12-23 23:47:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判16  再度強調する。「原発事故で飛散した放射性物質を全て回収する方法は発見されていない。事故が発生すれば、最低でも数十キロ圏内の農林漁業は、壊滅的な打撃を、最低でも数世代受ける。同じ間、生活が元通りになる事はできない。」これは、常識だ。当たり前のことだ。

2015-12-23 23:48:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判17  常識であり、当たり前でもあることを、「反原発の科学者」であるはずの人間が語らない。敢えて実名を挙げる。清水修二氏。安齋育郎氏。科学に対して、事実に対して、真理に対して、過去の自身の言動に照らして、恥じることはないのか?

2015-12-23 23:49:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

批判18  同じことを、福島県内マスコミに対しても問いたい。特に、このような非論理的・非科学的・非現実的な社説を掲げた福島民友新聞社に問いたい。「除染では原状回復はできない」と、まだ認めないのか?環境省も福島県庁も、不可能だと認めたのに。方針を堅持する理由は何か? (この項終了)

2015-12-23 23:50:17