10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判対象の文章  福島民友 【12月23日付社説】森林除染せず/再生への努力は欠かせない  2015年12月23日 09時10分   minyu-net.com/shasetsu/shase…
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判0 この社説に対する、真面目な突っ込みを入れていこうと考えた。そもそも、福島県の地元新聞は2紙あっても、原発事故発生後、どちらも県庁に忠実さを競い合って来た。県庁の方針に逆らうと、新聞社の重役が県庁に呼び出され、内堀副知事(当時)に叱責されたという話を、複数聞いた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文1  広大な森林の除染は物理的に困難と決め付ける前に、できる所とできない所、あるいはすべき所をはっきりと提示し、空間線量を下げるための効果的な方法の実践を模索していくべきだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判1  いつ終わるかも見当がつかない原発事故が始まって、4年9カ月。今でも拡散を続けている放射性物質を集め切ることなど、物理的にも不可能だ。山林にちらばった放射性物質を集めるには山の表面を樹木ごと削り集め、山の保水機能も生態も破壊し尽くす事だ。本気で実行するか?
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文2  森林除染の在り方を検討してきた環境省は、住宅や農地がある生活圏から20メートルの範囲と、日常的に人の出入りがある場所を除き、森林の除染は行わない方針を固めた。それを有識者による環境回復検討会が了承した。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判2  社説子は、環境省と「有識者」だけをやり玉にあげるが、この方針の策定には、経済産業省、復興庁、そして、何より県庁も深く関与している。議事録を見ればわかるが、細部にわたる提案をして、「除染打ち切り」を主導しているのは、福島県庁の方だ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文3  原発事故によって森林に降り注いだ放射性物質は、多くが森林の地表(林床)にある落ち葉や木の枝などの堆積物に残っている。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判3  原発事故由来の放射性物質のどれだけが森林の地表に残っているかは、実は問題の本質ではない。原状回復が目的なのだから、「多く」がどこにあるかは、重要ではない。地表を「除染」すれば原状回復ができるかどうか、なのだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文4  環境省は堆積物を除染で剥ぎ取ると土壌流出を招くとの判断から除染は適当でないと結論付けた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判4  環境省が森林「除染」を止める口実にした「土壌流出の防止」は、厳密に言えばウソではない。ただしこれまで実施してきたような「除染」作業では、それほど土壌が多く流出するわけではない。本格的に放射性物質を集め切ろうとするならば、山の形が変わる程になるだろうが。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文5  森林内での放射性セシウムの挙動に関するデータを50年にわたって蓄積している米国エネルギー省の国立研究所の知見では、森林の土壌を掘削した場合、土壌侵食の増大が懸念されるほか、生態系に重大な影響を及ぼすことへの注意が必要になるとされている。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判5  この部分は、何を主張するために入っているのか、わからない。環境省が「除染」を行った場合、生態系にも大きな影響が出るから、実施しない方が良い、と言っているようにも見えるのだが、それでは全体として「除染」継続を希望する趣旨から逸脱してしまう。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文6  環境省は、東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域で行ってきた実証事業で、森林内の放射性物質が雨や風の影響で森林の外に流出する量は少なく、生活圏の空間線量への明確な影響は確認されていないことも理由に挙げる。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判6  環境省が主張する事は「風雨では多量の放射性物質が森林から生活圏には拡散しない」であり、「放射性物質が全く拡散しない」ではないのだから、被害住民にとっては環境省の主張は「原状復帰」を目指さない、本質から外れたものでしかない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文7  だが、原発事故に伴う避難区域をはじめ県内の多くの市町村や県などは、国に森林除染の実施を求めてきた。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判7  多くの市町村や県がこれまで求めてきたことは、事故発生前への「原状復帰」なので、量が少なくとも生活圏に放射性物質が飛散するならば、森林の「除染」を求めるのは、当然の論理だ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文8  避難区域では住民の帰還に関わる問題だ。林業従事者にとっては、生計に関わる。森林の手入れができないと、山が荒れるとの懸念も募る。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判8  今回の環境省の発表に関する報道の多くが林業への影響を強調していて、この社説も同じ傾向がある。が、話を林業に限定すること自体が大きな間違いだ。住居から100m程度は遊びや山菜採取やキノコ採取の領域であり、そこに放射性物質が残すことは、住民多数の生活の制限をも意味する。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文9  科学的な知見に基づいて、除染をした場合と、しない場合のリスクをはかりに掛けなければならないというのなら、地元への十分な説明が必要だ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判9  「除染」のメリットとデメリットを「科学的」に提示して「地元」に説明せよとの社説子の主張だが、これは論評に値しない。今回の環境省の発表では、環境省の流儀で「除染」した場合と、「除染」しない森林しか比較できない。その状態でで山に入るかどうかの比較さえもできない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判9の補足  環境省の流儀で「除染」した山に入って遊んだりキノコや山菜を採取して食べた場合。「除染」はするが山に入ることを禁じた場合。 「除染」しない山に入った場合。 「除染」しない山に入らない場合。 住民の行動でも、メリットとデメリットは変わってくる。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文10  環境省がほかに挙げたのが「物理的に困難」(井上信治副大臣)との理由だ。剥ぎ取った土壌をどのように処理するかや技術的な困難さ、費用が膨大になることなどを指してのことと察する。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判10  「物理的に困難」とは、社説子が語る意味ではない。森林の「除染」作業に従事する人、道具、経費を考えた事だと私は読解した。現在、福島県内から林業に従事する人間を、一体何万人出せるだろうか?「除染」の全面実施を完遂できる人的物的経済的資源が存在しないのだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
本文11  確かに県内の森林面積は県土の7割を占める。面的な除染は困難というのは理解できるが、林業の再生や森林と接してきた住民の暮らしを取り戻す視点で、科学的な知見や英知を結集すべきだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
批判11  山屋(材木屋)の息子として、山の管理をする林業従事者と父に連れられて、登山道もない里山を歩いた者として断言する。知見や英知の結集で解決できる類の問題ではないのだ。経験を積んで熟練した人間が自ら行うしかない作業なのだ。しかも、環境から被曝しながら、だ。
残りを読む(8)

コメント

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする