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パパウォルターに向かって

TLの海にログが流れてしまう前に ...ウォルター君がいい父親目指して頑張ってるっぽくなった
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*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 反対に幸せになるだろう相手をこっそりと好ましく思いつつ。すっと手を引けばまたいつものしかめっ面に戻っている事だろう。

2015-12-27 07:29:52
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 出来ないと最初から決めて、それを隠さずに告げてくるエンブリオを自分の親友に重ねる。一度、僕を妬んでしまったぐらいに憧れてる癖に諦めてる親友に。そっと今度は反対にクシャクシャと撫でてやる「辛かったね?エンブリオ」「ありがとう」

2015-12-27 07:33:34
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 「つらかっ…た…?」目を見開いて呆然と、されるがまま。撫でる相手を通してどこか遠くが見えた。遠い昔の、母と二人で飢えをしのぎながら、あばら屋のような家で暮らし、姿のない父親に会いに行く為にと愚かにも生きていたあの頃。真実を知って”両親”を失い、→

2015-12-27 07:39:20
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 一人で復讐に生きると誓った、周り全て敵だと思っていたあの頃。苦労したとは思う。怒りも憎しみも感じている。でもそうか、ずっと痛かったのは独りだったという事実が、こんなにも「つらかった、のか…」ポロリ。相手の言葉がすとんと落ちた瞬間、涙も零れ落ちた。

2015-12-27 07:43:06
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 泣いた目の前の男に少し目を見開く。そうか、彼が必死にあそこまで取り繕い誰も寄せ付けまいとしてたのは弱い傷付いてボロボロの彼を見せない為。不器用なんだなとそっと何も言わずに無言でそのまま背中を擦ってやる。

2015-12-27 07:58:10
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 「ッ…!いや、ほんと…わりッ…!」違う。こんな所を見せたくって話してたわけじゃない!落ち着け、いつも隠してきたんだ。この位俺なら取り繕えるだろう?と、必死にそう思っても、優しく背中を擦る手に後押しされるように後から後から溢れてくる。→

2015-12-27 08:07:34
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「大丈夫だよ。みっとも無くなんて思ってないさ」思う存分泣かせた後に離れたエンブリオに苦笑する。段々とわかってきた気がする。彼はずっと優しく繊細だ。その見かけによらず。今も遠慮をしてるのでは?散々そういえば弄った手前、なんかしてあげたいと思いえいっとハグをする→

2015-12-27 08:14:26
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「話してごらん?」「....話すのすら嫌でしたくないのなら良いけどね」

2015-12-27 08:16:13
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 「………お前意外とお人好しなところがあるよなあ…」はぁ、とため息をついて一度だけ抱きしめ返すと、手近な椅子を示した。「あー…つまらん上に、ちょっと長いと思うから、座れよ」そのまま二人分のお茶を淹れながらポツリポツリとこぼしていく。→

2015-12-27 08:26:02
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 自分の両親の事。幼少期の事。出世と金が第一で、金で買えないおおよそすべてが信じられなかった事。それを辛いと思ったことは今の今まで一度たりとてないけれど、時たま息苦しく感じてはいた事も。「でもまあ、その、なんだ。今は大丈夫だよ…わりと」→

2015-12-27 08:34:13
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 本当に心から仕えたい主人が出来た。一度失った家族の暖かさを教えてくれる人と出会えた。こんなに中身のない自分をこうして気にかけてくれる人も、どういうわけだか存在している。「まあ俺の人生なんてそんなとこだなあ。……な?大したことないだろう?」と苦笑。

2015-12-27 08:38:24
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「大した事ないか...本人がそう思っててもそうじゃない事なんて沢山あるさ。後から気付いて笑えればそれが一番なんだけども。少なくとも僕には幼い君が可哀想だ。その分今の君が大事なものを見つけ始めた今が嬉しい。僕の身の上話もする?」

2015-12-27 08:48:40
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 「そうか?まあ……そう、か…」確かにあの兄貴分何かもそんな気があるが…そうかあ自分もそうだったのか、とどこかぼけっとした顔で頬杖をついた。「……話すのは一向に構わねえけど、いいのか?」相手俺だぞ??

2015-12-27 08:54:32
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「ははっ。僕のもつまらないさ。そんな隠すものでも無いし。君と違い裕福な貴族の家で何不自由なく育てられた。...家の敷地内から一度も出してもらえなかったがそういうものだと思っていた。いる事だけ知ってる父も兄も一度も顔を見た事がない。すぐそばに居るのに。」→

2015-12-27 09:02:18
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「母だけはたまにあいに来てくれたが...今思い返すと《母》として《子供》に会いにきてたのか。今思うと変な教育だったし。」「その時の別に寂しくもなかったし辛くもなかったけど。」「...今が幸せだから、今の僕があそこにいたら耐えれなかっただろうね」

2015-12-27 09:09:35
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki その日の保証もない暮らしと、保証は在れど愛の薄い暮らしというのははたしてどちらが不幸なのか「(こいつの家庭への思い入れは多分ここからか…)…それ、他に知ってるやつはいんのか?」こいつにこそ話を聞いて手を差し伸べてくれる人間が一人でも必要だと思う

2015-12-27 09:23:20
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「へ?」思わぬ事を言われ記憶をたどる「うーん?言ったような言ってないような」「ああ、そうだ。ズーイっていう親友に家族の話をした事はあるよ」(苦笑する)「その時は自分の家族が異常だって知らなかったけど」「君の方こそどうなんだい?」→

2015-12-27 09:28:02
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11「僕にはもう親友のズーイ。お兄様のトロン。そして普段つっけんどんだけどこうして気にかけてくれる君。お姉さんみたいなクーお姉さん。妹みたいな弟みたいな劇を見に来てくれる子供達。そして沢山の観客に団員の仲間。最後に、ロクサーヌ。僕は既にあまり語る必要も無いのさ!」→

2015-12-27 09:32:14
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki 「俺か?俺は……あー…」空を見ながら思い出す。とりあえず今ウォルターに話して一人目。主上は多分あの時部屋の外で聞いてたみたいだから…とそこまで呟きながら指を折るが、2以上にはならなかった。「……あー多分今回がはじめて…?かも…?」

2015-12-27 09:39:18
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「そうか」ぼんやりと同じく空を見つめる。先ほど話しててあえて避けた部分がある。16歳の家出のきっかけ。今まで忘れてた。...もしかしたら「 ...くだらない、必要ないと思ってても喋ったほうが良い事って沢山あるのかもね」自分に言ったのか相手にいったのか

2015-12-27 09:43:04
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki …今度会いに行くべきかもなあ…。違う国に生きる人のことを思い出し「ん、そりゃあ俺にか?それともお前にか?」一口茶を啜って相手に視線を戻す。人と自分と向き合って生きていこうと決めた身としては一向に構わない「(俺にその価値があるかは別としてだけど)」

2015-12-27 09:54:57
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「ん?ああいや。」「両方かな」「...ずっと忘れていた。家をシャーリーとして飛び出たキッカケの事を」淡々と語る。サクッと。余計な部分は省く。ある夜。自分の母が当時16歳の自分とあまり歳の変わらない少年や、もっと若い少年。大人。複数と獣のように絡む姿を見た事を→

2015-12-27 10:00:43
ウォルター@保連連24ms @vipiansalmiakki

@kz_gc11 「...もしかしたら僕もそこに加えるつもりだったのかも。母は。」

2015-12-27 10:03:17
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki ビシッ!……ボタリ。「………悪い」最初話していたときとは比べ物にならないくらい低いトーンで謝るエンブリオの手の中の湯呑がひび割れ、中身が滴っている。腹の奥で静かに滾るのは多分ウォルターの言う推測に対しての怒りだ。なんだそれ、家族ってのは→

2015-12-27 10:16:50
*** @kz_gc11

@vipiansalmiakki そうじゃねえ…そうじゃねえだろう!ごとりとテーブルに置いて額を手で押さえた。「ついでにもう一つ謝る…すまん、聞いたのが話だけで良かった。実際あったら焼き殺しそうだ」眉間にしわを寄せて唸る。当たり前だ。家族は暖かくて、守るべきもので、→

2015-12-27 10:20:08
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