2015年度視聴済ロボットアニメ全50本一口感想

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【宇宙のステルヴィア】……ロボ要素は控えめだが、スペースSF版中学生日記として光る存在。グレート・ミッション終了後の2クール以降が、1つの目的が過ぎ去ってからの結束のほつれや成績のコンプレックスの葛藤の書き方は地味にリアルだと痛感させながら予想外の見どころ。個人的にかなりオススメ

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【機甲警察メタルジャック】……作画はやや粗があると言った所だが、序盤でのケンの刑事としてブレのない生き方に唸らされて、終盤ではケン、純、トロイタルの三者三様の作られた生命の葛藤、純を利用するようで本気で彼に準じたイデリアのドラマに心を踊らされた。個人的には結構オススメな作品。

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【タイムボカン2000怪盗きらめきマン】……善悪逆転の設定と怪盗の立ち位置がロボットアクションものとしてやはりブレーキをかけてしまったという印象で最終的に原点回帰へと繋がる事に。ただ前面に押し出された女性陣の若さともいうべきかわいらしさはこの作品の特徴か。個人的にはまぁまぁ

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【ベイマックス】……少年ヒロが家族の敵討ちへ挑むマジンガーZ的な導入部、憎悪に落ちないで心身的に成長を遂げる1stガンダム的なドラマをケアロボット・ベイマックスで繋ぎとめた作品。ロボット・ヒーローアクションの成長の書き方もエンターテイメント的にそつなし。個人的にかなりオススメ。

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【ARIEL】……接触編・発動編が本領というべきか。宇宙戦艦の墜落に対して人類側の手の込んだ防衛作戦を何度も描き、最後の最後でチートともいえるセイバーハーゲンがあっさり問題を解決してしまう呑電返しはここまで来ると最早痛快だ。個人的に結構オススメだがSF好きな人だともっと楽しめそう

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【宇宙の戦士】……1stガンダムと異母兄弟のような作品。特に目的もない主人公が恋愛目的で何となく軍隊へ入る軽さから始まって、家族や仲間の死に打ちのめされながらも軍人への成長ものの書き方は徐々に事の深刻さを自覚しながら爽やかに優しい雰囲気が維持されていたかと。個人的に結構オススメ。

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【スパロボOG（OVA版）】……お祭りイベント的な作品を全3話で纏めるとしたら可もなく不可もなく。ただブレインズ・ベースのロボットアニメの観点でみると手描きメカからCGメカへの作画の変化、ダイナミック系ロボアニメの絵柄の変化といった面で楽しむ事が出来るかもしれない。

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【鋼鉄天使くるみ】……ロボアクション要素は添え物だが、一見ハーレムものながら、三者三様の恋愛観、日常生活をウェイトに置いたイベント、大正時代の美術模様等落ち着いた雰囲気を終始醸し出す。ほのぼの恋愛ものとして十分及第点、それ以上にポイントが高いのは曲・アニメ共々OPのクオリティ

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【超音戦士ボーグマン】……1クール終盤からノリが良くなってきた。パワードスーツものの中で、教師としての仮の姿で生徒達を守っていく事が戦う動機へ繋がるバックボーンやボーグマンの正体を知った上での自分達も戦いを模索する生徒達の成長描写が暖かい雰囲気を漂わせていた。個人的に結構オススメ

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【小さな巨人ミクロマン】……4クールで手に負えない程の玩具展開の速さに翻弄されてしまった作品か。5人全員均等に個性が与えられたマグネパワーズの面々や程良く脱力感が漂うアクロイヤー幹部勢のキャラ描写、今石作画回の存在は大きいが全体的にはまぁまぁ。ただ個人的には嫌いではない方

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【機巧少女は傷つかない】……復讐のために手段を選ばないマキャベリストで、自分にも他人にもストイックな武人の二面性を持つ主人公・雷真がなかなか強烈な存在感を放っていたが、いつの間にか独自性が薄れてしまったような。個人的に微妙だがそれ以上に2期が作られなければ本領が発揮できないような

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【ビート・エックス】……原作に追いついての中断がただ惜しい。血と血で繋がれた鉄兵とエックスが本音で対立しあいながら、最高のバディとして戦友同然になるまでとロボットアニメに車田節のテンションフィットした熱と血の塊というべき作品。千住さんの音楽も含めて個人的にかなりオススメな作品。

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【バブルガムクライシスTOKYO2040】……イベント性のOVAに対して連続性のTVシリーズといったところ。やや起伏に乏しく淡々とした所があるが、ハードスーツを装着する女性とその限界に対して、「大人へ向かう女性が持つ少女としての葛藤」を織り交ぜた点は光る。まぁまぁだが個人的に好き

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【銀河お嬢様伝説ユナ】……原作ゲーム前提のOVAながら、誰とでも友達になろうとするユナのキャラクターが終始貫かれていた所が強み。「哀しみのセイレーン」では底抜けのコメディを楽しみ、「深闇のフェアリィ」では友達を自らの手で殺さなければいけない葛藤が突き刺さる。個人的にかなりオススメ

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【SMガールズセイバーマリオネットR】……個人的に可もなく不可もなくといったところだが、出産形態とクローン形態、セイバーガールズとセクサドールズによる少女と女性の違いといったような生命、女性の有り方のドラマはそこそこ面白い。ただJ以降を見ないとちょっと今ではまだ見極められない。

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【KO世紀ビースト三銃士】……大戦による地球分断後の世界観、人間が調和すべきは人間か機械かの答えを問うシリアスな展開なのだが、敵味方双方とも登場人物が全員おバカだったということが個人的にノれなかった感じがある。ギャグ路線としても滑っていたような。個人的にはイマイチ。

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【聖獣機サイガード】……可もなく不可もなしの作品だが、知らずに植え付けられた悪の意志に葛藤しながら誰かを守るための正義に目覚めるヒーローの書き方は同じ三条先生が直前に手掛けた作品つながりで「装鬼兵MDガイスト(純粋に破壊と殺りくを楽しむ為)」と繋げて見ると面白いかもしれない。

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【BREAK-AGE】……オンラインゲームのロボットバトルを挑むプレイヤーたちに焦点を当てたジャンルはなかなか珍しいものだったが、如何せん単発OVAかつクオリティが低調気味だった事に足を引っ張られたような。多分原作漫画を見た方が面白いかもしれない。

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【アカネマニアックス】……世にも珍しい妄想内だけで展開されるロボットアニメ。ロボットバトル要素は正直ネタ色が強いのだが、叶わないアカネとの恋愛に対して叶わなくとも自分を信じる信念が貫かれた剛田の生きざまは悔しくも(笑)なかなか熱かったりする。ネタ前提だと十分及第点だと思う

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【パワードールアムニ戦記】……原作ゲーム前提のＯＶＡだが、こっちは軍記系ロボットアニメとしてもややありきたりなお涙ちょうだい系のストーリーであり、作画関係も見どころは乏しい。一応主要キャラクターがそれなりに書かれている事は救い?個人的には別に見る必要があるかになると……

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【パワードールプロジェクトα】……こちらは作画クオリティが上がり、使い捨て同然の部隊としての退廃的な作風は出ており一応前作よりは面白い。ただキャラクター描写は殆どないに等しい為一長一短であり……まぁ、どっちも難しい所

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【クロスアンジュ　天使と龍の輪舞】……序盤の革命路線という正攻法な面を逆手に取りながらクズ描写の見せ方は悪くなかったが……全体的に行き当たりばったりも度が過ぎる展開が致命的だったと思う訳で、クズ路線として正攻法路線としても突き抜けられなかった感。個人的にちょっとノーコメント。

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【キャシャーン(ＯＶＡ)】……原作の作風を維持したダイジェスト的なリメイク版ＯＶＡとしてもそうだが、二度と人間へ戻れないキャシャーンら東一家の悲劇や、真剣に環境保護を考えた上で行動を起こしたブライキング・ボスのアレンジもキラリと光るもう一つのキャシャーン。個人的に結構オススメ。

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【魔動王グランゾート】……月面への旅行が容易になった時代のスペースＳＦっぽい設定の上で、月面の内側の世界を冒険する魔法ファンタジーを組み合わせた結果、お手軽な旅行感覚で繰り広げられた落ちものファンタジー系ロボットアニメになったとも。全体的に大人しめだが個人的には結構オススメ。

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【ラーゼフォン】……自分の住んでいた世界が偽物だったと知らされてから2クール終始葛藤に葛藤が続く綾人の居場所探しに徹してたどり着いた自分探し系ロボットアニメ。難解な点もあるかもしれないが同じジレンマを抱える群衆劇描写やブルーフレンドも見逃せない。今年の中では最もお勧めできる作品