演劇コミュニティを巡る星英一氏とK_OSANAI氏の意見交換

2011年1月22日~23日にかけて行なわれた星英一氏(@hoshi_a1)とK_OSANAI氏(@two_boats)の意見交換。
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K_OSANAI @two_boats

続)…と思って観劇人界隈のTLを覗いてみると、「○○良いよね~」「うん最高!」のような対話が殆ど。異見のぶつかり合いによる陶冶が起こっているシーンなぞ、少なくとも記憶にない。(続

2011-01-23 13:28:40
K_OSANAI @two_boats

続)しかし考えてみれば当たり前だった。何故なら、SNSとは、まず以て仲間内で気持ち良くなるためのツールだから。ブロック機能を考えればすぐに分かることで、この点を私は完全に読み誤った。ツイッターは格別、fbはこの機能を更に先鋭化させている。(続

2011-01-23 13:29:06
K_OSANAI @two_boats

続)だが実名晒して同意調達して集客上げて金回していかなきゃならない創り手が、唐vs寺山みたいなガチと注射が半ばするエンターテインメントを繰り広げられなくても、リアルを切り、しかしIDの継続性以てレピュテーションは賭けざるを得ない観客の間なら成立するのではないか?(続

2011-01-23 13:29:57
K_OSANAI @two_boats

続)うん、無理。(それは経済合理性に照らし全く正しい方向性なのだが)創り手が小カリスマ化して観客の囲い込みを図り、ある種の党派性以て内輪を形成する。観客はその内輪に積極的に参画する、いやむしろ投企することで実存を預け創り手からの承認に群がる。(続

2011-01-23 13:30:24
K_OSANAI @two_boats

続)創り手だってもちろん承認は嬉しい。自意識を備えてしまった社会的な動物としてそれは当然だ。内輪の中で創り手相互に承認を回転させ、観客は小カリスマに対し熱烈な承認を贈り、これに応えて小カリスマは観客に対し承認を備給する。非常に良くできた自己完結型の生態系である。(続

2011-01-23 13:30:48
K_OSANAI @two_boats

続)挙句の果てには、あるセット公演に係る一方の上演形態を批判しようものなら「そういうの嫌いならそもそも観に来なければいいのに」(大意)と言い放つ創り手まで出現する始末。(続

2011-01-23 13:31:26
K_OSANAI @two_boats

続)言葉を失った。横から割り込んでって自分の方法論の価値を訴え、とにかくまずは自分の公演に足を運ばせるべき場面でしょう。あんた演劇だけで飯食えてないんだし。いい歳した大人がどれだけ自閉するのか。そんなん見たら信者以外は一気に侮蔑するだけだということに何故気づかないのか。(続

2011-01-23 13:32:31
K_OSANAI @two_boats

続)…まあね、特に観客については分からないでもない。リアルで承認が備給される水路がどんどん埋め立てられ続けているから。西口公園に機動隊突っ込ませた美濃部都知事の施策みたい(笑)。だからせめて演劇という非日常では承認されたいよね。受容されたいよね。金と時間払ってるんだもんね。(続

2011-01-23 13:33:16
K_OSANAI @two_boats

続)未来が明るいなんて信じられないよね。生まれた瞬間から不況だった世代が成人して、その不況の中で就活して散々に否定されて、酷い傷を負った人もいるよね。さりとてソーシャルに闘うなんて方法、誰からも教わって来なかったもんね。(続

2011-01-23 13:33:39
K_OSANAI @two_boats

続)だがそれでも、息苦しさ/生き苦しさは自分自身腹の底から分かったうえでなお、以前から繰返し呟いているけれど何度でも言い続けるぞ。「演劇というメディア自体が衰退しつつあるのだとすれば、それは系外から資源を調達する力の衰えとして現れる」(続

2011-01-23 13:34:21
K_OSANAI @two_boats

終)とりあえずご返信の緒言として、かつての見通しの甘さに係る自己批判のうえ、今考えていることについて纏めた。個々の論点についてはまた改めて。

2011-01-23 13:34:39