#1日1松小話

篤葉 @atsuha_

年中松 #1日1松小話 「ねぇ、なんか罵ってよ」「は？！」「おそ松兄さんとトド松ばっか罵られてずるくない？俺も罵られたいんだけど」「なにそれ？！？！なっっっんで弟の性癖につき合わないといけないわけ？！意味わかんないだけど？！クズはクズらしく黙ってろクズ松！！！」「…最高っ…！！」

篤葉 @atsuha_

一カラ #1日1松小話 べろり、と上顎を舐めるとこいつは、んっと声を漏らす。カラ松の弱い場所のひとつ。そして舌を絡ませると眉間に皺が寄った。「…はっ、一松、」苦い、と言うその嫌悪感たっぷりの表情にぞくりとする。口角が上がる。そう、その顔が見たくてキスの前に僕はタバコを吸うんだ。

篤葉 @atsuha_

おそトド #1日1松小話 トド松の買い物に付き合った帰り。たくさん歩いて疲れたのか、帰りの電車でトド松は寝てしまった。こてっと頭が傾いてきたから肩を貸してやるとトド松の匂いが鼻を擽った。その匂いになんだかひどく安心して、凭れ掛かるふりをして、トド松の髪に顔をうずめた。(好きだ、)

篤葉 @atsuha_

バカ松＋チョロ松 #1日1松小話 「どぅうううん！！おそ松兄さん！晴れてるから野球やろう野球！！」「え～、やだよ疲れるもん、野球賭博ならいいけど～」「それも野球？！？！」「おう！野球だ！！」「よっしゃいくべー！！」 「嘘をつくなぁバカ長男ー！！」「いってー！チョロ松のアホっ！」

篤葉 @atsuha_

おそ一 #1日1松小話 「なに一松、そのほっぺの傷」「猫に引っかかれた」「一松でもそんなことがあるんだな、ちょっと待ってろ…ほら」「…絆創膏だ」「貼ってやるから」「ん」「あ、そうだ、(キュッ)」「なに書いてんの」「まぁまぁ(ペタッ)」「ありがと」「くくっ」「…？」(『おれの！』)

篤葉 @atsuha_

おそチョロ #1日1松小話 「い゛っ！」ガブリ、と肩を強く噛まれた。ふっという生暖かい吐息が掛かりチョロ松が笑ったのがわかる。「…なにチョロちゃん、楽しそうじゃん？兄ちゃんいてーんだけど」「これでおそ松は傷物だなって」チョロ松がけっ、とほくそ笑む、あぁ、そのゲス顔ですら愛しいよ。

篤葉 @atsuha_

おそカラ #1日1松小話 「お、カラ松いいもん食べてんじゃん」「いるのか？」「一口くれ」あーん、と口を開けるから伊達巻きを箸で運ぶと手首を捕まれて引かれた。手の熱さに、そして伏し目がちになる目と、開けた口から見える赤い舌、その表情に俺は心臓を跳ねさせた。(兄さん、色気、ヤバい、)

篤葉 @atsuha_

一十四 #1日1松小話 寝てる一松兄さんの腹の上に乗っかる。ぐえって聞こえたけどまぁいいや！「……」「兄さん起きて！明けましておめでとうございマッスル！！」「…はよ」「起きた？！」「…寝る」「えぇ！」「…あ、その前に」寝起きの顔が近づいてきて。「今年初ちゅー頂きました」奪われた！