なぜ男には低賃金の"3K"労働のみが残されるのか

鮭野郎 @salmon_econ

ことアルバイトのような単純労働に関しては、実に女性圧倒的有利だなと考えるほどに感じる。

鮭野郎 @salmon_econ

マニュアル化されて誰でも出来る接客業や製造業、その他あらゆるアルバイトは、誰でも出来る以上、大事なのは「シフトに入れるか」と最低限度の教養くらいで、その他の能力は無差別となる。

鮭野郎 @salmon_econ

①労働条件②就業見込期間③最低限の文化資本の3点が同水準の男女が居た場合、採用されるのは常に女性の方だろう。女性が複数いる場合は、若い方だろうな。

鮭野郎 @salmon_econ

基本的に誰だって女の子には甘い。これは全人口の半数の本能にビルトインされているのだから変えようがない。で、女の子に優しくした対価として相手にしてもらえるならより若くて美人の方が嬉しいので、労働市場の買い手の消費計画では上位にリストアップされる。

鮭野郎 @salmon_econ

結果として、単純労働のイスは賃金が高くてラクなものからより若く美人な女性によって占められ、おそらく35以上の女性になると若者と競争力が等しくなり、三十路以降の男性になると目も当てられないほど下位になるだろうな。

鮭野郎 @salmon_econ

最終的に誰からも労働力を買ってもらえなかった男たちがホームレスや犯罪者になる、ということでホームレスや犯罪者に男が圧倒的に多いことは説明できるのではないか。

鮭野郎 @salmon_econ

男性がアドバンテージを持っているのは、長期のOJTによる育成、終身雇用を前提とするスキルが必要なお仕事。出産・結婚退職のリスクがないことは重要。

鮭野郎 @salmon_econ

しかし、今まではスキルだったものが機械化や海外へのアウトソーシングで次々と価値を失っているのが現代ですよねと。これからはより多くの男たちが若いうちから何のスキルも得られない3K労働に低賃金で従事し、年老いては移民の若者にその仕事を奪われ失業するのではないか。

鮭野郎 @salmon_econ

1970年台の、日本の産業の大部分が個人事業で終身雇用、かつ機械化も未熟なので体力も必要、それゆえにこそ男性のみの採用が一般的だった時代を念頭に85年制定された男女雇用機会均等法が完全に時代にマッチしなくなり、凄まじい差別を引き起こしているように思える。

鮭野郎 @salmon_econ

大部分の仕事がタスクベースになり、機械化が進みサービス業が中心となり、かつ市場が成熟し買い替えの促進、つまり販売活動が重要となる産業構造においては明らかに女性がうんと有利でしょう。

鮭野郎 @salmon_econ

それなのにアファーマティブ・アクションやらで女性の教育水準を底上げしたり、クオーター制を導入なんてしたらただでさえ少ない男性優位の仕事の枠がなくなるでしょう。

鮭野郎 @salmon_econ

男性終身雇用前提の総合職に3名の女性枠を設ければ掃除婦3人がスチュワーデスに格上げされスチュワーデスが総合職となり、総合職となるはずだった男性3人が掃除夫になるという。

鮭野郎 @salmon_econ

また、男性総合職3名だったら彼らは喜んで掃除婦を扶養するので世帯ベースで見れば所得格差は低く非正規の掃除婦の生活も保証されるが、女性総合職が格下の掃除夫の男を養うことはあり得ないので少子化は促進され、不況期が来れば掃除夫はホームレスになる。

鮭野郎 @salmon_econ

こんな社会のどこが「人間らしい」のだろうか。「フェミニズムは男性をも救う」とは何か。

鮭野郎 @salmon_econ

「フェミニズムは男性をも救う」 という言説は「フェミニズムを受容して女性的な働き方(子育て前提のゆるふわワーク)を男性にも適用すればみんながラクになる」という意味なんだが、そうすると男性にとって最後のアドバンテージだった定着率が無力化されてバイト同様容姿年齢採用になるのでは……

鮭野郎 @salmon_econ

社会に女性優遇がビルトインされているのも現状の資本家が大抵男だからなんだが、長期的には消耗と追加生産による減価によって資本家層は交代し得るので、最終的には所得や資産の大部分が女性に集中するんじゃないかと思っている。

鮭野郎 @salmon_econ

でも上方婚志向故に結婚するのはごく一部で、多くの女性は一生独身のまま死ぬため多くの資産が国庫に納められ、それを財源に失業男性たちの生活保護が支給されるだろう。

鮭野郎 @salmon_econ

…ただ、民主制を前提とするならそこまで到達する前に低所得男性たちがファシズムに走り、トランプ的なものが支持されて公共事業としての戦争が行われると思います。