川崎晶平刀匠「日本刀の魅力と刀鍛冶の仕事」 まとめ

SS無し。誤字ゆるして。 発言の情報元はニコ生にて。
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新田 @nittayyy

その土地で作られた鉄で刀が作られる。そうすると鉄の味を見る、鉄の景色を見る事でどこの国で作られたのかを分かる。波紋などを見るとどういう一家の刀なのかな、さえ分かる事ができる。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:00:28
新田 @nittayyy

だからよく時代劇で刀を見て、一家を特定するするのはそういう事情です。刀の当てっこをする遊び、または教養は平安時代の貴族や高級武士に存在した。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:02:53
新田 @nittayyy

Q. 現在どんな人が刀を購入されますか? A.絵みたいに刀をコレクションしたい人。短刀はお守り刀として注文される。例えば出産において、子供にプレゼントしたい。娘がお嫁に行くからお守り刀として…等である。きちんとすれば、刀はお手入れが簡単。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:05:56
新田 @nittayyy

登録書があれば、誰でも刀が購入・持つことができる。現代ではお客様の要望によって、ストーリーがある刀を作ることができる。自分のご褒美として、全ての金具に龍を付ける人や、子供を出産して「蟹はたくさん産む象徴」なので蟹を使ってみたり刀はストーリーがあって面白い。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:10:36
新田 @nittayyy

江戸時代において掴まきの色は身分によって、決められていた。しかし現代は色は自由に作れる。刀は非常に多種であり、刀匠でも二度と同じ刀は作る事ができない。そうならないから面白い。刀には必ず名前と製造年を入れる  #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:14:44
新田 @nittayyy

ヤスリ目の部分は個性が出せない、それに匠の技術が見られる部分もである。しかし、匠がミスする事はないので、失敗は恐ろしい。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:17:45
新田 @nittayyy

Q.刀にある溝は1本だったり、二本だったり変わるんですか? A. 元々は刀の強度を落とさずに重量を軽くする為の工夫です。一本の太い溝より、二本の溝の方が品がいいだとカッコいいなとかの工夫はあります #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:20:23
新田 @nittayyy

Q.刀の溝はどう作るのですか? A.掘ります。掘る道具も作り方を教えられずにやらされます。刃物で刃物を掘る事は、少しでもミスすると「ただのキズ」になる。これらは弟子の仕事。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:25:29
新田 @nittayyy

いい師匠につかなければ、ダメなんです。「師匠選びも腕の内」って言葉があって、最初の師匠は親みたいな感覚でその技術が染み付いてしまう。だから「簡単な所で修行して、資格を取ろうとしても最初に染み付いた仕事が脳からは消えません」 だから師匠選びと運は大事 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:28:21
新田 @nittayyy

刀は黒の中に色々な模様、白には色々な景色があるので、ぜひ見ていただきたい。凄く誤解されている事があります。銃刀法と刀剣は別の扱いです。銃刀法は持っている資格も必要、どこに仕舞うか、厳しい試験と資格が必要。刀剣類は刀匠が登録書を付ける、登録書がある刀は誰でも買える #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:33:58
新田 @nittayyy

刀の丸裸での持ち込みは捕まるが、しっかり袋やケースに入れる状態においては捕まったり警察にお世話にならない。もし警察が関わる場合は、もし皆さんが天井裏や蔵から登録書が無い刀を発見「例:爺さんが戦時中に持ってた」等の場合、警察署に行き発見届けを書かなければならない。#川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:36:50
新田 @nittayyy

すると県庁の教育委員会に書類が行く、ただそれだけ。それから県庁から「いついつに審査に来てくださいね」ってハガキが来たら、その書類と刀を持って行って登録をしてもらう。それでOKです。それから文化庁と教育委員会の管轄なので、誰でも持つ事が可能。刀=危険物ではない。#川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:40:23
新田 @nittayyy

よく「ニュースで刀の様なもので暴れていた」は大体の場合が "刀みたいに長い包丁である"。報道として刀としてしまうと皆が悪意がある注目してしまう。ホームセンターで1980円で包丁が売ってあるのに、わざわざ高価な刀を殺人に使わないですよ。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:43:52
新田 @nittayyy

だからそういうニュースがある度に、自分の仕事に石を投げられるんじゃないと心配になっているんですが…。ただ刀を理由無く持ち歩いてはいけないので、それは気をつけてください。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 12:45:05
新田 @nittayyy

まず刀を立てると姿が分かりますし、少ない力で持つことができます。そして刀を相手に渡す時は胸の方に渡す様にしましょう。刀を鑑賞する場所には照明があるので、照明側に向けるとなお良し。照明に透かす様に刀を傾け、照明の光を刀に反射させて目に向けさせる。   #川崎晶平刀匠

2016-01-14 13:28:45
新田 @nittayyy

そうする事によって刀の模様がよく見え、楽しむ事ができます。光を当てる事によって白い部分がよく見え、黒い部分もよく鑑賞できます。名刀の条件とは、白い部分がより白いか、黒い部分がしっとり黒く見えるか。き #川崎晶平刀匠

2016-01-14 13:32:32
新田 @nittayyy

例えとして綺麗な川を見ると綺麗な石が見えたりとか、魚を見えたりするんですけど、そのくらい削って奥行きがあるものなのです。その奥行きが楽しめます。「自分にとっていい刀だな」と思えるものがイイです。 #川崎晶平刀匠

2016-01-14 13:34:55
新田 @nittayyy

刀鑑賞あるある 刀に慣れている人の場合。刀を抜く→姿を見る→光に透かす。その中で刀を見慣れた"様"な人がいます。それは刀を正面から「この刀が真っ直ぐかな?」みたいな見方をする人です。刀は真っ直ぐに決まっているんですよね。  #川崎晶平刀匠

2016-01-14 13:37:33