高岳、握手会に行くの巻

今回はSKEの個別握手会に行ってきました。 相変わらず、誤字脱字、表現のおかしさはありますが、ライブ感だと思って温かく見てやってください。
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匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻①】 1月某日、私は大矢真那様との握手券を握り、会場へと向かっていた。 あれ、お前って珠理奈っさん、珠理奈っさん、って喚いてなかったっけ?、と、いう方のために次に忘れたくても忘れられぬサイコパス・ストーリーを、(本名)を主人公に高丘が書いてみたいと思う。

2016-01-18 05:14:45
匠高岳 @takumikogaku

【承前】 12月某日、(本名)は松井珠理奈さんとの握手券を握り、会場へと向かっていた。 (本名)はつい数日前まで、この日を心待ちにしていた。しかしその前日、脆弱なる彼の精神は相当な打撃を受けており、当日もほぼ自失の状態で、電車に乗っていたのである。

2016-01-18 05:21:24
匠高岳 @takumikogaku

【承前②】 会場到着。さっそく出口から入ろうとして係員に止められる(本名)。教えられた正規の入り口に行き、セキュリティチェックを受ける。現実逃避のためのカント文庫本ぐらいしか入っていない鞄である。会場内長い列があったのでとりあえず並んでみる(本名)。さっそく「鞄の口空いてるよ」

2016-01-18 05:29:28
匠高岳 @takumikogaku

【承前③】 と、親切な方に教えられる。相当ぼんやりしているようである。並んでいる内にこれがCD購入の列であり、ここで買うと何かしらの特典が当たるかもしれないくじを引くことができるということが理解された。(本名)は列に並ぶのが嫌いだし、今くじが当たるとは思えないので列を抜けた。

2016-01-18 05:36:10
匠高岳 @takumikogaku

【承前④】 松井珠理奈さんの握手レーンに並ぶ。通常の状態であったら、ここで(本名)は相当胸鳴らかせて、「決してアピールしすぎないように落ち着いて、他のファンとは違いますよ、わかってますよ僕は感を出して、それでもさりげなくアピールして・・・」などと自意識過剰なことを考えるところだが

2016-01-18 05:57:08
匠高岳 @takumikogaku

【承前⑤】 その時はなっんにも考えていなかったのである。そのまま、(本名)の番へ。目の前には目力の凄い松井珠理奈さんがいる。(さあ、ここからサイコパス・タイムですよ)。 「こんにちはーーー何も言うことがない!」 「何も言うことがない」は心中ではなしに、実際に口に出してしまった

2016-01-18 06:07:02
匠高岳 @takumikogaku

【承前⑥】 言葉である。 「なにそれーなんにもないのー」 と、それでも笑顔で返してくれる松井珠理奈さんを前に「すまねえ、すまねえ」と、これはこころで思いつつも、あっという間に時間は終わり、さらにひどい自己嫌悪に陥って(本名)は会場を後にしたという。

2016-01-18 06:12:38
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻②】 と、いう人格を分けなければ語れぬ悲しい話があったのである。しかし、今回は違う。およそ1年ぶりにーーあまりに奥二重の貴公子過ぎて国から自重を言い渡されているーーコンタクトレンズをつけ、格好も整えて、入り口を間違えることもなく、会場へと入ったのだ。

2016-01-18 06:19:22
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻③】 さっそくCD販売の列に並ぶ。今日は祭だ、くじの一枚ぐらい引いてみようじゃないか。鞄は空いていない。待ち時間に読んでいるのもタブレットに入れた「暗殺教室」だ。カントではない。周囲に目を向けることだってできる。カップルを見て「ちっ、リア充が」

2016-01-18 06:30:06
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻④】 と思うことだってできる!(※そこそこリア充のくせに他人を見てそう思うのが私の通常運転だ)さて、CDを買ってくじを引く。ここで当てなきゃ、記事が盛り上がらないぞ、と、気合いを入れて引く。高柳明音さんの握手券が当たる。正直確率がわからんから

2016-01-18 06:40:34
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻⑤】 ラッキーなのかどうか判断つかない。ちなみに私は永遠のにわかファンなのでほとんどのメンバーを知らない。が、高柳明音さんは最近入り浸っているSKEカフェで2回連続コースターで登場したので覚えていたのである。まあわずかながらに知っているひとでよかったよ。

2016-01-18 06:43:57
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻⑥】 まず高柳さんと握手してくる。無難に会話をこなす。かわいらしいし、何より目力が凄いなあ、さすがアイドルだなあと思う。さて本丸、真那様である。こっちも奥二重の目力でアピールしてやるぜ、と、自意識過剰なことを思う。うむ、通常運転だ。

2016-01-18 06:49:34
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻⑦】 しかしここで悲劇というか、喜劇が起こるのだ。いくら奥二重の貴公子でも、お子さまには敵わない。そう、私の前はかわいらしい幼な子だったのである。目の前でなされる温かな握手、その次のオッサ・・・成人男性って、明らかなグレードダウンだがね。

2016-01-18 06:55:02
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻⑧】 真那さまはよい意味で頑張ってる感がなくて自然体であり、それはそれでひとつの魅力であった。「玲奈ちゃんが消えちゃったというのがおもしろくて好きになりました」と、言ったところ、「そんなこと言ったっけ?」と返された。うむ、クールだけどビューティーだからいい

2016-01-18 07:00:07
匠高岳 @takumikogaku

【高丘、握手会に行くの巻⑨】 それとも何か所作を間違えたのであろう。世間知らずの僕にはよくあることだ。僕はよい気分で会場を後にし、帰りに本を買って帰った。通常運転の、よき休日であった。

2016-01-18 07:21:58