「I」と「YOU」の主人公。ワートリとヒロアカが描き出す主人公像の違い

日向 夏 @natyupo

このﾂｲ見たとき、なんかユーレカ！って感じしたんだけど、ヒロアカは「だいたいの人が能力としてはヒーローたる資格がある」世界なんですよね。精神性に関係なく「ヒーロの能力がほぼ無差別に与えられてしまった」世界 twitter.com/coda1225/statu…

Coda @coda1113

あのワンチャンダイブ発言許せないけど、削られるのも許せない。わかる。あの一言を言えてしまう子が「英雄」になれてしまう世界であることがヒロアカの社会の異様さ面白さであるわけで。

2015-12-24 18:25:25

日向 夏 @natyupo

でもその中で「他者の助けを求める声に呼応して動く」という「ヒーローの精神性」を見せたのが「能力的にはヒーローの資格を唯一与えられていなかった」デク君だった。ヒロアカ1話はデク君が死にかけていた己の中のヒーローが他者の助けを求める声に呼応して甦った1話であると同時に

日向 夏 @natyupo

「（能力的には飽和するほどヒーロー性を持った）人々の中にヒーローを見出せなくなっていた」オールマイトが再度「ヒーロー」に出会う回だった。そしてその「ヒーロー性」が実際に世界にアクセスできるようにする為にオールマイトはデク君を育てる事を決めた。

日向 夏 @natyupo

その「選ばれた」事が「他者の助けを求める声に呼応する」魂が「ヒーローである」事の肯定になってる。その「肯定」がおそらく「オールマイトが継承させた”個性”」よりもデク君にとっては重要だったし、その「肯定」が明確にヒロアカにおける「ヒーローの条件」を示唆してると思うんだ

日向 夏 @natyupo

ワートリでは「勝利」…といっても周囲に勝つのではなく「己が為すべきことをみつけ、選択できるか」という”克己”が重要だと感じるし、その「結果」が人をヒーローにすると描写されてると感じる。ヒロアカでは「利他性や他者との関わり」が「ヒーローを作っていく」最重要アイテムだと感じる