和歌山県教育委員会主催、『早期からの教育相談・支援体制構築事業における特別支援教育啓発セミナー』講師:中尾繁樹先生

散逸防止のためのまとめ。
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ばじる🐸人生半分忘れ物 @Basil1127

こういうのに来ました 。 中尾繁樹先生の講演があります #中尾先生講演会 pic.twitter.com/HJRs4A2eWM

2016-01-24 12:55:54
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前振りというか挨拶というかとにかく行政の偉い人の話が短くてポイント高い和歌山県教委ナイス #中尾先生講演会

2016-01-24 13:37:32
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「特別ではない特別支援教育・保育」というのがテーマ。"障害の有無にかかわらず"、すべての子どもたちのためにすべての教員が関わる教育 #中尾先生講演会

2016-01-24 13:40:27
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ベースは"安心して過ごせる学級集団づくり"。その上で、通常学級において授業デザインを組み立てるには特別支援教育と教科教育の融合が必要になる。そのためにはすべての教員が特別支援教育を理解する必要がある #中尾先生講演会

2016-01-24 13:44:52
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なぜ"障害児教育"でなく"特別支援教育"か?特別支援教育は障害児のためのものだけではない。普及定着によっていじめ・不登校を未然に防止することにも意義がある。事が起きてから慌てるのでは遅い。差別が起きてから人権教育をするのでは遅い #中尾先生講演会

2016-01-24 13:56:52
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たとえば、こだわりにおいて"障害"と"○○博士(のような特別な才能"を区別するものは何か。こだわりと呼ばなければ無意識で習慣的に続けていることは誰にでもないか。そうやって分けることにどのような意味があるか。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:07:10
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「身体を作る・脳を育てる」ということをより強く考えなければならない。国際的な研究で、現代人の前頭葉の働きは退化していることが判明している。前頭葉が行うべき作業をスマートフォンなどに長時間代行させていることがひとつの原因と考えられる。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:19:23
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今はうまく鉛筆を持てない子が多い。間違った持ち方をしている子の共通点は親指が内側に入っている、つまり母指球筋を使えていないということ。これは二足歩行以前の進化段階ということ。グリップを入れるといった対症療法的な対応では解決にならない。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:22:32
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神経学的徴候(neurological soft sign)を示す子が現代は圧倒的に多い。何が問題か、どうすればいいかを理解するためには特別支援教育の視点が絶対に重要。子どもを見る時には"発達"の視点が何より大切である。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:25:26
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一方では、保育や幼児教育の中で発達的にその年齢では無茶なことを要求する場合もある。できないことを叱ってやらせようとしてもできるようにはならない。まだ年齢相応の身体ができていない子に「ちゃんと座りなさい」などと言ってもどうすればいいかわからない #中尾先生講演会

2016-01-24 14:28:34
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「ちゃんとしなさい」といった曖昧な指示では具体的にどうすればいいかは伝わらない。指示の出し方に"伝わるような"工夫が必要。間接的な指示より直接的な指示、指差しや身体的援助などを的確に使い分ける必要がある。これも障害の有無には関係がない。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:33:16
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小学校における「教科書を出しなさい」という指示と中学校でのそれは異なる。子どもの状態がわからなければ適切な指導はできない。子どもたちが学習に取り組める(座れる、見られる、話を聞ける)ようになるための身体づくりから始めることが絶対に必要である。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:37:04
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学校の先生にとっても、発達段階を知り、0歳からのアセスメントができることが必要。たとえば就学前の年齢では ・スキップ、 ・ブランコの立ち漕ぎ ・人物画に服を描く ・しりとり、じゃんけんができる ・左右がわかる などが目安。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:40:43
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もうひとつ、睡眠リズムの問題も大きい。リズム形成が良くないと昼夜の生活リズムができにくく、就学後の不登校リスクのひとつとなる。乳幼児期から意識して整えることが大切。ここは保護者と母子保健行政の役割(学校教育で手が出せない領域)。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:43:47
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中尾先生は「自閉症の子育てを教えてください」という保護者には「自閉症の子育ては教えられません」と伝える。自閉症という子はいない。目の前の○○くんという子の子育てなら助言できる。学校の先生は目の前の子どもでなく「自閉症の子」を見ようとしていないか。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:46:11
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乳児期の運動発達については、遅れの面だけではなく"早すぎる発達"にも注目する必要がある。発達障害を持つ子については、特に定頸の早さが指摘されている。 #中尾先生講演会

2016-01-24 14:52:16
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就学前にチェックしておきたいこと ①運動・操作・姿勢 ・体の動き ・ぎこちなさ、手の器用さ ・書字の様子 など ②見る ・追視、注視 ・視覚的記憶 ・空間認識 など ③聞く ・聴力 ・聴覚的記憶 ・意味と意図の理解 ・音韻認識 など #中尾先生講演会

2016-01-24 15:01:19
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就学前にチェックしておきたいこと ④コミュニケーション(話す) ・発語の様子 ・声の大きさ ・語彙 ・発音の明瞭さ ・コミュニケーション ・状況に応じた会話 など ⑤対人・社会性 ・意図理解 ・想像力 ・自己統制力 など #中尾先生講演会

2016-01-24 15:04:14
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就学前にチェックしておきたいこと ⑥注意・衝動性 ・注意の持続 ・不注意、衝動性 ・自己統制力 など ⑦感覚の偏り ・感覚の過敏さ ・鈍感さ など #中尾先生講演会

2016-01-24 15:05:50
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発達的に左右の分化(代表的なのが利き手)は学年で言うと小3くらいに確立・完成する(理解はもっと早いが、脳の優位差がはっきり確立し、左右の役割分担ができ、バラバラな動きができるようになる)。指示が入らない、同じ失敗を繰り返す子には左右の分化が未発達な子が多い #中尾先生講演会

2016-01-24 15:11:41
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幼児期に必要なのは「運動の量」ではない。日常生活動作、コミュニケーションの基盤の育成、自己肯定感、運動の質、遊びの充実などが必要。最も肝心なのは「楽しく身体を動かせるかどうか」、そして「動きの多様化」。単一の動きを鍛錬しても効果は薄い。 #中尾先生講演会

2016-01-24 15:15:09
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最近の子どもたちの様子について。 ・鉛筆をうまく握れず力の加減ができない ・書字がうまくできない ・姿勢の崩れやすさ ・切り替えの悪さ ・話が聞けない 特に、身体や運動発達の未熟さを感じる状態が多く、立ったまま靴を履けない、階段を昇降できないなど。 #中尾先生講演会

2016-01-24 15:22:01
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これらの根底には身体の軸を作る遊びが減り、塾や習い事・テレビやゲームの影響などで全体的な運動量が減っていること、睡眠の不安定さが覚醒レベルを下げることで行動抑制や巧緻性に影響が出ることなどが考えられる #中尾先生講演会

2016-01-24 15:25:34
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子どもの問題は子ども自身の問題だけとは限らない。たとえば、前で話されていることがわからなかったら大人でも落ち着きがなくなり注意散漫になるだろう。単純に判断するのではなく、多様な視点が必要である #中尾先生講演会

2016-01-24 15:28:07