『ＡＥＲＡ』の「日本会議特集」の手続き的問題

塚田 穂高 @hotaka_tsukada

『AERA』2016年1月25日号（18日発売）に、青木理・宮下直之「安倍政権と「日本会議」」の記事。社会的認知を高める意義はあろうが、内容的にはおなじみの村上正邦・鈴木邦男・俵義文インタビューなどが主で、真新しさはほぼなかった。 pic.twitter.com/inWyQWVkA8

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国柱会が、『美しい日本の憲法をつくる国民の会』の代表委員の一人に就任する、という情報は、知らなかったので役に立った。

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気になったのは、記事中18頁に掲載の「日本会議の役員を代表者などが務める宗教団体」なる表。「日本会議のホームページから」と出典が明記されている。 pic.twitter.com/4Hg6d6czGx

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どうしてこういう書き方になるのか気になり、日本会議の役員名簿のページを見てみるが（nipponkaigi.org/about/yakuin）、「岩津天満宮」「霊友会」「国柱会」「キリストの幕屋」の文字はなく、サイト内検索でもひっかからない。示されている出典からこの表を作ることはできない。

塚田 穂高 @hotaka_tsukada

「岩津天満宮」は、日本会議顧問の服部貞弘・神道政治連盟常任顧問が同天満宮の名誉宮司であるようなのでよいとしても、「霊友会」「国柱会」「キリストの幕屋」については、なぜ「日本会議のホームページ」から「代表者など」が「役員」を務めていると記載できるのかわからない（むしろ知りたい）。

塚田 穂高 @hotaka_tsukada

日本会議関連の過去の論考等を見直したところ、菅野完さんのハーバー・ビジネス・オンラインでの連載【草の根保守の蠢動】の 第3回「日本会議に集まる宗教団体の面々」に目がとまった（hbol.jp/28320）。

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その中に、「日本会議への参加および日本会議内での活動が確認されている宗教団体一覧」という表がある（hbol.jp/28320/%e6%97%a…）。 当方には、『AERA』掲載の表は、ここから明確には宗教団体とは言えないオイスカとモラロジーと倫理研究所を除いたもののように見える。

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ことわっておくが、日本会議に関わっているとされる教団名がまちがっていると言っているのではない。 どうしてこういう書き方になるのか、という問題。「手続き軽視」でいいのかと。