人呼んで「石動先輩問題」
- pendulumknock
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素行不良でDQN気質の石動先輩を皆で寄ってたかって「ドS」だと誤解して、さらに自称「ドM」の太郎が付きまとって勝手に気持ち良くなってしまい、そんな彼を利用して男性恐怖症を克服しようとするが逆に引きづりこまれるのが嵐子で、彼らに本当に倒錯した辰吉が付き従ってるのが『えむえむっ!』。
2010-12-08 07:32:45辰吉が女装に自分とかけ離れたパーソナリティを見出してる間はまだいいのだろうと思う。彼がもしそのことに気づいてしまったらどうなるんだろうか。或いはもう気づいてるのに太郎の優しさに甘えてみてみぬふりをしてるんだろか。だとしたら太郎の優しさは人を傷つける無責任さがある。救われないなぁ。
2010-12-08 07:42:39えむえむをみていて辰吉の性癖はちょっと深みにはまりそうな危うさがあって頭一つ抜け出ている印象をうける。彼はなんともないかもしれないが将来ドツボに嵌る可能性も。嵐子はトラウマと異性への興味が混交してとても混乱しているし、太郎はその嵐子と石動先輩の間でどっちつかずの立ち位置をキープ。
2010-12-08 07:48:47それに比べると石動先輩は素行不良なだけで、ただ自意識過剰なだけの年相応の少女だから結構可愛いな。石動先輩の本当の扱い方は服従することよりもむしろコンプレックスを刺激してからかうことだと思うのだが。年相応のコミュ力が先輩にもついてくると、自嘲的にコンプレックスと向き合えるだろうし。
2010-12-08 07:56:08石動先輩が可愛いことには同意だけど、彼女が他人をどうこうできる器だとは思わないんだよなぁ。だって先輩がしようとしていることってそういうことでしょ。お世辞にも先輩は機転を利かして物凄く頭が回るタイプではないし年相応の女の子が背伸びしているだけにしかみえない。あ、そういうのがいいのか
2010-12-08 08:03:05えむえむみてると色々ひっかかりをおぼえるのだけど、そういいながら結構楽しくみていたりするw 原作ではこの辺り、実際どうなのだろうか。アニメがあれなだけなのかもしれないけど、なんとなくこういう原作なんだとも思ってる……
2010-12-08 08:12:52でも実際『えむえむっ!』のすれ違いの構図自体は面白いので、適切に回収する気があるんだったら入れ込みたいけど判断がつかないでいて迷ってる。原作読んでみるか否か
2010-12-08 08:17:25@italiajin 石動先輩がこだわってるのは「人を助けること」であって、太郎へのお仕置きに快楽覚えてるわけじゃないですよねー。行動のトンチキさも含めて自分を表現しきれてない感じが何となくします。
2010-12-08 08:19:10@pendulumknock そうなんですよ。表面上は太郎にお仕置きする「ドS」くらいに扱われてますけど、先輩の目的は大きすぎて彼女の器では分不相応だと思います。けれども太郎がそれをサポートできるスーパーキャラでは非ず、皆の抱えた問題を包括的に解決できるキーパーソンがいないなとw
2010-12-08 08:23:54石動先輩が「ドS」だと誤解されている構図は面白いんだけどまだあまり生かされていない印象。この構図が意味しているのはつまり彼女の理想・目的の阻害であるから誤解されているままだと彼女の目的に対して孤立無援にならざるを得ないパラドックスは注目に値する。でも特に意識されてないかもしれない
2010-12-08 08:28:35@italiajin 太郎が殴りこみに行った際に目的の一部を達成してるんですけど、あれは「運命」に助けられてる感じが強くて、逆に言うと神さまぐらいしか彼女をサポートできてないんですよね。自称「神」もその辺が起因なのかも…
2010-12-08 08:38:31@pendulumknock ああ、まさしくそういう感じですねw 今の彼女らの人間関係がそうした後のなぁなぁで繋がっているだけに過ぎないので、もし次に先輩の心の琴線に触れる「事件」に触れてしまったらそういった神通力に頼ないといけなくなってしまうので、彼女はまぁ孤独だなーと。
2010-12-08 08:41:37あと、石動先輩は第2ボランティア部(そういえば「第1」は出てこないんだろうか?)で唯一「先輩」なので、太郎と嵐子に部を残して独り卒業しなきゃいけないんだよねー。これを「逆あずにゃん問題」と…言わないw
2010-12-08 08:41:28どこまでも迂遠に核心を回避しつつ、上辺だけの問題解決に従事し、時に即物的なフェティッシュをちらつかせて無理矢理欲求を満たさせ回り道をするも、思わぬ形で核心をつくことでただ暗礁に乗り上げた問題構造を浮き彫りにしつつ、浅い掘り下げで一応の物語の解決をみるのがぼくのえむえむっ!の認識。
2010-12-22 00:38:01えむえむっ!の問題構造は解決したらそれで物語が終わってしまう類いの代物なので、問題の解決を回避する戦略は納得できるのだけど、えむえむっ!の物語を終わらせないための周到な引き伸ばし技術は非常に巧妙ですれすれのラインをなぞるのでちょっと評価されていいw 物語は正直面白くないんだけどw
2010-12-22 00:43:31えむえむの作者は素(天然)でやってるのか、計算でやってるのか本気で見分けがつかない所がいいw ぼくは計算だと思ってるけど、もしそうじゃないのだとしたらこの核心をそらす技術は素晴らしいな……普通物語書いてたらついもっと核心をつく解決へともっていくものなんじゃないかと思うのだが……
2010-12-22 00:50:32えむえむっ!の人間関係のパワーバランスってすごく絶妙なんだよな。全員が道化で、かつそれぞれが関心の向き先の人物に対して救う/救われるの力の適用関係を持っておらず、さらに一人でも核心をつくやつが現れるとフォローできるやつが不在な為に、即座に輪が乱れて関係が崩壊し得る綱渡り加減が凄い
2010-12-22 00:57:53だからえむえむっ!の物語ってみてる皆がこれは茶番だと思うくらいすごく表面的な解決策に打って出るのだけど、巧妙に核心に触れるのを回避しつつ、でも大局でみると少しずつ問題が解決に向かっていて、今日のお話では自分から行動を起こすしかなかった先輩が逆に後輩全員から承認されていて少し驚いた
2010-12-22 01:02:29えむえむの内容が好きか嫌いかに関わらず、こういう話の持って行きかたはライトノベルという媒体の上ではすごくうまいんじゃないかと個人的には思う。要は「引き伸ばす技術」なんだけど
2010-12-22 01:05:47